東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田布施町 猫の宿 T邸を訪ねて(1/2)

2014年12月01日 | ふるさと

 29日午前、猫の宿 T邸を訪ねました。T邸を知ったのは5月のことです。私が麻郷ウォーキングのための調査をしている時に偶然トチの木を発見した時でした。そのトチの由来を聞きたくて一番近いの家に入りました。それがT邸で、ちょうどその時おられたのがTさんでした。その後、下見本番ウォーキングでT邸を訪れ、今回は4度目の訪問です。
 Tさんのお父さんは、私が小学生時代の校長先生でした。私が、小学校を卒業するときに定年を迎えられたのです。また、私にとって面白い逸話がある印象深い先生でした。その恩師の家が今回訪問したT邸なのです。

       T邸への道案内板                T邸到着と同時に記名
 

 今回、T邸のイベントを訪ねたのは私と女性陣3人です。最初Toさんの実家に集まり、Taさんの車に乗ってT邸に向かいました。雨だった昨日とうって変って快晴でした。紅葉がとても鮮やかでした。T邸前の駐車場には一台も車が無く、私達が一番乗りのようでした。記名を済ませると、さっそく各展示物を鑑賞しました。猫ちゃん達は人見知りしたのか、一匹だけが可愛くじゃれていました。

      室内の展示物に目を見はる              見事な手作り品に感心
 

 女性陣は感嘆の声を上げながら、素敵な手作り展示物を鑑賞していました。そして、作った人達やお世話をしている方々と輪になっておしゃべりしていました。展示物を手に取りながら物色しつつ談笑していました。私は遠巻きに彼女達の声を聴いていました。

                女性達は輪になり、展示物を手に取りつつ談笑


 私は女性陣の雰囲気にのまれて手甲(てっこう)を買ってしまいました。農作業するときは普段軍手を使っています。しかし、素手でも作業したい時、手甲はとても役に立ちます。私の祖母が白い手甲をはめて、山の下刈りなどの農作業をしていたのを覚えています。今回購入した手甲を実際の農作業に使ってみたいと思います。使うのをためらうような綺麗な布地で作られた手甲です。

      私が購入した手甲                縁側に座って庭を楽しむ
 

 一通り観賞や買物が済むと、縁側に座って珈琲,お菓子,そして手作りピザを楽しみました。庭をめでていると、写真機を持ったKさん,人形を展示しているTuさんなど、知人が次々にやって来ました。名前を知らない人達も、どこかで出会った人ばかりです。家の屋根越しに紅く染まったモミジを鑑賞しつつ話題が次々に広がりました。昔は普通にあった暖かい日だまりの縁側は今や贅沢品なのでしょう。我家の猫ちゃんも日だまりのぬくもりが大好きです。

           昼が近づくにつれ、人が溢れんばかりに多くなったT邸


 縁側での珈琲などを楽しんだ後、展示された作品をもう一度鑑賞しました。面白いと思ったのは、竹で作られた虫などの小物です。私も子供の頃、このような小物を作ったことがあります。子供の頃から刃物を使って作っていたからこそ、この作品をより深く楽しめたのではないかと思います。
 発明クラブで10月、竹トンボを作りました。しかし、普段刃物使ったことが無い子供達には少しばかりハードルが高かったようてす。安全の名目で刃物を使うことが禁止されたり、テレビゲームに代表される室内遊び多くなった環境が主因のように思います。私が子供の頃は、鎌などを使って稲刈りなどの農作業を手伝うことは当たり前でした。時に指や手に血を流すような経験を積み重ねながら刃物を使っていました。刃物を使うことは、指先の繊細な感覚を研ぎ澄まします。これまで精巧な物作りで成長してきた日本、子供達の未来を心配し過ぎでしょうか。

      竹で作られた虫小物                クリスマスにちなんだ木製品
 


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