先日、使っていない耕運機の角ローターから刃を取り外ししました。外した理由は、使っていない耕運機の軸は〇で、今使っている耕運機の軸は六角だからです。つまり、角ローターの軸形状が異なるため、角ローターをそのまま付け替えできないためです。まずは、今使っている耕運機から角ローターを外しました。外すにあたって、ピンがなかなか外れず往生しました。
今使っている耕運機 角ローターのピンを外す やっと角ローターを外す
ピンを外すと、角ローターを耕運機の車軸から外します。こじるようにしながら引っ張るのですが、なかな外れず困りました。それでも、何度もこじっていると少しずつ車軸から外れました。やっとの思いで角ローターを外すと、摩耗した刃を角ローターから取り外しました。錆や泥で固着しているため、これまた難儀な作業でした。合計18本もの刃を取り外しました。
メガネレンチで刃を外す 外した1本の刃 角ローターから外した刃
外した刃がどの程度摩耗したのか、これから取りつける中古の刃と比較してみました。すると、下画像のようにあと数mmで擦り切れるところでした。これだけ摩耗すると、もう耕耘作業はできません。耕耘するのではなく、単に土を引っ掻くだけです。これでは土を掘り返すことができなくて当たり前です。今回、使わない耕運機の角ローターの中古刃に交換しましたが、通常ならば新品の刃を購入しなければなりません。
摩耗し擦り減った刃と、これから取りつける中古の刃(錆びている)
角ローターに取り付ける刃には規格があります。そのため、同じ規格の刃と交換しなければなりません。異なる規格の刃を使うと、小さすぎて十分に耕せなかったり、逆に大きいと耕運機底部に当たってしまいます。今回、同じ規格の刃だったためラッキーでした。
同じ規格の刃を取り付け 刃を差し込むと、ナットを回して刃を固定
中古の刃を取り付ける前に、ステンレスのネジとナットを必要個数購入しました。ステンレスにした理由は、錆びて固着しないようにとのことです。刃は左右の角ローター合わせて、全部で18個あります。一個一個丁寧に取り付けました。全ての刃を取り付け終わった頃、指が疲れました。そのため、少しばかり休憩しました。これら刃の交換作業は、農機具店に有料で頼むことができます。しかし、自分ですべて交換すると、刃や角ローターの仕組みや取り付け方法などを体得できます。
18個の中古刃に、全て交換し終わった角ローター
ところで、角ローターの刃取付け部も摩耗していました。次に刃を交換する時には、取付け部も摩耗していて、もう刃を交換できないかも知れません。そこで、クボタのお店に行って新品角ローターの値段を聞きました。すると、左右の角ローター合せて約4万円とのことでした。とても安価とは言えません。中古品を探して手に入れるか、またはオークションで探すしかなさそうです。
中古刃を取り付けた角ローター 少し畑を耕運すると中古刃の錆が取れる