東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田んぼでレンゲの種まき

2008年09月28日 | 稲:その他

 曇り空で肌寒い一日でした。今日は、田んぼにレンゲの種を蒔いたり10月の稲刈りに備えて畦周りの草刈りをしました。レンゲは稲刈り後に種を蒔いてもその時期はすでに寒くなっているため、その後はあまり成長しません。芽が出て小さな葉が出いてる頃に稲刈りをすると、春に田んぼは見事なレンゲ畑になります。

   レンゲの種子、ソラマメの種子をずっと小さくした形(長さ約1mm)に似る


 購入したレンゲの種は中国産でした。輸入物にしては値段は1Kg1,600で決して安くはありません。国産のレンゲの種があるといいのですが、種子を採取するには手間がかかりますし、機械化はとても困難のため仕方がないのでしょう。
 自家採種することも考えられますが、種が実るのは早くても5月下旬です。その時期は代かきや田植え準備で忙しいうえに、その頃になるとレンゲは耕運機のロータリーに絡み付いて作業がやっかいです。このため、花が咲く5月上旬までに刈り取ってしまいます。種が実る前に刈り取るため採種できません。

       レンゲの種子              レンゲ種の増量用川砂
 

 レンゲの種子を田んぼに蒔く前に、同じ量の川砂と混ぜました。川砂を混ぜた理由は、種をなるべく偏らないで均一に蒔くための知恵です。また、増量すると蒔く量が増えるため手で摘みやすくばらまきやすいことも理由です。少ない量を偏らないように均一に蒔くのはベテランでも困難です。

           レンゲの種に、増量材としての川砂を混ぜる


 田んぼの区画の数に合わせて、増量したレンゲの種を分けます。そして、小型のバケツに分けたレンゲの種を入れます。そして、いよいよレンゲの種まきです。田んぼはスズメの食害を防ぐための網を張ってあります。この網に帽子が引っかかるため帽子はかぶりません。
 左手にレンゲの種が入ったバケツを持ち、右手でレンゲを少量掴んで広く均一にばらまきます。このとき均一に種が蒔かれていないと、レンゲが混んで生える所、まばらに生える所ができます。私の経験上、種を横に放り投げるよりも、空に向かって放り上げた方がより均一にばらまけます。

            空に向かってレンゲの種子を放り上げて播種


 種を蒔いた後、ちゃんと種が蒔かれたか確認しました。すると、まずまず均一に蒔かれていました。地面の水分を吸って一週間以内には発芽し、10月中旬以降の稲刈り時には小さな葉が出ていると思います。

        稲株にばらまかれたレンゲ種子(タヌキの足跡がある)

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする