東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

八王子市 堀之内周辺ウォーキング(2/3)

2015年02月06日 | 歴史探訪他ウォーキング

 田んぼで少し時間をつぶした後、京王堀之内駅に向かいました。途中、堀之内寺沢里山公園にある管理棟に行きました。この公園付近はその昔自然が豊かだったのですが、20年位前に住宅開発のためすっかり自然が無くなってしまいました。管理棟は元々は茅葺き屋根の古民家だったのですが、公園化後の管理棟を立てるために壊さざるを得なかったのです。つまり補償金をもらうために古民家を壊したのです。趣のある古民家だったので、とても残念に思います。

    かつて古民家だった管理棟                管理棟の裏山を散策
 

 管理棟は寺沢里山楽友会が管理しています。その管理棟の裏山を散策してみました。すると、かつては自然がいっぱいだった山が巨大な団地に変わっていました。その団地、フェンスで囲まれて入ることができませんでした。この裏山を超えると中央大学に行くことができましたが、フェンスがあるため山を越えることができなくなっていました。仕方なく、元来た道を引き返しました。

                 龍生寺の阿弥陀堂、お地蔵様がたくさん安置


 管理棟に戻る途中に龍生寺阿弥陀堂があります。久しぶりにお詣りしました。田布施町にある薬師堂,毘沙門堂,そして阿弥陀堂などは施錠がしてありません。このため、自由にお詣りできます。しかし、東京近隣のお堂はしっかり施錠してあります。不逞のやからが多いのでしょう。格子を通してしか仏像を見ることができませんでした。

      八王子第5団の建物                 寺沢里山楽友会の耕運機
 

 阿弥陀堂の坂上には、かつて私が所属していたボーイスカウト八王子第5団の建物があります。寄ってみましたが、平日のため誰もいませんでした。この建物の前で、子供達を相手にいろいろな工作をしたり調理をしました。坂を下りて、管理棟に戻りました。そして、寺沢里山楽友会の耕運機置き場前を通りました。ここに置いてある耕運機2台のうち、ディーゼル耕運機を田植え前に借用したことがあります。

           北八幡神社から見下ろした、隙間が無いほどの巨大な団地


 耕耘機置き場を過ぎて、北八幡神社に行きました。20年位前でしょうか、この神社から北側を見ると山が削られて団地が造成されていました。そして、その造成に追われるように発掘が行われていました。その発掘現場は今、隙間が無いほどの巨大な団地に変わっていました。

     北八幡神社境内                    北八幡神社近くのお地蔵様
 

 この堀之内寺沢地区はここ20年でずいぶんと変わりました。かつて、この地域は酪農が盛んでした。酪農を主体とする農家や農地を保全する活動の支援をしたことがありますが、結局のところ地主さんなどの意見統一ができず失敗に終わりました。北八幡神社の北側に、都市住民と農家の間に緩衝地域を設ける計画もありました。しかしながら、開発圧力に抗することは難しいことでした。とは言え、私が田んぼや畑をしていた場所を含む広い地域が東京都指定の八王子堀之内里山保全地域として残ったのは成果の一つだったと思います。

                   ウォーキングした八王子堀之内近郊  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする