東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田布施町 真殿~西山方面史跡めぐり下見ウォーキング(1/4)

2021年05月05日 | 歴史探訪他ウォーキング

 今月の下見ウォーキングは、西田布施の真殿から西山にかけての山麓を歩きました。主に山麓を歩くため、史跡巡りよりも森林浴を楽しむウォーキングでした。本番で歩くコースを今回確かめましたが、最初真殿からの林道の入口が分からず困りました。しかし、林道入口に住んでおられる方に教えていただいて林道入口を見つけることができました。ところが、林道に入ってすぐは藪漕ぎするような荒れた道でした。そのため、このまま林道を進むかどうか悩みました。ところが、少しばかり藪漕ぎしていると竹林に囲まれた歩ける林道に続きました。この林道をどんどん進み、西山地区に無事抜けることができました。

   その昔、尼さんが住んでいたらしい西田布施真殿地区の薬師堂


 さて、国木小学校跡に車を止めると10:00頃に下見ウォーキングをスタートしました。県道をひたすら歩いてしばらくするとお堂が見え、そのお堂を過ぎると山麓に家々が並ぶ真殿の里が見えてきました。呉麓山を取り囲むように走る林道の入口を見つけることにしました。真殿の里にある百姓Kさんの家に寄りました。偶然にも、Kさんとそのお母さんがおられました。Kさんに林道をお話をお聞きしました。ありがとうございました。百姓Kさんの家を出ると、坂を上り真殿薬師堂に行きました。薬師堂内のお薬師様に下見ウォーキングの無事を祈願しました。

   国木小学校跡      県道脇のお堂     真殿の里が見えてくる
  

 真殿薬師堂の天井にはたくさんの天井絵が飾られていました。薬師堂を建立したか建て替えた時に飾られたのでしょう。その天井絵には寄付した方々の名前が書かれていました。室積の方の名前もあるとか。お聞きしたところによると、かつてこの薬師堂には尼さんが住んでおられたようです。他の地区の尼さんと同じように、明治・大正頃に住んでおられたと思われます。他の地区の尼さん同様に、戦時中の食料困窮時に住めなくなったのではないでしょうか。

   真殿薬師堂の立派な天井絵      真殿薬師堂前でしばしの休憩
 

 真殿薬師堂は島根県の一畑薬師と関わりがあるそうです。島根県出雲にある一畑薬師は、中国観音霊場の第二十六番札所です。1000段近い石段があります。ちなみに平生町の般若寺も同じく中国観音霊場とのことです。真殿薬師を創建した時、真殿の村人数人が代表で島根県出雲の一畑薬師にお参りしたのではないでしょうか。その時に真殿薬師の創建許可のお願いをしたのではないでしょうか。似たような例があります。島根県にある柿本神社まで行って、分霊のお願いをして創建した柿本神社が田布施町に二ヶ所(私が知っている範囲)あります。光市にも柳井市にもあります。なお、柿本神社は通称ひとまる様と呼ばれています。

    田布施町 真殿~西山の山麓・史跡巡り下見ウォーキングコース

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