瀬谷市民の森で50cmぐらいの高さに黄色い花をつけているのが何株もあった。
オトギリソウ(オトギリソウ科)
何年か前にこの森でオトギリソウが咲いていたが、それ以来久しぶりに場所を変えて見ることができた。
花径は2cm弱、ビヨウヤナギやキンシバイより小さいが黄色い花にたくさんの雄しべがあるのは似ている。
子房から3本の花柱が長く伸びて先端が赤い。
対生する葉の裏を見ると油点(黒点)がいっぱい見える。
油点はサンショウの葉などにもあり、サンショウの葉を叩いて油点を破ると特有の香りがする。
花弁や萼には黒点というより黒線がはっきりと見える。
咲いているのか、トップのお写真でとてもよく分かりました。
花も思った以上に小さい… 森のこの場所では点々と咲いていますね。
葉っぱにはこんな油点が。山椒のように何か香りが出るのかしら??
検索してみると、これに含まれている成分を摂取して日光(紫外線)に当たると
皮膚炎などを起こすとありました。
確か以前病院でもらった鎮痛消炎剤の塗り薬や湿布薬に、日光に当たるなと
注意書きのあるものがあったのを思い出しました。
確かめようもありませんが、オトギリソウの薬効にも鎮痛がありますし、
同じ成分が使われている薬だったのかもしれませんねぇ。
この場所にオトギリソウは10株ぐらいはあったでしょうか。
小さな花の割に茎の背が高くなっていました。
市民の森でもほかの場所ンは咲いていないのが不思議です。
鎮痛消炎剤などに日光に当たるなと注意書きされたのがありましたか。
オトギリソウの薬効も同じ原理なのでしょうね。
昔は貴重な生薬だったようで秘伝を盗んだ弟を切ったのが名前の由来だそうで、
小さな花なのに話題が豊富です。