なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

緩やかな糖質制限食

2015年02月12日 | Weblog

 昨日、山田悟先生編著の「緩やかな糖質制限ハンドブック」を購入した。1日の糖質摂取量を70~130gにする。これなら実現可能と思われた。極端な糖質制限はかなり厳しいし、こだわり過ぎると食べるものがなくなってしまう。おいしく食べて体に良いのがいい。

 糖質(炭水化物)をたくさん摂るというのは、安上がりで手軽ではある。糖質制限にすると、食費がかかってしまう。しかし、米飯や麺を少な目にして、多種類の食事を楽しむようにしたい。

 外来は主に糖尿病を診ている。食事の糖質の比率を減らすことを勧めてはいるが、具体的な指導をどうするかがという問題がある。普通に栄養士さんに食事療法を依頼すると、カロリー制限食になってしまう。糖尿病の患者さん向けの、わかりやすいパンフレットがほしい。自分の外来のように高齢者中心だと、よほど簡単で分かりやすいものにしないと理解されない。「ごはんを半分にして、おかずはそのままか少し増やして」というのは、大雑把すぎて指導になっていない。

 30歳代女性(統合失調症で精神科病院通院中、ぽっちゃりタイプ)は、この前来た時に「うどんでダイエットしようと思う」と言っていたので、それはやめるようにと言った。ダイエットのイメージとしては、脂肪を避けて一見良さそうな糖質(米飯、そば)に、というのが一般的なようだ。

 自分は177cm・体重65KgのBMI20.7でやせる必要はないと思うが、より良い栄養バランスにしたい。高LDLコレステロールと高尿酸(足趾の関節炎、つまり痛風もあった)があり、リピトールとフェブリクを飲んでいる。亡くなった母親も太っていなかったが、両者が高かった。

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