高峰高原の林道の擁壁の上、目の高さにピンク色の花の群生があった。
イブキジャコウソウ(シソ科)
ジャコウソウは草本だが、イブキジャコウソウは木本で、花の見た目も違う。
木と言っても高さ10cmぐらいで地表を這うように広がっている。
ウラギンヒョウモンなどのチョウもやってくる。
よく見かけたイブキジャコウソウと違って、この白い小さな花は見落としそうになった。
オオヤマフスマ(ナデシコ科)
とりあえず撮って、家で調べたらオオヤマフスマらしい。
両性花と雌花があるというが、観察できるほど花がなかった。
家の近所の市民の森でしばらく前に咲いていた黄色い花。
オトギリソウ(オトギリソウ科)
オトギリソウは池の平湿原の外周の尾根道でよく見かけた。
イワシャジン(キキョウ科)
ツリガネニンジンやその仲間のイワシャジンが同じぐらい咲いていた。
もしかしたらヒメシャジンも混じっていたかもしれないが、しっかり確認はできなかった。
イワインチン(キク科) イワヨモギ
岩つながりのイワインチンは1カ所だけで見た。
湯の丸山山頂付近には群生地があるそうだ。
日本のタイムとも言われるハーブですね。
西洋産のタイムしか会ったことがないのですが、ぜひ会ってみたい
植物のひとつです。
オオヤマフスマというナデシコ科の植物は初めて知りましたが、
名前を眺めていて、同じくナデシコ科のノミノフスマを思い出しました。
イワインチンというのも初めて知る名前で、ちょっと検索してみました。
名前の由来がややこしく紛らわしいようですね。
深い切れ込みのある葉がこんもり茂った先端に黄色の花がかたまって咲く様子は
特徴的に感じました。日本固有種なのですね。
イブキジャコウソウは小さい花ですが、シソ科の花らしい雰囲気があります。
前に小石川植物園で見たような記憶がありますが、
やはり高原で見ると野趣もあり良いものです。
オオヤマフスマやイワインチンは滅多に見ない花なので、すぐには名前も分かりませんでした。
いつか知ったうえでゆっくりと撮りたい花たちです。