東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

新緑の季節到来

2012年04月28日 | 樹木,果樹

 山口県に引っ越した当初は、桜が開花を始めていました。しかし、その桜も散って代わりに淡い緑が山いっぱいに広がり始めました。この萌黄色の季節はとても気持ちがいいものです。暖房も冷房も必要なくさわやかな日々です。家のすぐ近くの林に行ってみました。

               昔は牧草地だった林、木々の葉が茂り始める


 今は林ですが、私が子供のころは父親が牧場を経営していた関係で広々とした牧草地でした。この元牧草地に、孫(私の息子)が将来家を建てるためにと、父親が木をたくさん植えています。一番多いのはけやきです。このけやきは、20年前八王子の我家近くにある昭和天皇御陵下に自然に芽生えていたたくさんの小さなケヤキを、父親が大切に拾ってきてずっと育ててきたものです。一方で一番最近植えた苗木は、3年前に孫(私の息子)が就職したお祝いにと植えた木です。父親の思いが孫(私の息子)に伝わるでしょうか。

         大きく育った、20年前昭和天皇御陵下に自然に芽生えていたけやき


 春先は、桜やチューリップなどが花盛りでした。5月に近づいてくると咲く花の種類が変わってきました。山の裾をあるくと、はなみずきが咲いていることに気が付きました。白い花が一般的ですが、桃色の花も咲いていました。「はなみずきの花は、農作業開始の合図」とのことを聞いたことがあります。この花が咲くと、もう霜が降らないので安心して種をまけるとのこと。昔は、この花が咲くと、いっせいに田畑に出て農作業したのでしょうね。

        はなみずきの白い花          はなみずきの桃色の花(園芸種)
 

 一週間ほど前、桜はまだかろうじて花が咲いていました。そして、さかんに花びらを散らしていました。代わって今は、葉が次々に展開しています。かろうじて小さな葉の向こうに空が見えます。しかし、もうすぐ葉が茂りつくして空を見ることができなくなります。

            小さな若葉が展開中の桜、もうすぐ葉で緑一面に覆われる

コメント
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