東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田布施町 麻郷の史跡巡りウォーキングの下見

2014年05月31日 | 歴史探訪他ウォーキング

 これまで、麻郷史跡巡りウォーキングのため、麻郷北部麻郷中部南部を調査しました。今回は、その調査を元に実際にウォーキングするコースを想定して下見して来ました。4人での下見です。実際に歩いてみて、コースを変更するか短縮するか決めようと思います。夏場ですので、何とか10km以内にしようと思います。

     畑仕事中のT1さんに偶然会う            ブルーベリー農園 花夢果夢
 

 田布施交流館を出発すると、西田布施の矢田部に向けてウォーキングを開始しました。20分程度歩いていると、畑仕事をしている方がこちらに顔を向けていました。良く見ると、時々一緒にウォーキングするT1さんではありませんか。彼女は、私の中高校時代の同級生です。本当に偶然の出会いでした。時々実家に戻って、お母さんのお世話をしているとのことでした。しばらく立ち止まって、皆で談笑しました。

                   麻郷奈良地区の大岩、とても巨大な卵型の岩


 T1さんと別れてしばらく歩くと、ブルーベリー農園 花夢果夢が見えてきました。よく育ったブルーベリーの木が林立していました。この農園の設立当時から関わっているYさん(先日バラ園を鑑賞させていただく)に、ウォーキング当日に説明をお願いしています。これから実が熟して収穫を迎えるのでしょう。そして、収穫した実の一部は、Y君の工場の一つでゼリーに加工して販売されるのではないかと思います。今はまだ、試作試販のようですが。

      階段を登り稲荷神社に到着              稲荷神社近くの観音堂
 

 ブルーベリー農園 花夢果夢の近くのラベンダー畑を見た後、T2さんの自宅を拝見しました。T2さんは東京におられるようで、家には誰もいませんでした。蔵内の、はぜの実ろうを抽出する機械や実をつぶすだいがらを見せていただきました。
 T2さんの家を出ると、畑や田んぼの畔などを通って西田布施から麻郷に入りました。そして、奈良の大岩に向かいました。いつ見ても不思議な、卵型の巨大な岩です。この岩の下はどうなっているのでしょう?個人的にとても気になります。この下を調査することによって、この岩の成り立ちを知る手掛かりの一つが得られます。

    麻郷幼稚園併設の常楽寺               道路の改道記念石碑を見学    
 

 大岩を過ぎると、麻郷の尾迫に入りました。そして、広い田んぼを横切って丘の上にある稲荷神社に行きました。続いて、その神社近くにある観音堂に行きました。史料によると、観音堂に旅僧が住んでいたことがあったそうです。観音堂を見学すると、丘を降りて麻郷幼稚園を併設する常楽寺に行きました。下見4人のうち、2人はこの幼稚園の卒園生です。懐かしそうに常楽寺や幼稚園を見ていました。この常楽寺でお昼休憩を取りました。

                 尾迫から奈良,竹重にかけての、広々とした田んぼ


 常楽寺を出ると一路、高松八幡宮に向かって歩きました。途中、道路の改道記念石碑を見学したり、田布施の名木の一つであるクロガネモチの大木を見上げました。この木は、下から首が痛くなるほど見上げないと樹木全体を見ることができません。この付近のシンボルツリーではないかと思います。

     江良碧松の石碑を見学             高松八幡宮前の長福寺   
 

 クロガネモチの大木を見終わると、どんどん歩いて江良碧松の石碑に着きました。私が小学生の頃に生存しておられたとのことですが、どうして知らなかったのかと思います。当時の小学校の国語の時間にでも来ていただくことがあれば、もしかして覚えていたのではないかと思います。江良碧松の石碑からすぐの所に高松八幡宮があります。その鳥居の向かい側すぐの場所に長福寺があります。高松八幡宮に入る前に、このお寺にを見学しました。恥ずかしい話ですが、最近まで、ここにお寺があることを知りませんでした。

              こんもりとした森に囲まれた、高松八幡宮の社殿


 長福寺を見学し終わると、石の鳥居をくぐって高松八幡宮をお参りしました。私は、この神社の氏子の一人です。このため、お正月の初もうでなど子供の頃から何度もお詣りしました。そして、どんぐりを拾いに来るなど子供の頃によく遊びました。この神社は県内でも有数のこんもりした鎮守の森に囲まれています。そして、田布施の名木や大木が何本もあります。

  蓮輪に向かう道すがら西円寺を見学          浜城Mさんのバラ園を見学
 

 高松八幡宮を参拝すると、西円寺に寄ってから蓮輪方面に向かいました。軽い下り坂のため、どんどん足が進みます。蓮輪に着くと、稲荷大明神に行きました。そして、浜城地区に入りました。浜城では、お地蔵様や亘理南山の石碑を見た後、国道188線沿いにあるMさん宅を訪ねました。そして、素敵なバラ園を見学させていただきました。ただ、6月の本番ウォーキング時は、バラは盛りを過ぎています。スキップすることになると思います。

        蓮輪の塩谷天王社                   金毘羅さん下の千光寺
 

 バラ園を見学後、江戸時代の米出港跡を見学しまた。そして、米出港跡近くにある恵比寿様の祠を見学しました。なお、下見ウォーキングをする前、この近くのコンビニに寄りました。その時に小中学校同級生のT3さんのお母さん(96歳)に偶然出会い、この恵比寿様のことを教えていただきました。ありがとうございます。

    金毘羅さんに向かう途中の石鳥居        取り外された絵馬などの天井板
 

 恵比寿様を見学後、丘の上にある塩谷天王社に行きました。続いて、蓮輪公会堂近くにある千光寺に寄った後、その上にある金毘羅さんに行きました。金毘羅さんはかつて立派なお社があったようです。祠の中を拝見させていただくと、天井から外して保存してある絵馬が束ねて置いてありました。台風か何かでお社が倒壊したのではないでしょうか。とても残念なことです。いつか、この絵馬を調査しようと思います。
 金毘羅さんがある山を下りると、最後の訪問地である光泉寺に行きました。とても手入れがされており清々しい気持ちになりました。本堂に上らせていただき、冷たいお茶をいただきました。お心遣いありがとうございました。光泉寺を出ると、最終点である麻郷公民館まで歩きました。ウォーキングメーターで測った距離は13.1kmでした。本番のウォーキングでは10km程度に抑えようと思います。

                見学させていただいた光泉寺、お心遣いに感謝


 下の画像は、今回の下見でウォーキングしたコースです。歩いた距離が13.1kmでしたので、本番ウォーキングでは蓮輪や浜城付近をスキップするか切り詰めようと思います。そして、熱さのため参加者が疲れているようであれば、以降のコースをスキップして終点の麻郷公民館に直行しようと考えています。

                下見でウォーキングした、麻郷の13.1kmコース

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