東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

小麦の足踏み脱穀

2009年06月28日 | 麦,穀類,雑穀

 10日ほど前に最後の刈り取りをしてから干したままになっていた麦でした。しかし入梅して以降、雨などでなかなか脱穀する機会がありませんでした。このほどようやく脱穀することができました。先日泥んこ大会を企画した東京薬科大学 環境サークルASIATOの学生さんなどと一緒に脱穀しました。でも脱穀していると小雨がちらちら降り始めました。

              干した小麦を脱穀場所に手持ちで運搬


 小麦を干していた場所から20mほど先の開けた場所で脱穀しました。脱穀すると麦がはじけて飛ぶます。このため広いビニールシートを敷いて、その縁に干した小麦を並べました。なお、小麦と同時に刈り取って干した裸麦は後半の小雨で後日脱穀することになりました。

          運んだ小麦をビニールシート上の縁に沿って並べる


 脱穀方法は二通りしました。最初はくるり棒で麦をたたいて脱穀しました。しかし、なかなか能率が上がらず時間がかかることが分かりました。雲行きも怪しくなってきたため急遽、二番目に足踏み脱穀機で脱穀することにしました。急遽リヤカーを使って足踏み脱穀機を運び込みました。

            足踏み脱穀機で小麦を脱穀する大学生
 

 脱穀が終わると小麦を選別しなければなりません。ビニールシート上の小麦や殻手でかき集めます。そして、網のふるいにのせて大きな殻だけを取り除きます。しかし、まだ麦が付いている殻もあるため捨てません。

       小麦や殻を手でかき集め、網のふるいに載せて選別


 網のふるいでおおざっぱに選別した小麦を、今度は唐箕と呼ばれる農具でさらに選別します。唐箕のハンドルを回すと唐箕内に風がおこり、その風中に小麦と殻を通すことにより小麦を選別する仕組みです。3回ほど唐箕を通すと小麦の粒だけを収穫することができました。
 なお、網のふるいで選別した殻にはまだ小麦が付いています。このページの動画のように、殻をくるり棒でたたいて完全に殻と小麦を分離しました。そして、もう一度網のふるいを通してから唐箕にかけます。このようにして小麦を残さず収穫しました。この頃になると小雨がちらちら降るようになりました。

             唐箕を使ってさらに小麦を選別


 小雨が降りはじめたため、小麦を完全に収穫できるまでぶっ通しで作業しました。昼がだいぶ過ぎていましたが、収穫後雨が降りしきる中、皆で小屋に集まって楽しく雑談しながら昼食をとりました。

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