山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

森の中でねむりたい

2008-02-25 23:57:08 | 山歩き.散歩
雪の菜畑山からちょうど1ヶ月が過ぎた。
一日も休まずに働き続けてくれた心と体に、ここらで少しお休みをあげたかった。

12時半、相模湖での仕事が完結した。
中央高速に背を向けて馴染みの林道へ車を走らせた。
デコボコの林道を走っていると、体と一緒になぜか心も跳ねる。

峠に車を止める。ス-ツを脱ぎ捨ててパ-カ-を羽織る。
トレッキングシュ-ズのひもを丁寧に結び、ザックのウエストベルトをぎゅっと締める。
ただこれだけのことで心が解き放たれる。

ゆっくりと杣道に歩を進める。
枯れ葉を踏みしめる乾いた音が心地よい。




樹間から遠くの山が霞んで見える。





峠からほんの15分たらず、杣道の脇のここが私のお気に入りの場所だ。
枯れ葉の上に腰を下ろし、深呼吸する。な~んにもない雑木林なのに、なぜこんなに落ち着けるのだろうか?

コ-ヒ-を沸かし、どら焼きをかじりながら、タバコの煙を体の奥深くへと吸い込む。
タバコは続けて3本吸うことにしている。クラクラっとくる酸欠状態が好きだ。



敷き詰められた枯れ葉のベッドに横たわり、静かに目を閉じる。
樹々のざわめきも、いつしか消えて静まりかえる。
こんな時は、ただひとりきり、寡黙でいる方がいい。
暖かい日だまりの中でぐっすり眠った。大地に抱擁されているような錯覚に陥る。
澱のように澱んでいたものが嘘のように消え去り、心地よい覚醒感が蘇った。

さあ帰ろう!明日からまた3週間、不眠不休の日々が始まる。


目をこらすと、雑木林のあちこちに春の息吹が感じとれる。











幼い樹々の若芽たちが、ヒソヒソとなにやら囁きあっている。
春を待ちこがれて、クスクスっと口元がほころんでいる。

もう少し、もう少しだよ。
暖かい陽差しの中で、この子たちは気だるそうに体をくゆらせはじめるだろう。
まばゆい光を浴びて、この子たちは大きく背伸びをはじめるだろう。

春はもう、すぐそこまで来ています。





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ユ-ミンの死角

2008-02-21 23:25:23 | 川飯.B級グルメ
むかし、ユ-ミンが歌ってましたな~。

♪中央フリ-ウェイ 右に見える競馬場 左にビ-ル工場♪

あれはですな、オイラの住んでる府中の町を歌った曲なんですな???
東京競馬場とサントリ-ビ-ル、知ってますわなそんなこと。
しかしですな、あの曲、ひっとつだけ大事なもんを忘れているんですわな。
ナニ?競馬場のそばの焼鳥屋?
そんなもん、高速道路から見えるかいな、ほんまにもう。
えっ、声のデッカイおばちゃんのおでん屋?ちゃうっちゅうねん、もうアンタはだまっとき。

実はですな、大東京綜合卸売りセンタ-ちゅうエライ大袈裟なものがあるんですわな。
なんちゅうたって大東京ちゅうくらいですからな。
ちょうどビ-ル工場の隣にありましてな、丁度死角になっとると言う訳ですわな。
これにはさすがのユ-ミンも気がつかなかったとみえましてな、
あの曲からスッポリと抜け落ちておるんですわ。
さぞかし綜合卸売りセンタ-はんも悔し涙を流されたことでしょうな。わかりまっせえ。

さてさてこの卸売りセンタ-に、海門ちゅうマグロ屋がありましてな。
直営店のまぐろの王様ちゅうお店、これがまたすんごいんですわ。

ナニがすんごいって、ここの『まぐろ丼』、いっぺん食べてみなはれ、たまげまっせ。
マグロの赤身と中落ちが、これでもか~ちゅうほどに山積みになっとるんですわな。
これをおばちゃんが、どやっ喰ってみなはれえと持ってくる。
目の前に置かれた男は、うっひゃあ!と驚きとも喜びともつかぬ叫び声を上げることが習わしになっとりましてな。
そしておもむろに、箸を直角に突き刺して銀舎利はどこじゃあと言いながら掘り進むこと30分、
ようやくご飯にありつけると言う寸法なんですわな(写真)




もっとすんごいんのは『まぐろの王様丼』
これはもう『まぐろ丼』の1.5倍のマグロが、これでもかこれでもかこれでもか~ちゅうくらいに乗っかって。
食えるもんなら食ってみいや~と出された隣の男は、ドヒャヒャノヒャ~と恐怖の叫びを上げんことには食わしてもらえん訳でしてな。
しかもでっせ、銀舎利採掘に1時間半はかかろうと言う代物なんですわ。
オイラも感動の写真撮影をついつい忘れて、銀舎利採掘の助っ人を買って出たわけでしてな。
もう、楽しいのなんのってありゃしませんわな。

ちなみに、オイラの好物は『本まぐろ丼』と『中トロ丼』でしてな、
ちょっぴし値は張りますがな、これはもう気いつけんとホッペタおっこちるんですわ。


皆さん、府中の競馬にお出でんしゃった時はですな、必ず1000円札1枚だけは残しておきましょうな。
1000円札1枚あれば、この超大盛り殺人的マグロ丼でお腹を満腹にできましてな。
おまけにサントリ-のビ-ル工場で、おつまみ付きの只ビ-ルを煽って気持ちよく家路につけると言う寸法なんですわな。

これなら競馬でスッカラカンになったあなたも幸せの一日を過ごせると言うわけでして。
ホンに府中と言う町は、金欠おやじに優しい町でござんしょ?
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会津の山塩  味わってみてくらんしょ!

2008-02-17 23:37:40 | 川飯.B級グルメ
お塩と言えば海水から精製するもの。
まあ、岩塩なんちゅうのもありますが、私の知識では精々このなもの。

でも、あったんですわ山にも塩が、、、、、。



『会津の山塩』
これ、何から出来てるかご存知ですか?

そうなんです、温泉水を煮詰めて作るんですな。
会津は北塩原村の大塩温泉。大塩というくらいですから塩分濃度も高いようで。
とは言っても海水ほどではないので出来上がるまでが一苦労。

温泉水を入れた平釜を薪でじっくり8時間、付きっきりで煮詰めます。
更に土鍋に移して煮詰め、出来た塩を1週間ほど天日で乾燥して出来上がり。
気の遠くなるような作業、好きでないとできまへんな。

そして、出来上がったのがこれ。
私の手相?お金持ちになる手相なんだそうです。まあ、それはさておき、、、。



ちょっと粗めで、舐めてみると甘みがあって、まろやかで、とてもやさしい味わい。食塩とは大違いなんですわ。
今まで手作りの塩をいくつか味わってきましたが、みな美味しくて私の舌では甲乙付けがたく。

でも今では『会津の山塩』、これ一本。
山飯は山塩でないとねって、ただのこじつけのこだわりにすぎませんが、、、、。
お刺身も天ぷらも焼きものも炒め物も、すべてこれ1本。

旨いけれど、ちょっと高い。
ちょっと高いけれど、でも旨い。
美味しいお塩で、美味しい料理、幸せになりたいですものね。

他には、南アルプスの鹿塩温泉の山塩なんてのもありまして。やはり塩の名が付いた温泉なんですな。

日本の山の恵み、是非ぜひ味わってみてくらんしょ!





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30年ぶりのチョコレ-トケ-キ

2008-02-14 23:23:03 | 川飯.B級グルメ
人の心の表し方、これ中々難しいもので、、、、。

『お前に何かあげても張り合いがなくて、、、』
子供の頃、よくそんな風に言われたものだ。
誕生日に両親からプレゼントをもらう。
とっても嬉しいのに照れくさくて喜びをうまく表現できない子だったようなきがする。
口から先に生まれてきたような、おしゃまなクラスの女の子を見て羨ましいと思ったものだ。
プレゼントをあげても、嬉しいのか嬉しくないのか?これって、あげた方は寂しいものがありますよね。

小学5年生の夏、クラスメイトの男子4人、担任の若い先生の実家に招待されて楽しい2日間を過ごした。
でも、山間僻地に育った引っ込み思案な私たちのこと。
先生のご両親に『こんにちは、よろしくお願いします』、その挨拶ができなくてね。
『先生はすごく恥ずかしかったぞ』、そう言われて『ごめんなさい』、心の中では皆そう思っていたのに言葉で先生に伝えられなかった。

その晩、布団の敷かれた部屋で4人は話し合った。
『先生に恥かかせちゃったよな』『オレ、なんだか恥ずかしくなっちゃった』
皆、自分のふがいなさを恥じていたんだよね。
明日、帰るときはちゃんと挨拶しようよ。4人そろって挨拶出来るように一生懸命挨拶の言葉を考えて、、、、。

翌日、一日中プ-ルで遊んで、ご馳走をたらふく頂いて、おみやげに自家製の葡萄まで頂いて、、、、。
『いろいろありがとうございました~、また来ま~す』
ちゃんと言えたよ~!恥ずかしかったけど、勇気を振り絞って4人で声を合わせて言えたんだ。
それまでの心の中の靄が、すうっと晴れたようにとても気分が良かった。飛び上がりたいほど嬉しかった。
横目で先生の顔を伺うと『やったな!』と目で合図を送ってくれた。先生も喜んでくれてる。嬉しかったなあ。


この出来事が切っ掛けになったような気がする。
子供ながらに喜びや感謝の気持ちを素直に表現出来るようになったのは、多分あの頃からだったような気がするのだ。


昨夜、カミさんと呑みながら30年前の話になった。
あの頃、トップスのチョコレ-トケ-キは世界で一番美味しいケ-キだと思っていた。
『久しぶりに食べてみたいね』『久しぶりって、もう30年ぶりだと思うよ』



あの頃、食事のあとで丸ごと一つ食べてしまってひどい目にあったことがある。
そんなことが次から次に浮かんで思い出話が止まらない。

どちらが先に死ぬのか?
そんな話になった。『お前がいなくなったら、オレ事務所を閉めるよ』
それからカミさんへの感謝の気持ちをとつとつと伝えた。

『男は女を泣かせぬもの、女は男を怒らせぬもの』
私たちの結婚の日、大先輩から頂いた言葉を今も大切に心の留めている。

男は元々マザコンである。
子供の頃は母に褒められたくて、結婚したらカミさんに褒めてもらいたくて頑張っているようなものだ。
幸い私の妻は、いつも労いの言葉をかけてくれる。
これがなくなったら仕事をする喜びの半分が失われてしまうような気がしてならない。

原始の時代、男が狩りをして獲物を誇らしげに妻の前に差し出す。
多分その妻は、精一杯の喜びと労いの気持ちを男に伝えたことだろう。
これがなかったら、男は絶対に危険を冒してまで狩りなどしなかったはずだ。

世の奥様方、どうか旦那様への労いと感謝の気持ちをきちんと伝えてくださいね。
男はそれが嬉しくて、それだけで頑張ることができるんですから、、、、ネ!





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檜洞丸 積雪1mてか?

2008-02-11 14:01:36 | 川飯.B級グルメ
昨日、中学時代からの釣友山友Oちゃんから電話が入った。

『おいっ、檜洞がよ~積雪1mだってさ~、ワックワクしね~か。久しぶりにカンジキ使って登ろうぜ』
『勘弁してくれよ~、いまひっで~風邪ひきでうなってんだよ。雪って聞いただけで全身がぞくぞくしやがる。頼むから山の話はせんでくれ~』
『お前バッカじゃね~の。こんな願っても無いときによ~』
『お前なあ、友達ならもちっと思いやりあふれる言葉でもかけられね~のかよ?』
『しゃあねえな~、つべこべ言わずに黙って寝ていやがれい』

元々単独行派のアイツのことだ、一人檜洞に登って今頃は1mの雪に埋もれて身動きとれなくなってるに違いない。ざまあみやがれってんだ!



春になったら雪に埋もれたお前を掘り出しに行ってやるから、それまでそこでじっと待つが良い。
酒が足りなければ連絡入れよ。代わりに俺が呑んでおいてやる、ぐっふっふっふ。


しかしマイッタ。
貴重なこの3連休、頭はガンガン、体はゾクゾク、寝過ぎて腰もズキズキ、踏んだり蹴ったりの休日になってしまった。
おまけにカミさんも5年ぶりのギックリ腰で身動きがとれず。
枕を並べて討ち死に状態で、何もできずに惰眠をむさぼっていた次第である。

息子が家を出て独立し、今は老犬モモとの三人暮らし。
この3日間の寝たきり状態を体験して、将来の年老いた我が家を疑似体験した感がある。
老人の二人暮らし、ましてや一人暮らしとなると、さぞかし不自由で不安な毎日なんだろうな。
『老いの楽しみ』は健康なればこそ言えること、せいぜい労り合って生きたいものである。
田舎に暮らすご老人、野良仕事と茶飲み話を日々の楽しみとし、一杯の焼酎と地の食材に舌鼓を打って一日を終える。
将来はふる里に帰ってこんな生活をしてみたいものである。

体調が悪いとお酒が飲めなくなる。これが差し当たっての私の不幸だろうか?
しかし、今回は薬だと思って呑んでみた。熱湯で梅肉を溶かした茶碗に焼酎を注ぐ。
これは旨い。薬なのになぜ旨い。焼酎だからに決まってる。焼酎だけど体が温まるから薬ということにしておこう。



薬なのだから多すぎてもいけないが少なすぎても効かないのだ。
適量は2杯ということにして、仕方なく我慢して呑んだ。旨い!

体がホカホカしてきて、これなら良く眠れそうだ。
ホカホカついでに茶漬けでも頂こうか。てな訳で『大佐和の海苔茶漬け』



10年前のこと。この『海苔茶漬け』をはじめて見た時にはびっくりしましたねえ。
なんてったって永谷園とはえらい違いで、海苔がわんさかで、あられが入ってないやんけ~。
こんなに海苔ばっかりで何考えとんじゃあ、ご飯よりも海苔の方が多いやんけ~。
ワシに海苔茶漬けでも食わせようと言う魂胆かい、と訳のわからんことを口走ったものでしたが。
海苔茶漬けに海苔がぎょうさん入ってて何が悪いと、そう開き直られると特に反論する気も起こらん訳でして。



仕方なく食べてみましたよ。これが旨い。
と言うことで、この10年来浮気もせずに大佐和の海苔茶漬けにぞっこんと言うことで。
今回も、身動きできぬ我ら病人のありがたい非常食になってくれたと言うお話でした。

皆さん、くれぐれも風邪など召しませぬように。






















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立ち食い蕎麦考

2008-02-04 00:18:08 | 独り言
月のうち3分の2はお客様を巡っている。
一都四県、都心から田舎町までそれぞれの色があって実に楽しい。

行く先々には美味しいものもたくさんあるはずだが、昼食は殆ど立ち食い蕎麦で済ませている。
時々、回転寿司や牛丼やラ-メンと言うこともあるが、忙しいし何より好きなのでやはり立ち食い蕎麦がいい。
だから行く先々には美味しくて好みの立ち食い蕎麦屋さんを必ず決めているのだ。
空いた時間はコ-ヒ-ショップで180円のコ-ヒ-をすすりながら本を読む。

立ち食い蕎麦に親しみ離れられなくなったのは30年も前のこと、神田での修業時代に遡る。
あの頃の神田駅周辺には10軒以上ものお店があった。
手打そば風の味と食感が売りのとても美味しかったお店。
生卵をトッピングすると熱っつ熱のつゆをかけて白身をトロトロにしてくれたお店。
揚げたての天ぷらが15種類もあって、毎回選ぶのが楽しく、
しかもSBのカレ-粉を振りかけると独特の風味が出て実に美味しかったお店。
この3軒のファンになって通い詰めたものだ。

先日、原宿から鶴見への移動中、時間が無くて品川駅中のお店を覗いた。
なぬぅ、天ぷら蕎麦が650円だとぉ。『ふざけんじゃ~ねえよ~!』と、ボビ-オロゴンが口をとがらせて雄叫びを上げた。
こんなに高い立ち食い蕎麦なんてあるものかと、憤慨しながら隣のカレ-屋の自動販売機へ。
1000円札を入れてメニュ-を見ると『ル-だけで中身無しかよポ-クカレ-』が850円、
『高級黒豚にせものに決まってるぜメンチカツカレ-』が1050円もしてる。
『ふざけんじゃ~ねえよ~』と、またまたボビ-がほえて返却ボタンを押した。

結局、川崎駅で途中下車して徒歩5分、行きつけのお店に駆け込んで春菊天蕎麦の大盛りを注文した。
大盛りでも450円だぜ。蕎麦もつゆも絶品で、やっと腹の虫を治めた。この店は毎月立ち寄るのが楽しみな一軒である。
遅刻してお客様に詫びを入れても蕎麦だけは譲れない。(Y院長、あの日の遅刻、実は電車のせいではなくて、
立ち食い蕎麦を食べたさゆえのものでありまして、、、このとおり

さて、立ち食い蕎麦。
何故500円では高いのか?ましてや650円なんてあり得ないと思うのは何故なんだろうか?

そこにはやはり、立ち食い蕎麦は『安いもの』と言う動かし難い『既成概念』があるからではないだろうか?
お店側も食する側も、早くて、しかも『安い』という既成概念の呪縛に囚われいるからではないだろうか?
いくら美味しい蕎麦を出しても、立ち食い蕎麦である限りは『安い』と言う既成概念の殻を打ち破ることは難しいのかも知れない。
しかし、価値を理解されない立ち食い蕎麦たちよ、決してヤケを起すでないぞ!
立ち食いは立ち食いとしての誇りを持とうではないか!

あれは確か、代々木八幡の駅前であったと思う。
揚げたての茄子の天ぷら蕎麦を頂いた。
こっ、これが、これが立ち食い蕎麦なのか?、、、と震えるほどに感動を覚えたものである。
もう一度食べたいと、そのお店に赴いたがそこには全く別のお蕎麦屋があった。
がっかりして、近所のお店に聞いてみた。そんな店は初めから無かったと言う。
どういうことなんだ?あまりの絶望感にめまいをもよおし、ヘナヘナとその場に座り込みそうになったほどである。

もう10年以上も夢を見ていない筈だが、もしやあの茄子天蕎麦は夢の中のものだったのだろうか?
まぼろしだったのかと思うと無性に食べたくなる。夢でもいいからもう一度どうしても食べたい。

若い頃は、スト-リ-を決めて床に就くとそのとおりの夢を見られたものだ。
あれが夢だったのなら、もう一度、あぁ、せめてもう一度だけ、あの夢を見てみたい、、、と、叶わぬ夢を見てしまうのだ。






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フェブラリ-フ-ル?

2008-02-02 14:26:47 | 独り言
毎日、DMや営業の電話がひきも切らない。
一々関わっていると仕事にならないのですぐさま丁重にお断りしている。

昨日のこと、高級リゾ-トマンションの営業の電話が、、、、。

『ワンランク上のリゾ-トでゆったりとした時間をお過ごしいただけます』
『いやぁ私はワンランク上の世界ではくつろげないんですわ。
なんてったって山の中で野宿して癒されるタイプですからねえ、、、』
『えっ、でも真冬は野宿なんてできませんよね~?』
『いやいや、しますよ年がら年中』
『う~む、そうですか~』

そして最後に、、、大ボラ吹いちゃった、今年初めての。
『お金はあるんですよ、リゾ-トマンションの一つや二つ買えるくらいはね』

大ボラ吹くのって気持ちいいものですね。
しかも、この程度のホラなら心も痛まない。
どうせ相手も本気にするわけも無し。

今度は『ビルの一棟や二棟くらい』とでも言ってみようかな。
さぞかし気持ちいいだろうなあ。
毎日大ボラ吹いてたら、それが現実のものになっちゃったりしてね、、、。

ムリだよね~。


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