東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

東京 六本木ヒルズにて息子の披露宴

2019年03月31日 | 家族関連



 3月中旬に息子の披露宴がありました。この披露宴で息子の結婚に関わる一通りの行事が全て終わりました。ほっとしています。思えば、4月に家内の還暦祝いで初めてお嫁さんに会い6月にお嫁さんのご両親に初対面したり、1月にグアムでの結婚式に出席したり、そして今回の披露宴です。今の時代の結婚は、とても期間が長いようです。我々が結婚した頃と雲泥の差です。戸惑うばかりです。

        勢ぞろいした私や家内の親族、そして息子とお嫁さん


 今の時代、なかなか結婚しない方が多いようです。その理由を考えると、昔と比較にならないような高いハードルがあるように思いました。一番の理由は、恋愛でしか二人が出会うチャンスが無くなったからではないかと思います。私が結婚した頃、まだまだお見合いありました。私も釣書を書いたような記憶があります。仲人さんは、その釣書と釣り合うような相手を紹介していたように思います。出会いのチャンスを自分で探さなくても仲人さん探してくれたのです。独身の頃でしたが、仲人をしている方に品物を届けた時、何十人もの釣書やお見合い写真を見せていただいたことがありました。なぜお見合い制度が消えてしまったのでしょうか。それなりに役に立った民俗習慣ではなかったかと思います。

  披露宴の受け付け     ビデオで結婚式鑑賞     新郎新婦入場
  

 さて、今の時代の結婚を知って驚くことばかりです。単に私が時代遅れなのかも知れませんが。まずは二人が知り合う(知り合うことのハードルが高いとか)と半年程度同棲するそうです。それは情熱にまかせて結婚してしまった後に後悔して離婚することを避けるためだとか。つまり、離婚と言う傷を戸籍に残さないためだそうです。そして、いよいよ結婚を決めると両親とのご対面となります。そして結婚式です。ただ結婚式はセレモニーのようです。結婚式後に結婚届けをして晴れて公的な結婚となります。その公的な結婚届けを高らかに宣言して公開するのが披露宴のようです。

      新郎側の親戚             新婦側の親戚
 

 息子などから話を聞いていると、結婚に関して昔とそんなに変わっていないことが一つあるようです。それは、新郎からみて新婦として年齢の若い女性を好むこと、新婦側からみてちゃんと収入がある男性を好んでいるとか。何故なのか分かるような気がしますが、そのポイントは昔とそう変わっていないようです。
 しかし今、働く女性が増えて相対的に適齢年が上がりました。そして、経済が思わしくなく男性の収入がそれほどでもなくなりました。そんな時代背景があるため、結婚しない人が増えている理由が分かるような気がします。

  新郎への親友の言葉     ケーキカット       新郎と家内
  

 ところで、ある放送で結婚しない理由に面白い説がありました。それは「世代全体が長生きするようになると、子孫を残す必要性が減る。」と言うような説です。飢饉や戦争で寿命が短くなると、子孫を残したくなる圧力が自然に出るそうです。確かに、寿命が短かった江戸や明治時代、子だくさんが多かったです。一方、今は長寿で少子高齢化が進行中です。結婚することつまり子孫を残すことは、個人個人が自由に選択しているようで実は、人智を越えた何かが働いているのでしょうか。

新郎新婦の子供時代を振り返る動画鑑賞      着替えた新郎新婦
 

 さて、高所恐怖症の私は六本木ヒルズの51階はとんでもなく高い場所です。東日本大震災をビル内で経験した私としては、地震などでビルが揺れなかったのは幸いでした。ところで、披露宴はつつがなく進行して、最後に新婦によるピアノ伴奏で新婦のお爺さんによる独唱「乾杯」がありました。なかなかの感動でした。披露宴の最後に、両家を代表して私は来場者の方々に謝辞を述べました。息子夫婦ともども今後ともよろしくお願い致します。

 新婦によるピアノ伴奏  「乾杯」を独唱する祖父   来場された方々への謝辞
  


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