肉そぼろ、卵そぼろ、桜でんぶ…
アルマイトのフタを開けると、三色がきれいだった。
鮮明に覚えているのは、幼稚園のころのお弁当だ。
その後で思い出すのは、鈍い茶色系のおかず。
煮しめである。
にんじん、ごぼう、里芋、れんこん、椎茸、こんにゃく、いんげんなど、地味~な野菜を醤油やみりんなどで地味~に煮込んだ、キングオブ地味~な料理だ。
中高校時代、僕のアルマイトの弁当箱に入っている確率ダントツ1位だった。
嫌いではないのだが、あまりにも地味で、あまりにもたくさん食べ過ぎて、だんだんイヤになってきた。おまけに、時々その汁が白いご飯にまで染み出て、悪いときは弁当箱からもこぼれて、鞄の中から地味~な匂いを放つ(笑)。
社会人になって母製の弁当から離れて以来、煮しめを口にすることもなくなった。
しかし、若いうちは見向きもしなかった野菜の煮物関係が、歳を重ねるうちに恋しくなってくる。そんなこたぁあるまいと思っていたのに、いつのまにか好んで食べるようになってしまったのである。
今日の写真は、鎌倉東口「丸七商店街」内の荒物屋さん。リサイクルなのかデッドストックなのか、アルマイトのお弁当箱やら昭和的な台所用品が狭い店内にズラリ。奥には、ホンモノの流し(キッチン)がある(笑)。
丸七商店街、狭くて密集したこの感じいいですよね。
トツカーナは順調です。
ばったりお会いしそうです。
それにしてもこのお店、似合いすぎです。
全体的に小さなカンジも(笑)。
ほんとうにおめでとうございます。
来年は年賀状が書けなくなってしまいましたので、ここでコメントさせて頂きました。
この手前の魔法瓶をおまつりで新品で1000円で買いました。場所を取るだけのものでございました。
このお店の奥にカトゥーさんが
いらっしゃるのではないかと思っておりました。
それにしても、いつもでしたら
年賀状を書くために1年を費やすのに…
残念でございます。