東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

和綿発芽するものの、洋綿の発芽思わしくなく

2017年05月19日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 5月初めから次々に綿の種を蒔いていますが、発芽状況に差が出ています。和綿はほとんどすべて発芽しました。また、綿ではないのですが、紅花も発芽して次の葉が次々に展開し始めました。しかし、洋綿が思わしくありません。

     次の葉が出始めた和綿         色が良く元気な紅花
 

 洋綿の発芽状況を調査してみました。発芽しない原因は二つあるようです。一つ目の原因は、土がとても硬いため芽が上に出ることができないことです。実際、土のわずかな隙間に芽が出かけた綿がありました。二つ目の原因ですが、畑を掘ってみると種が腐っていました。種が古いのか発芽力が弱いようです。50株位種まきしましたが、10株しか発芽していませんでした。

   窮屈そうな芽       上の土を取り除く     腐ってしまった種
  

 綿に限らないのですが、2年以上経った種は種まきしても発芽率が悪いようです。また、硬く粘土質な畑は綿の栽培には向かないようです。苗を作って植えた方が良いようです。来年は育苗して植えようと思います。同時期に、育苗して植えた藍や紅花は同じ畑で元気に育っています。

           何とか発芽した洋綿、周りに施肥


 洋綿は今年は収穫があまり見込めません。そのため、いただいた残りの和綿をすべて蒔くことにしました。先日1列ほど和綿の種をまいて、その隣に紅花の種を蒔きました。さらに、その隣に2列和綿の種を蒔きました。今年は試しの綿の種まきです。来年は今年の教訓を生かして種まきをしようと思います。

             紅花の隣2列に和綿の種まき


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 毎日のように、絹さやエンド... | トップ | かせくり器に掛けた糸を巻き取り »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
発芽率 (田布施の住人)
2017-05-24 18:55:20
こんにちは。こちらも洋綿の発芽率は思わしくありませんでした。ポットでの育苗がめんどくさかったので直播きしたら、昨年の種でも発芽率は60%程度でした。一昨年の種を5日間吸水させてみたら、発根率は55%でした。吸水処理→ポット育苗→移植、もしくは吸水処理→播種がより確実なのかもしれません。
ベニバナは3月下旬に直播きし、問題なく発芽して現在草丈20~30cmですが成長にかなりのムラがあります。花芽部分に虫がついてやっかいなことになりそうです。
返信する
コメントありがとうございます。 (東京里山農業日誌)
2017-05-30 21:09:09
洋綿の発芽率が悪いのは、
日本の風土に合わないからでしょうか?
今年、洋綿はもっぱら種取り用に育てようかと思っています。
種まき前に給水するか、
育苗するのが良いようですね。

その点、緑綿はとても元気に発芽しています。
野生に近いのでしょうか。
また、子葉の淵が赤いのが特徴のようですね。

今年はもっぱら和綿を収穫することになりそうです。

なお、紅花は害虫にはやられておらず、
今のところ元気に育っています。

綿も紅花も草取りがこれから大変になりそうです。

※紡錘車、一度焼いてから釉を塗って、
もう一度焼いてみようと思っています。
返信する

コメントを投稿

綿栽培,糸つむぎ,織り,染色」カテゴリの最新記事