東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

談笑しながら糸紡ぎや織物

2019年01月14日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 去年の秋から毎月、第2曜日と第4土曜日の午後に集まって綿繰り,糸紡ぎ,織物などをしています。前回は主に棉繰りをしたので、今回は糸紡ぎと織物をしました。とは言え、楽しい皆さんが集まれば、最初は雑談やおつまみから始まりました。談笑前、1名の方に新しいカーダーをお渡ししました。しばらく談笑後、前回綿繰りした綿をカーダーでほぐしました。そして、糸紡ぎを始めました。

          各自思い思いに、糸紡ぎしたり織物をする


 糸紡ぎの練習を始めるまえに、私の方からカーダーでの綿のほぐし方を説明しました。丁寧にほぐすことや、ほぐしている時に手間ですがゴミやだまを取っておくことなどを説明しました。そうしないと、均一で細い糸ができにくいのです。ほぐしたあと、私のやり方なのですが綿を棒状にくるくる巻きます。糸紡ぎしている時、この棒状になった綿から細い糸をするすると引くのです。

 カーダーで綿をほぐす   小さなゴミを取り除く   綿を細い棒状に巻く
  

 そして、糸車を回しながら糸を紡ぎます。私は2年位前に糸紡ぎを始めましたが、最初その要領がさっぱり分かりませんでした。うまく言葉では表せませんが、綿から糸を引き出すことがポイントです。ゆっくりと糸車を回しながら、そっと摘まんだ綿から撚られた糸が引き出されるように引くのです。そして、50cm位引き出すと巻き取ります。これを体得すれば容易に糸紡ぎできるようになります。江戸や明治の頃、農家の子供(主に女の子)は親の元で何年もかけて学んだのではないかと思います。

 撚られながら綿から糸を引き出す     一定の長さに糸を引くと巻き取る
 

 糸紡ぎしている途中、糸車の糸が滑ることがあります。そんな時は、ワックス(主成分:松やに)を糸に薄く塗りつけます。何mかの長さに糸が紡げると玉のように丸めます。最初は誰も素人です。糸が太くなったり、だまになったり、切れたりします。それでも練習すれば綺麗な糸を紡げるようになります。練習は裏切りません。なお、藍染めのお話も皆さんにしました。糸紡ぎや織物ばかりでは飽きてしまいます。時々、畑で綿や藍などの種まきや世話をしたり、生葉藍染めや絞り染めなどをしようと思います。今回麦踏みをしようと思いましたが、朝の雨で中止しました。

  糸車の糸にワックス   紡いだ糸を丸める    藍染め(絞り染めなど)
  


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