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ヤブレガサ(キク科)
先日ちょっと気が向いて秦野市の蓑毛あたりを歩いた。
蓑毛自然観察の森でモミジガサの芽生えやヤマルリソウやスミレなどを見た後、
大日如来のあたりから沢沿いの道に入り草花を探していると妙齢の女性に声をかけられた。
「この先の滝のそばでハナネコノメソウが咲いているらしいので一緒に行きませんか」
登り道もしっかり歩かれるので聞いてみると定年になってから百名山を達成したそうだ。
仲間の人たちと植物観察で歩いているらしく花に対する姿勢に「うら若さ」を感じた。
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目指す滝は髭僧の滝という名前だが二人とも行ったことがないので、
行き合った人に教えてもらってなんとかたどり着いた。
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たしかに滝のすぐそばの斜面にハナネコノメソウが群生していた。
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ハナネコノメソウ(ユキノシタ科)
しかし残念ながら時期が過ぎていて赤い葯の飛んだものがほとんどだった。
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かろうじて何輪か赤い葯のある花を見つけた。
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滝のあたりにはユリワサビ、ヤマルリソウ、それにヨゴレネコメソウなども咲いていた。
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ヨゴレネコノメソウ(ユキノシタ科)
ヨゴレネコノメソウも葯が赤い。
この後は大山方面に向かわず元の道を蓑毛まで引き返して女性と別れた。
懐かしい場所です。青葉若葉になったら行ってみようか・・・・・な!
大山に何回かいきましたが、ここからが最初行ったところです。
☆ ヤブレカサ 雨も降らずに 傘を差し
お互いいつものお仲間とは違う道連れ、また新鮮な視点も
おありだったでしょう。自然の植物たちという共通の話題は楽しいですね。
ヨゴレネコノメソウがあればハナネコノメソウあり。
たしかにハナネコノメソウは白い花に赤い葯で華がありますね。
可愛らしいですし。深窓のお姫様に野を駆ける野性味ある少女のイメージ?
でも、ヨゴレネコノメソウも綺麗ですね。
ここから大山への裏参道があるようですが今回は途中で引返しました。
ぜひまたお訪ねください。
妙齢と書きましたが私よりちょっと下ぐらい。
でも気持ちや振る舞いが若いのと植物にも詳しいので気分よく歩けました。
同じネコノメソウで花と汚れじゃずいぶん差がありますが、どちらも個性があり素敵な花です。
お姫様と野生の少女ですか。なるほどそうかもしれませんね。