なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

老衰とした

2013年04月17日 | Weblog

 87歳男性が先月食欲不振と浮腫で入院していた。痩せて骨と皮になっていた。検査では、食事摂取低下による軽度の低蛋白血症があるが、それ以外は特にこれといった異常はなかった。入院後はある程度食べられて、浮腫も軽快していた。しかし。動く意欲もなく、実際に四肢の筋力が低下してスプーンをもつのがやっとだった。食べなくなったり、また食べたりを繰り返していた。一昨日から食欲が落ちて、昨日は食べなかった。また今日から点滴をしようかと思っていたところ、早朝から意識レベルが低下して呼吸も弱くなった。家族と相談したが、検査も治療も希望しなかった。そのまま3時間経過をみていると、呼吸が停止した。家族数人の前で死亡確認を行った。死因は老衰とした。

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