東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

草木染め植物の栽培や種まき

2022年05月13日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 今年も草木染めをしようと、何種類かの有用植物を栽培しています。毎年多く栽培しているのは藍です。もう少し経てば畑に苗を植え付けしようと思います。一番育っているのは紅花です。秋に種まきした紅花は、私の背丈と同じ位に成長しています。まだつぼみができていませんが、夏には花が咲くと思います。この春にも種まきしたので、秋まきの紅花と同様に夏に花を咲かせると思います。次に、先日畑に植え付けたヘナの元気がよくありません。やはり熱帯性の植物のため夏にならないと成長しないのでしょう。根を草木染めに使う茜は葉を横に広げています。今年は増やすことに専念して、来年染色に使おうと思います。紫は育て方が分からないので、遅めに種まきしました。まだ発芽していません。その他、山藍は根付いたようですし、インド藍は無事に発芽しました。

      私の背丈以上に成長した秋に種まきした紅花、棘が痛い


 二年前と同じように、この秋に郷土館で草木染め教室を開催しようかと思っています。藍染めを中心に、紅花染めなど各色の染めを体験してもらおうと思います。小学生でも簡単に草木染めできる叩き染めと絞り染めが分かりやすくて良いかと思います。あと、個人的には柿渋の型紙を使った型染めをしてみたいと思っています。

そろそろ植え替えの藍苗    紫の種と蒔いた畝     横に生育中の茜
  

 草木染めは、合成染料を使うより染め方がとても繊細です。酸・アルカリや媒染の量や割合、温度管理、布の種類、そして染める時期などです。例えば、藍の生葉染めは夏や初秋でしかできません。冬は乾燥したり発酵した藍葉を使うしかありません。また、60度位が適温です。叩き染めなどには絹が最も染まりやすいなどです。より濃く染めるためには、温度や媒染の量や混ぜる割合を気にする必要があります。個人的には染めのレシピを作る必要かあると思っています。

   ようやく発芽したインド藍       なかなか根付かないヘナ
 


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