東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田んぼに切りワラ散布

2005年10月15日 | 田舎暮らし
 稲刈りして脱穀したワラは、縄やしめ縄用などを除いて田んぼに散布します。ただ、そのまま散布すると冬に耕運するときに耕運機のロータリーに巻きついて困ります。このため、押し切りを使って10cm程度の長さに切ってから散布します。

 ワラを散布された田んぼは、冬に一度か二度耕運機で軽く表層を耕運します。ワラは、土と混ぜられて春までにはほどよく腐敗します。腐敗したワラは柔らかい良い田んぼの一部になります。そして、いろいろな微生物の餌にもなるのではないかと思っています。

 良い田んぼは稲が良くできるだけでなく、いろいろな動植物の生息場所になります。ちなみに、今年は雨が多かったためか、田んぼの水深が深くヤゴを代表とする水生昆虫がいつもの年よりも多くいました。そのため、この秋はオニヤンマをとても多く見かけます。
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