8年前に、糖尿病性ケトアシドーシスで入院した19歳の男性は、ペットボトル症候群(ソフトドリンクケトーシス)だった。インスリンと生理食塩水の点滴を受けて、回復した。肥満があり、1型糖尿病ではなかった。退院後はインスリン自己注射で外来通院していた。血糖が低めで経過してインスリンは中止となり、血糖測定で経過をみていたが、そのうちに来なくなっていた。
その後、5年前から断続的に通院するようになったが、たまたま他の先生の外来になっていたので、通院しているのは知っていたが検査値をチェックしていなかった。今日担当医から相談を受けた。肥満は同じで、あまり自覚がないらしい。経口血糖降下剤3種でHbA1cが10~11%で推移している。インスリン注射を再開する予定という。教育入院は仕事で無理なようだ。家族に糖尿病の人はいなかったはずで、両親兄弟とは体型が違う。糖尿病専門医に紹介すべきなのかもしれない。