東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

草木染めに使うインドアイの種子を収穫

2022年12月31日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 インドアイが寒さで枯れてしまいました。来年の栽培に備えて、枝先に無数に実った種子を収穫しました。インドアイはインドなどの熱帯で育つようで日本ではうまく育ちません。染色に使う葉は8月にならないと多く収穫できません。また、種子もなかなか実りません。染色用ではなく種子専用にするインドアイは、最も日が当たり良く暑い畑に早く植えなればなりません。これは私の経験上の上手いインドアイの育て方です。
 インドアイはマメ科の植物のようです。種子が鞘の中に実ります。種子を収穫する目安は、鞘の色が黒くなって手で強めに触れるとサラサラと音がすることです。種が鞘の中で踊るからではないかと思います。そのため、サラサラと音が出る鞘だけを収穫します。

         摘まんで振るとサラサラと音が出る鞘だけを収穫


 インドアイは寒さに弱いので、春は簡易温室で発芽させます。そして、十分に気温が暖かくなる5月になってようやく畑に移植できます。4月に植えると、枯れはしませんが一向に大きく育ちません。7月になって真夏になるとようやく大きく背が伸びます。そして、葉が広がります。その頃になってようやく染色に使える葉を収穫できます。藍と同じで乾燥した葉でも染色できます。来年は10株以上は大きく育てたいと思っています。

半分葉が枯れたインドアイ  サラサラ音がする鞘   鞘を割ると小さな種   
  

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