湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

熱海の熱い夜

2014-11-08 22:13:17 | お休み日和


2週前も行き当たりばったりの熱海だったけど、今日もまた行き当たりばっ旅になった。
予約もなしに熱海に泊っちゃおうというのだ。

駅前の案内所で尋ねたら旅館組合の案内所がいいというので向かうと、重厚なカウンターの向こうでおじいさんが「1万円以上の旅館しか案内していない」という。
諦めようと思ったけど、そこが古いビルで面白そうだったので徘徊(笑)。すると、2階にもう1ヶ所旅館組合の事務所があった。覗いてみると、感じのいい女性が応対してくれた。
こちらが出したリクエストは「素泊まりでOK、なるべく古い宿、例えば『竜宮閣』みたいな・・・」
といった時には、その『竜宮閣』に電話してくれていた。

ご存知ですか、駅からほど近い坂の途中にある、ビックリするくらい古い旅館だ。以前からこんな宿に泊ってみたいと思っていた。
しかも、素泊まりの料金は5,650円(消費税・入湯税込み)!

そして、思ったとおり素晴らしい宿だった。
全8室。足を進めるたびにミシミシいう床、1つの階に1つのトイレと洗面。部屋には金庫も冷蔵庫もない。もちろんテレビも薄型ではない!
昭和も昭和、僕が生まれる前の新婚旅行のメッカといわれた頃、そして社員旅行で賑わったころのままのような旅館だった。

あいているどちらの部屋でもいいと案内されたが、明るかった方を選んだら、なんとすごい+αがついていた。
奥に小さな階段があって、それを上ると椅子とテーブルが置かれていて、海の方向を一望できる展望室が現れたのだ!
ただ、でっかいマンションが建っていて海がいっさい見えない(笑)。
たぶん以前は花火もよく見えたのだろう。ご愛嬌だ。



さて、お風呂は2つあり両方入れるというので、到着後に大きい方に入った。夜もう一度入ろうと小さい方へ向かうと、なんとクローズ。仕方なくまた大きい方へ。









どうです、この昭和のお風呂。全タイル張り。湯船に注がれているお湯の蛇口には湯の花?が積もっている(笑)。
これは、想像以上だった。
扉の前にスリッパがある時は貸し切りということになるらしく、自動的に昭和にどっぷりとつかることになった。
ん~、サイコー!

いやいやいや、こんなに楽しい夜なのに、もう瞼が重い(笑)。




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