今月号の「月刊WILL」にCIA東アジア部長のアーサー・ブラウン氏と西村眞吾氏による北朝鮮拉致問題に絡んだ対談が載っていたのですが、その中で小泉元首相が北朝鮮から連れ帰った5人を「北朝鮮に戻さない」と最終的に決断した事に関して、加藤紘一が「国家間の約束だったから(拉致被害者を)返すべきだった」と発言していたのを聞いたブラウン氏は「政治家からこんな言葉が出てくるわけがない。自分が日本語を聞き取れなかったのだろう」と思って、3度もビデオを見直したそうです。
まあ、これがごく普通の反応ですよねえ。
日本の政治家連中が異常なだけで。
大体、国が自国民を助けなくて誰が助けてくれるというのか!
なのに、日本はいまだ本気で助けようとはしていない。
確かに市民レベルでは拉致問題はかなり浸透してきてはいますが、結局政治家が動かなければ解決しないと言うのに…。
又、昨今妙に左翼連中が色んな面で日本に圧力を掛けてきています。
国連の死刑廃止通達や従軍慰安婦、他国への侵略への謝罪…これらは全て元々我々と同じ“ハズ”の日本人が騒ぎだした事なんです。
(まあ、これらを煽動している輩には成り済まし日本人が多いのも事実ですが)
昔は なぜ、こういった連中は自分達の国や国民を貶めようとするのか?私には判りませんでしたが、昨今、日本の左翼と言うのはいまだ、とっくの昔に崩壊した共産主義を崇めていて、日本を自分達の理想の共産主義国家にしようとしている事、そして、それを達成する為には日本と言う国家を一旦全て解体しなければならない、と言う思想に取り憑かれているからだ、と言うのが薄々判って来ました。
更に始末が悪いのは、かつて戦後GHQによって保守派が要職から一掃されてしまい、逆に当時“隅”に追いやられていた共産主義者を要職に就かせてしまった事。
キチガイに刃物どころか、キチガイに核ミサイル発射ボタンを与える位の事をしてくれたわけです!
それから60余年、その時要職に就いた者はいまだにその地位を手放そうとしない、もしくは自分の思想の後継者に譲ってしまう為、いつまで経っても古参企業や大学などのトップの“思想の”入れ換えが起きません。
例えば、ナベツネこと渡辺恒雄氏などが典型的な例ですね。
戦前共産主義者だった彼は戦後GHQによって重用された途端、“保守派”を叩き出して自分の回りを全て同志で固めてしまい、“王政”を引いてしまいました。
何か、やってる事は北朝鮮にそっくりですな(^^;)
しかも、80歳を超えた今でも引退するどころか、今年の4月には“今後10年のビジョン”を語ったそうです。
この演説を聞いていた読売社員の大半は「おいおい、このジジイは一体何歳まで生きるつもりなんだ!」と苦笑していたとか。
このジジイ、もう少しすると“妖怪化”するんじゃねえだろうな ┐(´ー`)┌
後、東大も上記の様に戦後GHQがトップに共産主義者を据えた為、いまだに学長や教授会の思想は左前のままです。
だから、東大出身の政治家や役人は思想的に“変なヤツ”が多いのかもしれませんな。
そういえば、あの小和田雅子妃(この人に“妃”を付けるのは、正直個人的にはかなり抵抗があるのですが…)の父親の小和田恆氏も東大で、しかもバリバリの共産主義者の教授に師事していた為、思想がモロ左前。
しかも、コイツが外務省役人だった時、土井たか子の質問に対する国会答弁が日本の土下座外交のきっかけになった、とも言われている、“国賊”と言っても過言ではない位、日本の国益を損なう事ばかりしています。
更に最近は「自分は次期皇后の父親だ」を売り文句に、各国の王族や貴族の所に“出没”しては持論である左前思想をバラまいているとか…頼むから日本の皇室を汚す事は辞めてくれ!
そもそも、この小和田家も血筋がかなり怪しいんですが…。
それに、“娘”もかなり父親の思想を受け継いでいるらしく、始末が悪い事に、その思想が徳仁親王にも“影響”が現れ始めているんです。
だからと言うわけではないのでしょうが、宮内庁なども最近は徳仁親王ではなく、男子がお生まれになった秋篠宮文仁親王を次期天皇に、と考えているとの話もチラホラと・・・・・・おっと、この話をし始めたら長くなるので、それは又の機会と言う事で。
とまあ、こんな風に今の日本の企業や学校などは日本左翼思想に侵されまくっているのが現状と言えます。
そんな状況ですから、当然経済界においても金儲けの為にはそういった連中の言う事を聞かざるを得ず、その為その思想に大なり小なり毒されて来ています。
それが最も顕著に表れているのは今の経団連でしょうな。
更に日本は、変な言い方ですが、経済と政治がごちゃ混ぜになっている部分がある為、それが政治にもモロに影響してきている、と言うわけです。
その日本の“問題点”が浮き彫りになった事件が昨日起こりました。
浜田靖一防衛相は31日夜、先の大戦を日本の侵略とする見方を否定し、集団的自衛権行使容認を求める論文を公表した防衛省の田母神俊雄航空幕僚長を更迭した。麻生内閣が先の大戦を「侵略」とした村山富市首相談話を踏襲する中で、論文内容は政府見解に反すると判断した。
浜田氏は同日夜、増田好平事務次官を通じ更迭を伝達した。浜田氏はこの後、防衛省で記者団に「政府見解と異なり不適切だ。職にとどまるべきではない」と述べた。
空自トップである現職の幕僚長が先の大戦を侵略戦争と決めつける見方に異論を唱え、憲法改正の必要性に言及する論文を発表するのは極めて異例。憲法解釈の制約などで十分な活動ができない自衛隊の現状に一石を投じる狙いがあったものとみられる。
この田母神空幕僚長の書いた論文がこれなのですが、どこが問題なのでしょうか?
むしろ、戦後左翼によって広められた“自虐史観”から脱却したとても良い論文だと思いますが?
こういったまともな意見をワザと騒ぎ立てて問題化し、発言した相手を更迭させる、この行為はマスコミや左翼が好んで使う“言論と思想の弾圧”には当たらないのでしょうか?
その事を政治家すら追求しようとしない、それも又今の日本の問題点と言えます。
そして、この事で判る通り、今の日本に本当の意味での“言論と思想の自由”など全くありません。
左翼思想の意見のみがまかり通り、保守、中立の立場での意見は、上記の様に官民挙げて即!潰されてしまうのです。
ただ、日本左翼の昨今の“異常”とも言える“保守潰し”は、裏を返せば、自分達が段々追い込まれている事を身を以て感じているからだ、とも考えられます。
中山成彬氏や橋下知事の様に公職にありながら堂々と日教組を始めとした左翼を批判する者が表れ、ネットでは左翼の悪行が次々と暴かれ、いわゆる保守派が徐々に増大しつつある事は自明の理。
ただし、保守派にも問題があります。
それはいまだ“魅力的”な指導者が現れていない事。
“カリスマ”と言い換えてもいいんですけどね。
ハッキリ言って、今の保守派の行動は各団体がバラバラに動いていて、長年組織を維持し、デモやクレーム等の抗議行動すらキチンと“システム化”されている今の左翼団体に対抗するには、どうしても今ひとつ迫力も資金も不足しています。
ですから、そういう「保守を導く者」が現れたら、日本の“勢力図”は一気に変わるんでしょうけど、今の日本ではそれが最も難しい課題の様で…。
かと言って、諦めるわけにもいきません。
私らみたいな一個人といえども少しずつでも“抵抗”の意志を示していけば、それがいつか大きな流れになる、と私は信じています。
日本はかつて幕末や戦前、戦後でそれを身を以て経験しているのですから…。