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なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

肺炎もあった

2025年05月11日 | 呼吸器疾患

 5月8日(木)の昼に救急外来を診ていた外科医(非常勤)から、回転性めまいで救急搬入された50歳代前半の女性を入院させたいと連絡が来た。

 昨年の8月から食欲不振・不眠・めまいで内科外来に通院していた。別の内科医が担当している。めまいは回転性と浮遊感があるらしい。睡眠薬2剤、抗うつ薬1剤、めまい薬1剤が処方されている。

 慢性のめまいがあり、それの増悪となるのかもしれない。単純なBPPVなどではないようだ。看護師さんが、家庭環境もちょっと問題があってといっていた。

 頭部MRIが行われていて、脳血管障害は認めなかった。時間の問題で出ないことあり、そもそも出ないこともあるので100%中枢性否定ではないが。

 

 3日間くらいほとんど食べていないという訴えがあったため、胸腹部の造影CTも行われていた。CTを見ると、右肺下肺野背側(S6)に肺炎像がある。

 発熱や咳・痰はないという。入院になるのでインフルエンザ・新型コロナの迅速検査も行ったが、陰性だった。白血球4800・CRP1.4と炎症反応はわずかな上昇だけだった。

 入院翌日に病室に行くと、入院した前日の夜から咳・痰がでるようになったという。抗菌薬(セフトリアキソン)を開始していたので発熱はなかった。

 肺炎のごく初期で、症状が出る前にめまいで搬入されて検査を行ったので発見されたという経緯になる。

 

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中年女性の (シロート)
2025-05-11 09:11:40
不定愁訴にスピロノラクトン25mgが効果的な症例をよく経験します。エストロゲン様作用を期待して。偏頭痛が消失した方もいました。脱毛が減り明るくなった方も。乳腺のハリで中止された方もいますが。
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