花や赤トンボや蝶を観察しながら、1929mの鉢伏山頂へ向かう。
もやの向こうになにか見たことがありそうな山が見える。
たぶん、学生時代に行ったことのある美ヶ原だろう。
歩く道から草花たちの中へは入らないので、道に近いところの花を見ることになる。
ハクサンフウロやイタドリ、アキノキリンソウは多く見かけた。
ハクサンフウロ(フウロソウ科)
先生の話だと、昔に比べて土が乾いている。
そのせいか、花の数がかなり少なくなっているそうだ。
イタドリ(タデ科)
イタドリは白い花と赤い花の両方を見たが、この写真はすでに実をつけている。
イブキトラノオ(タデ科)
タデ科としてはママコノシリヌグイも咲いていた。
ウメバチソウ(ユキノシタ科)
なにげなく撮ったが帰って見ると花弁もシベも面白い。
5本のオシベはメシベの柱頭を抱いているが、
1日に1本ずつ立ち上がって花粉を出す。
そのほかに仮オシベがあって、細く分かれた先端に腺体がある。
分かりにくい写真が残念なので、ちょっと加工してみた。
鉢伏山頂について塩尻市街や諏訪湖を眺めていると、
遅れてきた女性の両足がハンカチでくるまれている。
どうしたのかと聞くと、靴底がはがれたのだと言う。
少し前に同じような例をブログで読んだことがあるが、身近に見てしまった。
しかも両足同時とは。
マツムシソウ(マツムシソウ科)
キク科の花のように筒状花と舌状花からなるが、
舌状花のほうは唇弁になっていて下唇が3裂しているのが面白い。
タチコゴメグサ(ゴマノハグサ科)
とても小さく、コゴメと呼ばれるのが納得できる。
下の唇弁に黄色い斑紋が入っている。
ほかにもいくつかゴマノハグサの仲間が咲いていた。
ルリトラノオ(ゴマノハグサ科)
クガイソウにちょっと似ている。
シオガマギク(ゴマノハグサ科) 塩竃菊
葉の形が菊に似ているが、菊の仲間ではない。
浜で海水を煮る塩竃は『浜で美しい』」ということから「葉まで美しい」にかけて
「塩竃菊」の名がついたという。
茎のあちこち何段かに巴に近い形の花をつける。
トモエシオガマ(ゴマノハグサ科) 巴塩竃
トモエシオガマはシオガマギクの変種で、
茎の先端だけに巴状に花をつける。
ほかにもユウスゲやヨツバヒヨドリなども咲いていた。
帰り道、諏訪大社にお参りし名物の塩羊羹を買って帰った。
でいだらぼっちの足跡が諏訪湖らしいです。
高ボッチと鉢伏山は高山植物の宝庫ですね。
じっくり見て回ったら、何日居ても飽きないそうです。
おーちゃんも、これもこれも…ってお忙しいことだったでしょう。
毎週のように出かけておられるお友だちの高ボッチのHPです。
http://www.geocities.jp/thmt77/
靴底はがれの件、NZの旅のときに、同じツアーの人がやられて、ガイドさんのガムテープで応急処置してました。
山登りする人にはガムテープは便利品みたいですね。
花はどれも好きですが、自己主張の強い、色鮮やかな栽培種よりも、人知れず咲く野の花、高原の花が良いですねぇ
今年はマツムシソウを見られませんでした。
ウメバチソウ、我が家でも咲かせておりましたが、今年は絶えてしまった様、5本のオシベが1日1本立ち上がって・・・!良い事を教わりました。
素敵な高ボッチ行きでしたね!
良い運動と、美味しい空気でリフレッシュ出来たでしょうか。
マツムシソウ。
面白いですね。ヒラヒラが芸術的です(笑)。
両方の靴底が同時に!珍しいというか
やっぱり高原の花たちですね。どれもみな高山植物らしい魅力に
あふれていると感じました。
野に咲く花の美しさはいちばんですね。
ウメバチソウの面白い姿にも目を奪われました(^^)
この日は諏訪湖が少しかすんで見えました。
花をゆっくり見るには団体でないほうがよかったかもしれません。今回は山野草を駆け足で見ましたが、それなりに有意義でした。
いいHPですね。ありがとうございました。
靴底はがれは結構あるのですね。今回もガムテープじゃないけれど幅広テープで応急処置しました。
高原を歩きながら目に入ってくる花は、どれも魅力がいっぱいです。
初めて見る花がほとんどで、ポイントを押さえた撮り方が出来ませんでした。
マツムシソウは、またどこかで撮ってみたい花です。
今後出かける前には、靴底をチェックするようにします。
8月はじめには草競馬も行われたそうですね。来年は行って見たいです。
塩羊羹は美味しかったです。
ウメバチソウやハナイカリも予備知識があれば、もう少し違った撮り方ができたかもしれません。これから数多く山歩きしたいと思います。
ウメバチソウは雄しべが一日一本づつ立つのですか...山にありそうで、中々見られないお花です。
私も過去に一枚しか写真を撮っていません。
ルリトラノオの色が綺麗ですね
登山靴の底が剥がれるトラブルは、マイブログでも以前UPしましたが、3月に幕山で友人が見舞われました。5分違いで左右一緒にやられましたね。
ゴムの劣性化が原因との事、靴底にひび割れが出だしたら要注意だそうです。でも彼女は2回目だったので、充分に注意していたそうですが、分からなかったとの事
それ以来、我々はビニールテープは必ず持っていくようにしています。
草花が減ってきているのが残念ですね。
昔、長野へ林道で山越えした時に図鑑でしか観た事のない山野草に会えた事を思い出しました。自然観察のグループが近くに有ったら参加したいです。
これだけな写真を正確に撮るのは大変でしょう。
私もときどき山行しますが、花を撮る、列から遅れる、追いかける、花を撮る、列から遅れる、追いかけるで苦労します。どちらかと言うと目的が山登りなので、しかも人数が少々多いので・・・・・・。
今回のハイキング
沢山の花、そして〆が諏訪大社、メデタシメデタシでした。
しょうか?
涼しそうですね。
やはり野草にくわしいですねえ。
マツムシソウは、かわいいですね。
西洋マツムシソウ(スカピオザ)と同じ
ものだと思っていましたが、花びらも
ちょっと違うようですね。
花はすっかり秋の気配になっていますね。信州の高原はいっぺんにいろんな花を見ることが出来ていいですね。こちらだったら何度も通わなくてはいけません。
ウメバチソウがもう咲いているのですね。くるんと茎を巻いた葉っぱがいいですね。シオガマギクも葉っぱがキレイですよね。
ただルリトラノオはどうでしょう。確か伊吹山の特産種のはずなのですが。
マツムシソウ、高山植物として何度か他のブログで拝見しましたが、舌状花の下唇が3裂していると詳しく書いてくださったので、なるほどと確認できました。ぼーっと眺めているだけでは気づきませんでした。
高ボッチ高原、初めて知りましたが、以前からそんな名前が付いていたのですか。面白い名前ですね。
掲載商材は 捜す必要なし 花からやってくる感じでした!!!!!
又 遊びに 来ます.
その事例から
ご婦人の靴とハンカチ物語は信州でしかもイタドリの花が咲いていたという嘘のような本当の話ですね。
今回の靴底のはがれたのを見てすぐに、naoママさんの記事が頭に浮かびました。
たしかにテープが必携だと思いました。
ぜひお近くの自然観察グループに参加して、無理のない山歩きをしてくださいね。
私はどちらかというと、先頭を歩く、花を撮る、後ろからせかされる、歩くの繰り返しです。
雨に降られず怪我人も出なかったのでメデタシメデタシでした。
立ち止まると風が気持ち良かったです。
セイヨウマツムシソウも花全体の感じはよく似ていますね。
ルリトラノオのご指摘ありがとうございます。調べると伊吹山の特産のようですね。
これは高ボッチの自然観察センターの近くに咲いていて、プレートにルリトラノオと書いてありました。伊吹山のことを知っていればセンターで聞けば良かったと思います。
また研究してみます。
このはがれた方の靴もちゃんとしたトレッキングシューズでした。同様の事例は良くあるそうで、応急修理の用意はしたほうがよさそうです。
ボッチは巨人伝説の主人公で京都の山を信濃に移そうと背負ってきて、腰を下ろした山が高ボッチ山で立ち上がるときに踏ん張った足跡が諏訪湖だとか。
ここの花も昔よりずいぶん減ったそうです。
もう少し早い季節にも行ってみたいと思いました。
靴底ははがれたけれど、転ぶことなく靴擦れもできなかったようで、イタドリのお世話にならずにすみました。
たくさん咲いてましたね~
知らない花もたくさん!
ウメバチソウは我が家にもあるんですよ。
日陰に置いておいたのにこの猛暑です。
葉っぱがかなり傷み、さぁ。。。咲くかどうかビミョ~です。
散歩に出る時間を チョッピリ遅らして
写真を見ています。
散歩道にも 色んな野草が あるのでしょうが
園芸品みたいに 人目を引くものも ありませんので
気付きません。
話に参加できずに 寂しいのですが
散歩をしているので 野草の香りも感じるのかなと
自分勝手に決め付けています。
一時間 行ってきます。
ウメバチソウも高温はつらいのでしょうか。がんばって咲いてくれるといいですね。
もう散歩からお帰りになったころでしょうか。
まだ高原を数時間歩ける足が有難いことで、下手な写真でも野草の香りを感じていただけてうれしいです。
今日からは、近所の野草や花に戻ります。
参考にさせていただきます。
高ボッチ高原は野草の宝庫とか、、、
入笠山も素晴らしいそうですね。
地図で位置を確認しました~♪
明日からの蓼科はいつもの・・・ロープウェイ、ゴンドラで
ハイキング程度なんですよ~♪
お天気はまあまあのようです。行ってきます♪
山に登った時、高山植物の名前を知っている人はまさにスターです。
増して男性が少なかったようで、その意味でもスターだったかも・・。(笑)
先生ととおっしゃっているので、皆さん、花がお好きな方達のグループだったのようですね。
素敵な高山植物の紹介ありがとうございます。
糊だけで付けられている靴の底は、履かない方が取れやすいそうです。
日々履いている場合は、取れるのもまちまちだそうですが、放置して履かなかった場合は急に激しい履き方で同時に取れる事が多いそうです。
きっと、あまり頻繁に履かずしまわれていた靴なのかも知れませんね。
痛んだ靴での山歩き、挫いたり怪我をする事が多いので、なにも無く良かったです。
「塩竃菊」の話し始めて聞き楽しませて頂きました。
イタドリの花はまだ蕾のようでした。
蓼科もいろんな花が見られそうですね。楽しい山歩きをしてきてください。
なるほど長い間かからなかったストレスが急に加わることではがれるのですね。
山へ行かなくても近所のウオーキングなどで、ときどき履いておくのも必要でしょうか。足と靴をなじませることにも役立ちそうです。
アドバイスありがとうございました。
我が家の近所にないかと探しているのですが、見つかりません。
それにしても花の名前には感心します。私にはとてもできないことです。
いつもパソコンは持ち歩いていますので、分からないときはおーちゃんのページを広げます。
初めて見るものばかりなので、花の名前は教えてもらったり調べたりでようやっと入れています。