東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田んぼにレンゲの種を蒔く

2009年09月29日 | 稲:その他
 去年種を蒔いて、今年の夏に採種したレンゲの種を蒔きました。レンゲは9月下旬稲刈りの前に種をまきます。すると稲刈りの時には芽が出ています。稲刈り後は日差しが強いのかぐんぐん成長します。そして冬越しして早春には一段と成長して4月下旬にはピンク色の綺麗な花を田んぼ一面に咲かせます。田んぼがお花畑になります。

    この夏に採種したレンゲの種(自家採種のためゴミ混じり)


 レンゲの種はとても小さいため、手で掴んで蒔くとあっという間に種が無くなってしまいます。また風で飛ばされたりして思い通りに蒔くことができません。これを少しでも防ぐため砂を混ぜて蒔きます。増量剤として砂を加えるわけです。こうすると量が増えるため手で掴んで蒔きやすくなり、遠くへ種を飛ばしやすくなります。

     レンゲの種に砂を加える         砂と種を均等に混ぜる
 

 砂を混ぜたレンゲの種を容器に入れて田んぼに入ります。そして種を田んぼ全体に均等に蒔きます。市販の種まき器がありますが、このくらいの狭い田んぼでは手でばら撒いても十分です。不均一にならないように田んぼ内を歩き回りながら種を蒔きます。種を持った手を上に放り上げるようにしてばら蒔くと、比較的均一に蒔くことができます。

             種を放り上げるようにしながら均一に種まき


 種まきされたレンゲの種子は稲の株元に落下します。そこはじめじめしているので数日で発芽します。天気予報だとこれから数日間雨が降る見込みのため発芽には良い条件です。
 稲の株元をよく見ると、去年種を蒔いたレンゲのこぼれ種が発芽していました。今日種を蒔いたレンゲとこぼれ種から発芽したレンゲが、今年から来年春にかけて成長し春には賑やかに花を咲かせそうです。

    落下し着地したレンゲ種子       こぼれ種から発芽したレンゲ
 
コメント
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