東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

収穫した小豆の脱鞘と唐箕選

2015年02月13日 | 野菜:豆類ほか



 去年12月に収穫した小豆を、鞘から外し唐箕で風選してゴミを取りました。最初に小豆を鞘から外すのですが、去年はくるり棒でたたいて脱鞘しました。今回は、収穫量が少ないため足で踏んで外しました。小豆の鞘を袋に入れて足で何度も踏みました。踏み終わると、袋から箕に移しました。。そして、網で濾すようにして小豆と鞘を分離しました。

    鞘ごと小豆を踏む        袋から箕に移す        網で小豆と鞘を分離
  

 小豆と鞘を分離しても、小豆には細かなゴミが混じっています。そこで、唐箕を使って小豆とゴミを選別します。その昔、私の祖母は箕だけを使って選別していました。風が吹くときに箕に入れた小豆を下に敷いたムシロに少しずつ落とすのです。重い小豆は足元に、軽いゴミは遠くに飛ぶのです。この方法は、風が吹かない日や雨の日には使えません。このような時、唐箕があるととても便利です。家の中でも小豆とゴミを選り分けることができるのです。今でも使えるとても便利な農具です。

                  唐箕を使って、小豆とゴミを選り分ける


 ゴミが完全に取れるまで、数回唐箕選を繰り返します。最初は弱めに風から始め、だんだん強めの風にします。弱めの風で軽いゴミを、強めの風で重いゴミを取り除くようにします。このようにして、小豆だけを選別します。

   小豆を唐箕に投入       唐箕に入れた小豆       送風機のハンドルを回す
  

 唐箕でほとんどゴミを取り除くことができました。しかし、どうしても取り除くことができないものがあります。それは、変色した小豆,虫に食われた小豆,形の悪い小豆などです。これらは食べるのに適さない小豆です。そのような小豆は、一粒一粒指でつ摘まみ出します。
 今回収穫した小豆は、播種が遅れたため収穫量は多くありませんでした。しかし、ぜんざいを作るのには十分の量です。この27日、この小豆を使ってお汁粉を作り、みなさんに食べてもらうつもりです。去年作った水羊羹の要領で作ろうと思います。

             変色した小豆、虫に食われた小豆などを摘まみ出す

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