東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

真空管式レシーバー TRIO W-38(FM/AMチューナ付きプリメインアンプ)の修理(4/4)

2016年09月30日 | 古ラジオ修理工房

 故障したブロックコンデンサは、40μF(耐圧250V)が3個内包されていました。今更秋葉原に行くのは時間と費用の関係でとても無理です。そこで、インターネットの通信販売で探しました。しかし、同じ規格のブロックコンデンサはありませんでした。そこで、100μF(耐圧500V)の電解コンデンサを3個購入することにしました。

         故障したブロックコンデンサを取り外したシャーシの穴


 今の通信販売は手数料などが少々高いのですが、届くのがとても早くて助かります。しかも、近くのコンビニで受け取れるのです。購入契約して2日目には、そのコンデンサが届きました。早速修理を開始しました。まずは、故障したブロックコンデンサを固定するアルミの輪を外しました。そして、その輪に、届いた電解コンデンサ3個をはめ込みました。

 固定するアルミ輪を外す  輪にコンデンサ3個をはめる   シャーシに取り付け
  

 次に、故障したブロックコンデンサが元々あったシャシーの穴に、電解コンデンサ3個を取り付けました。そして、絵を描いて記録していた配線図に従って、線を元のように半田付けしました。これで、平滑用ブロックコンデンサの修理は終わりです。

       絵を描いて記録していた配線図に従い、線を元の位置に半田付け
          三角はマイナス(アース)端子、〇はブラス端子
     


 次は修理が完了したことの確認のため、100V電源を入れた後の電解コンデンサのマイナス(アース)端子とブラス端子の電圧を測定しました。すると、三つの端子はどれも約230Vでした。その後、3時間程度電源をつけっばしにしてFM放送を聴きました。特に異常はありませんでしたので、修理は成功のようです。ただ、ボリュームを回転するときのガリガリ音や微妙に音質が良くありません。今後は部品交換や調整が必要ではないかと思います。とにかく、展示会に間に合って良かった。やれやれ!

  修理箇所の電圧を測定    裏蓋をネジ止め     修理完了のレシーバ
  


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