東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

瑞穂農芸高校生の田植えと代かき他

2007年06月16日 | 農業体験

 とても良い天気の中、瑞穂農芸高校の生徒二人と田植えなどの作業をしました。最初、育苗していた箱苗を隣の田んぼへ一時的に移動しました。今までは鳥などに食べられないように箱苗に網をかけていましたが、網を取っての移動です。箱苗で育苗した苗は、緑のじゅうたんのように成長していました。

                箱苗を覆う防鳥用の網を取って移動


 続いてトンボと呼ばれるレーキで、昨日耕運機で代かきした田んぼを平らに均します。田んぼは微妙に高低差があります。高いところは水面から土が出ています。低いところは水面下になっています。高いところの土をトンボをつかって、低いところ押し出すようにして移動します。腰を低くして力強く押すため結構疲れます。しばらく作業していると汗が出てきます。高低差が無くなると、田んぼ全体が水面で薄く覆われるようになります。

   高い所の土を低い所へ押し出す   均すと田んぼ全体が水面で被覆
 

 代かきが終了するといよいよ田植えです。最初、田んぼ内側の長辺一列に苗を30cm間隔で移植します。そして、その長辺に直角になるような列に苗を30cm間隔で次々に植えていきます。このようにして苗を植えていくと、田んぼ全体に苗が30cmX30cm間隔で均等に移植されます。

         田んぼの長辺に直角になるように苗を次々と移植


 田植えが終わると休憩を含めて昼食です。組み立て式のテーブルを田んぼ脇の木陰に置きました。木陰にそよぐ風の気持ち良いこと。歓談しながらの楽しいひと時です。近くで里山農業クラブの方達がバーベキューをしていて、その団体の知っている方からたこ焼き,天ぷら,ソバを差し入れていただきました。箸がなかったので近くに生えていた笹を切って代用しました。高校生にはたこ焼きが一番美味しかったようで全部食べました。残ったソバと天ぷらは、私が家に持ち帰り夕食にしました。     

       差し入れのたこ焼き,ソバ,天ぷらを食べる。箸は笹で代用


 休憩が終わると彼女達に18日の小学生達の田植えの準備を手伝ってもらいました。田んぼ3面それぞれに、目印となる苗を3列植えました。このころになると、直射日光で田んぼの水がほかほかに温められていました。

    小学生の田植え準備          目印用の苗を30cm間隔で移植
 

 小学生の田植え準備が終わると今日の田植えは終了です。田植えした田んぼの真ん中の畦を通って、近くの小川に足を洗いに行きます。きれいに代かきされて水面が光る田んぼや田植えした田んぼを上から見下ろすととてもきれいです。

       足を洗うため田んぼの真ん中を通って小川に向かう


 今日の田植えや代かきなどの体験、ご苦労様でした。足を洗って着替えると元の高校生姿に戻ります。全国的に田植えをしたり代かきなどを体験する高校生はまれだと思います。とくに、機械化されていない田んぼで、昔ながらの手作りでお米を作る体験をする高校生はきわめて珍しいと思います。

     高校生姿に戻った彼女達、どんな大人になるか期待十分


 高校生が田植えをしている間、ある農家から耕運機をいただきました。納屋に数年間使われないまま保管されていた耕運機です。今後使わないとのことでいただくことになりました。ほこりをかぶりとても古い型式の耕運機ですが、エンジンは快調に動きます。暇な時間にどのように使えるか調査しつつ調整しようと思っています。

              いただいたふるい型式の耕運機

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