山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

熱中症世代

2019-08-18 16:27:44 | フライフィッシング
午前6時、今回もチタケを探して小菅の別の山へ入ったのだけれど不発に終わってしまった。
午前9時、約束していた道の駅でオ-ちゃんと合流して奥多摩湖のインレットから上流のC&R区間の釣りに切り替える。

魚がたまっている最下流で釣るオ-ちゃんを置いて僕は上流を遡行した。
15分ほど遡行して雨が降り始めた途端に、たぶん管釣から落ちてきたのであろう良型のヤマメが来た。
雨が上がると遮るものが何もない本流は気温が急上昇して頭や首筋に水をかぶりながら歩いても遂にダウンの時を迎えることになった。
目まい、頭痛、倦怠感、これは熱中症に違いないと急いで車に戻って木々に覆われた涼しい支流に逃げ込むことにした。




スポ-ツドリンクを飲みながらふらつく足で支流を少し歩いて




ここでウェーデインシュ-ズも山ズボンも脱ぎ捨てて腹這いになって全身を冷たいプールに浸してクールダウンした。




小一時間ほど水に浸かったり上がったりを繰り返していると症状が少し収まったので
釣りを再開したものの全身がダルくて集中力も減退して釣りにならずここで納竿とした。




午後2時前、本流に戻るともうムリとオ-ちゃんから電話が入った。
彼も熱中症にやられて休んでいたようで早く上がってビールを飲りたいとのたまう。

小管の湯は駐車場が満杯のため1時間半走って秋山温泉に逃げ込んでようやくビールにありついた。
このツマミ付きのビールセットが680円とお安くて僕は2杯、オ-ちゃんは3杯飲って閉館まで爆睡した。




熱中症にビールが良いのか悪いのかは分からないけれど
我らは既に熱中症世代に突入している訳で過信は禁物、くれぐれも死なないように気を付けたいものでございます。
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チタケ完敗

2019-08-12 16:37:10 | キノコ狩り
10日の土曜日、チタケを求めてブナの森を歩いてきました。
毎年この時期には大型のタマゴタケと肉厚のチタケが森を賑わすのですが
今年は早くから猛暑が続いていたのでイヤな予感がしていたのです。




案の定、タマゴタケもチタケも1本もなし!
毒キノコさえ生えていたのは2本だけ、私のほかに6人の入山者も肩を落として山を下りた次第です。




仕方なく源流の沢水で〆た只のそうめんをば、、、、
これはこれで美味しいのですが、、、、いやぁ敗北感に打ちのめされながら飲るビールもまた旨しでございます。




このリベンジは、この同じ森か、瑞垣の森か、はたまた黒部か、、、、、、(泣)
それまではク-ラ-の効いた部屋で仕事に勤しむ所存でございます!
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清涼の森

2019-08-04 17:20:40 | フライフィッシング
酷暑の日々が続いていますが皆さま如何お過ごしでしょうか?
僕は7月末から黒部に入ろうと日程を調整しながら頑張ってきたのですが諸般の事情でやむなく延期になったという次第で、、、

ならば涼しい渓でロッドを振ろうと瑞垣に向かい釣り券を求めて五郎舎さんに立ち寄ると
ここのところ毎日ゲリラ豪雨があるから特に本流の急な増水には気を付けてねと女将さんから注意を促された。
増水は怖いので本流の大型アマゴを諦めて、小さな支流でのんびり癒しの時間を過ごそうかと宗旨替えした。




午前7時入渓、久しぶりに訪れた瑞垣の森は朝日が差し込んで清々しい!




ファ-ストフッシュ、この渓にしては良型の朱点も鮮やかなイワナが#12のテレストリアルを咥えた。




ブナとミズナラに覆われたこの渓の空気はひんやりとしてソフトシェルを羽織ってちょうどいい感じ。




しばらく釣り人が入っていないのか型は小さいもののポイントごとに岩魚がフライにアタックしてきておもしろい。

 


左岸に沿って登山道が伸びる恩賜林は苔と木々の緑が濃くて実に美しくて心地よい。




この辺りですでに15尾ほど、うぶな子供たちはガップリとフライを咥える。

 


この先の小さな肩で、、、




シャ-プな魚体の美しい岩魚が2番のグラスロッドを弓なりにしならせた。




まだまだ渓は続くけれど、、、、




午前9時半、この辺りでブランチをば、、、、




やはり真夏の渓はそうめんがええですね~!
あと1週間もすればチタケそうめんが味わえますね~!




ここで2時間ほど草の上に寝転んでまどろみの時間です。







そして11時50分、釣りを再開するとまたまたウブな岩魚たちが小気味よくフライを咥えます。




12時5分、渓が暗くなり冷たい風が吹き始めたのでいよいよ雷雨襲来の予感、でも釣り師の悪い癖が出てしまった。
ここで最後の最後に1尾釣ってから退渓しようと決めてこの岩魚を写真に収めた途端に一発目の雷鳴が轟いて雨が落ち始めた。




雨具を羽織るのももどかしく車に戻るまでの間にズブ濡れになってしまった。
車のル-フやボンネットを叩きつける雨音は32ビートのドラム演奏を聞いているような激しさであった。




20分ほどしてから渓を覗くと増水した流れはコ-ヒ-色に、、、




それから断続的に2時間半も豪雨が続いて、おそらく本流は怒涛の流れになっていた筈である。
帰路立ち寄ったIC手前のコンビニの店員さんの話では、雷雨なんて全然ありませんでしたよ、、、ですって。
街から車で30分と離れていない山なのに、こんなにも天候が異なるということなんですねえ!


コメント (22)
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