東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

麦畑に架けた防鳥網の回収

2010年07月13日 | 麦,穀類,雑穀



 5月下旬に麦畑に架けた防鳥網を片付けました。この網は麦や米などの穀物をスズメなどの害鳥から守るために毎年のように苦労して架けています。そして、穀物を収穫した後に片付けています。特にこの時期は、麦畑に架けた防鳥網の片付けには苦労しています。梅雨時期で、作業していると汗ばむし雑草が絡みついているので大変です。雑草については、一回目二回目に分けて事前に草刈りを済ませておきました。

                  外した防鳥網を一度畑に広げる
 

 支柱やロープから外すのは比較的簡単ですが、外した防鳥網を綺麗に片付けるのが大変です。次回また畑や田んぼに架けるので、再度架けやすいように綺麗に片付ける必要があるためです。

    網の裾を支柱でまとめる          まとめた裾を絞り紐で縛る
 

 防鳥網は一度広い場所に広げるとまとめやすくなります。広げた後にする一番大切な作業は、四角形の防鳥網の二辺の裾を紐でまとめて縛ることです。東西南北の辺のうち東西の二辺を絞って縛ります。そして、絞った二箇所の裾を引っ張ると網は細長くなります。

        絞った裾二辺を引っ張り細長くなった防鳥網


 麦畑を覆った防鳥網は二種類です。全体が青色の網と橙色の網です。青い網は目合が約3cmです。橙色のものは目合が約4.5cmです。橙色の防鳥網は軽いのですが糸そのものが細いので回収にやや難があります。

           橙色の防鳥網の裾の一辺をまとめているMさん


 防鳥網の裾の一辺をまとめると全体を細長く引っ張っていきます。そして、もう一辺を裾をまとめて縛るとほぼ防鳥網の片付けは終わりです。あとは小さくたためるように所々を縛ります。

        防鳥網の一辺を縛った後、支柱上に絞りながら乗せる


 防鳥網を片付けている最中にハプニングがありました。防鳥網に引っかかっている大きな昆虫を見つけました。良く見るとカブトムシのメスです。麦畑にはカブトムシが来るような甘い蜜はありません、この畑そばにある堆肥場から飛び立つ時に引っかかったのかも知れません。すぐに網から外して逃がしてやりました。

 網にかかっていたカブトムシのメス     天日干し中の小麦を小屋に運ぶ
 

 ところで、防鳥網を回収した麦畑には刈り取った麦を天日干ししていました。このところの梅雨でなかなか脱穀できません。網を取り去ってしまうとスズメなどの害鳥の被害にあってしまいます。脱穀するまで小屋に置くことにしました。なお、途中から雨が降って来たため、青色の防鳥網だけ片付けました。橙色の防鳥網は麦畑にそのまま置いて、次回片付けることにしました。

       小雨が降って来たため、カッパを羽織って片付け作業

コメント
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