東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

マオランで紐を織り、子供製作ほぼろに取り付け

2024年08月18日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

  先日のわら細工民具ほぼろ講習会(第1部,そして第2部)で小学生がほぼろを製作しました。ただ、時間が無くて完成に至りませんでした。あとは手下げ紐か肩掛け紐を取り付けるだけでした。
 そこで、おせっかいとは思いましたが、紐を作って取り付けてあげました。単に太縄を取り付けるのではなく、三つに裂いたマオランの葉を三つ織りにした紐を取り付けました。三つ織りにしたマオランは平らな紐になります。そのため、肩に掛けやすかったり手に持ちやすくなります。マオランの葉は長さが1m以上になるため継がないで紐にできます。

       ほぼろの肩掛け紐(左)と手下げ紐(右)にしたマオラン


 去年周防大島からいただいて来たマオランはまだ葉が短いです。そのため、田布施川沿いに植えてあるマオランの葉を数枚いただきました。その葉を三つに裂いて紐にしました。
 隙間なくきっちり三つ織りにしましたが、乾燥すると隙間が空きました。しかし、紐としては十分な強度があります。そのため、子供が作ったほぼろとは言え実用的なわら籠になりました。

  マオランの葉を採集   三つ織り加工して紐に    ほぼろに取り付ける
  


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