東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

草刈り、やぐらネギの植え付け、分葱(わけぎ)の掘り上げ

2014年05月07日 | 野菜:葉菜

 そろそろクリーン作戦(道普請)の日が近づいてきました。今回、我家の側溝沿い土手の草を刈り取りしました。側溝は深いため、落ちると大変です。側溝に落ちないように足を踏ん張りながら、草刈機で除草しました。くぬぎやケヤキの枝がたくさん落ちていたので、草刈機を止めつつ枝を取りました。なんとか3時間位で草を刈り取ることができました。

      草刈り前の側溝脇土手                草刈り終了後の側溝脇土手
 

 側溝脇の土手の草刈りを終わって別の場所を草刈していると、近所のSさんに出会いました。Sさんはナスか何かの畝を作っているところでした。少しばかり立ち話をしました。その時に、やぐらネギが育っているのに気が付きました。Sさんが栽培しているネギです。山口県では、このやぐらネギを年中ネギと呼ぶとのことです。

                 Sさんにいただいた年中ネギ(やぐらネギ)


 この年中ネギ(やぐらネギ)、10年位前に東京で栽培したことがあります。しかし、仕事が忙しいなどの理由で絶やしてしまいました。このネギは、種をまかないで増やすことができます。普通のネギ類は種を畑にまいて増やします。ところが、年中ネギ(やぐらネギ)は、頭頂部に花が咲く代わりに小さなネギがやぐら状に芽生えます。その芽を畑に植えると、ちゃんとしたネギになるのです。種をまかないで次々に増やすことができるので、年中ネギと呼ばれるのでしょう。

   年中ネギ(やぐらネギ)の畝を作る           鞍型になるように畝を整形
 

 収穫が終わった白菜の畝を壊して、年中ネギ(やぐらネギ)用の畝にしました。やぐら状に芽生えた幼苗を一つ一つ分けました。そして、それぞれを畝に植え付けました。種をまくことなく、いきなり幼苗を植え付けることができるのが、年中ネギ(やぐらネギ)でなのす。種をまくことなく、苗をどんどん自給できます。

      ネギ頭頂部の幼苗を分離       年中ネギ(やぐらネギ)の幼苗を植えつけ
 

 年中ネギ(やぐらネギ)の植え付けが終わると、9月に植えつけた分葱(わけぎ)の球根を収穫をしました。分葱は晩春に葉が枯れて、球根が分球して土中に残ります。その球根をいったん掘り上げて秋まで干します。干した球根を秋に植えると、芽が出てきてネギになるのです。植木鉢でも増やすことができる手軽なネギです。

           掘りあげた分葱の球根、1つの球根が10個位に増えている

コメント
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