山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

評判は作られる

2006-08-03 00:31:48 | 独り言
亀田興毅はほんとに勝ったのだろうか?
まあ、その話は後程ということで、、、。

世の中で、いいよ、旨いよ、おもしろいよ、強いよ、という評判があまた聞かれるが、戦略的に作られた評判も結構あるんですよコレが。

あの行列のできるラ-メン屋、おいしかったよ。わざわざ行って食べてみるとなんのことはない。カウンタ-で思わず感想言っちゃった。『チャ-シュ-の味がきつすぎてス-プの味と合ってないですね』。悪いこと言っちゃったかな?

あの先生のセミナ-すごく良いみたいよ。全然席が取れないみたい。そんなこと聞いたら聞かない訳にいかない。関西まで行って聞いてみた。ナンダカナ-?
終演後、アンケ-ト用紙に書いてきた。『泣かせよう泣かせようとする演出がみえみえでシラケテしまいました。もっと内容の濃いお話を期待していました。残念です』
悪いこと書いちゃったかな?

あのホテルのホスピタリティ、感動ものらしいよ。本にも紹介されてたもの。
予約して新幹線使って行ってみた。『感動ですか、、、? どこが、、、?』

おいしいと評判の高いラ-メン屋、食べてみてほんとはおいしくなかったのに皆がおいしいと言うから、おいしくなかったなんて言えないのかな?

評判の高い先生の講演、本当はナンダカナ-なのに、皆が素晴らしいと言うから自分だけナンダカナ-なんて言えないのかな?

感動のホスピタリティで評判のホテル、皆が素晴らしいと言うから大したことなかったよなんて言えないのかな?

評判は疑って見た方が良いですよ。確かに評判の高いものは素晴らしいものが多いけど、お客を巻き込んで戦略的にシステム的に作られたものも多いのです。
その片棒を担ぐことを生業としている私が言うんだから間違いありません。
だからこそ評判に影響されず、本物と偽物を見抜くチカラが必要なんですよね。

ところで亀田、本当に勝ったんだろうか?私がジャッジならチャンピオンの勝ち。
私は亀田の大ファンである。大ファンの私か見てもあのジャッジは首を傾げる。
観客とジャッジの間に何故あんなに感覚のズレがあるのか?不思議である。

TBSがあれだけ前評判をあおったら誰でも簡単に倒せると期待しちゃうよね。
トリノ冬季五輪もまたしかり。このままじゃ亀田は裸の王様になりかねない。
次の防衛戦で誰の目から見ても確信の持てる勝ち方をしなければならないだろう。更なる成長を期待したい。

(写真のラ-メン屋は府中の『らいおん』です。ここのラ-メンはホントに旨い)
コメント
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