東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田布施町 楽しかったJR田布施駅周辺の史跡巡りウォーキング(1/3)

2015年02月18日 | 歴史探訪他ウォーキング



 回目の下見2回目の下見を経て、ようやくJR田布施駅周辺の史跡巡りウォーキングをすることができました。数日前の天気予報では雨でしたが、晴れ間が見える良い天気に恵まれました。交流館に集合した後、JR田布施駅を中心に時計回りにいろいろな史跡などを巡りました。今までのウォーキングの中で、最も多い30ヶ所以上の史跡などを巡るとても密度の濃いウォーキングでした。史跡についてガイドしたり、タイムスケジュールを気にしながら歩いたのでいつもより疲れました。

 江良碧松の句碑を過ぎて      真光寺をお詣り          真光寺本堂を見学
  

 最初に訪れたのは田布施庁舎前にある江良碧松の句碑です。この句碑をスタートにウォーキング開始です。次に、田布施庁舎前からそびえるようにある真光寺を訪問しました。そして、境内にある無漏田遠慶(むろたおんきょう)の石碑を見ました。そして、真光寺のご厚意で本堂を見学させていただきました。ありがとうございました。

    無漏田遠慶を称える石碑を説明           詩情公園の坂道を登る
 

 真光寺を出ると、吉田菊之進の石碑を見学しました。吉田菊之進は明治時代、現熊毛南高校の前身である吉田裁縫所を作りました。この石碑は田布施町内で一二を争う立派な石碑です。次に元宰相岸信介のお墓詣りをしました。続いて詩情公園に行きました。

               詩情公園から田布施の街並みや遠くの山々を遠望


 詩情公園に登ると、田布施の街並みを見下ろしました。目の前に田布施庁舎、さきほど行った真光寺も見えました。遠くを見ると、以前ウォーキングで行った柳井市の三ヶ岳琴石山,平生町の赤子山,田布施町の行者山石城山などが見えました。遠望を楽しみながら少し休憩しました。

 詩情公園の椙山稲荷神社     公園の遊具で遊ぶ        定井出のお地蔵様  
  

 遠望を楽しむと、詩情公園の上にある椙山稲荷神社にお詣りです。そして、その神社から降りた場所に小さな公園があります。小学2年生のAちゃんを含む数人が、大好きな滑り台を滑りました。Aちゃんにとっては、史跡巡りより遊具の方が楽しかったかな?詩情公園を降りて、田布施川の橋を渡りました。そして、定井手のお地蔵様前に行きました。ここはかつて、台風時の増水で田布施川が決壊した場所です。

   新定井堰の取水口      田布施川沿いを下る    田布施川堤防改築の石碑
  

 江戸時代、定井手から八海方面に向けて真っ直ぐに田布施川が掘られました。江戸時代から昭和20年代にかけて、何度かこの付近で決壊したようです。ここは、人間が自然をコントロールすることの難しさが分かる場所です。昭和20年代後半に、今ある新定井堰が築かれました。近くにあるお地蔵様は、決壊時に亡くなった方々を弔うためではないかと思われます。新定井堰の数十m下流に田布施川堤防改築の石碑があります。

              定井手から田布施川沿いに下り、竜巌寺に向かう


 江戸時代以前、田布施川は薬師川として田布施町商店街の真ん中を流れていました。そして、灸川に合流していました。さらに昔の古代は、一本松や瀬戸地区などは海岸線でした。さらに瀬戸から城南にかけて海でだったことが遺跡から分かっています。瀬戸の稲荷山古墳が作られた頃、今の田布施西小学校方面は海が満ちていたはずです。江戸時代,中世,古代に思いをはせながらウォーキングを続けました。

              今回歩いたJR田布施駅周辺史跡巡りウォーキングコース(時計周り)

==========健康ウォーキングクラブ==========

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする