山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

今年の〆はシドケで!

2014-05-21 00:10:55 | 自然薯 山菜
山菜シ-ズンの最後はシドケで〆たい!
忙しい五月の土曜日ではあるけれど早朝5時半に出撃して昼までには事務所に帰って仕事の帳尻を合わせればよい。
この森の高みに立つと秩父の峰々の向こうに南アルプス連嶺の眺望が麗しい、今日はこの森に分け入ってみようか。





かつて、岩魚の棲むこの小さな沢の最奥にシドケの群生地があった。
3年前の台風による大出水でシドケは全滅し、この2年ほどは姿を見ることができなかった。
今年こそはと復活を期待してこの沢を奥まで入ってみよう、、、、、、、





自然の中に生きる植物のナントしたたかなことでしょうか!
まだ群生地と呼べるほどではないけれど昨年までは1本もなかったシドケの若芽がちらほらと復活していました。





ちょうど食べごろ、嬉しいですねえ!
旬の山の恵みは少しだけ味わうのが乙なもの、これだけあれば充分です。





先ずは、逞しい森の生命力に感謝して、乾杯~!





今回は質素に天ぷらとお浸しだけ、自然が与え給うたほろ苦い風味が実にいいのです。



 



〆は天ぷらとお浸しを載せて、シドケ蕎麦、、、熱烈に旨し!




雪深い地域は別として今年の山菜シ-ズンは終焉を迎えました。
今年もコシアブラに巡り合うことはできませんでしたが来年こそはと期待がふくらんできます。

さあ次は6月、山から下りたらとびっきりの霜降りステ-キを食べたいものですねえ!
コメント (32)
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ホットサンドと玉子焼き

2014-05-05 13:55:44 | 自然薯 山菜
前回の遠征から帰ってすぐにキツイ風邪に憑りつかれて今でも咳をするたびに腹筋がひどく痛む。

GW後半の遠征第二弾は残雪の北アルプスに登り、下山後の翌日は釣りと温泉でまったりする企画であったのだけれど
僕の風邪のために同行予定の熊さんとオ-ちゃんは計画変更を渋々受け入れてくれて近場の釣りで我慢してもらうこととなった。

ここは秋山川の某支流、変化に富んだなかなかの渓相で八寸ほどの山女魚が適度に遊んでくれるお気に入りの渓の一つである。
先ずはオ-ちゃんが先行し、やる気のない僕は両岸の斜面に生える山菜を探しながら歩く、漁師の熊さんは一人別の沢へと入って行った。






この沢の魅力は山女魚だけではなくて、山ワサビ、蕗、セリ、三つ葉、タラの芽、ウドなどの山菜が
ふんだんにあることでしょうか、このウドもまさに今が食べごろといった感じではありませんか。







山からは食べる分だけのウドを分けて頂きました。
もうこの時点で僕の釣りモ-ドは100→0へと急降下、えっ最初から0だろうってか?






今回は香りの強い自生の三つ葉も楽しみましょうかね。





竿を畳んだのは11時前、ちょっと早いけれど待ち合わせの場所に行ってみると
既に釣りを諦めた熊さんが川から上がって焚火を熾して川飯の準備を始めておりました。
かつては飯も食わずに朝から晩まで釣りに没頭していた熊さんでさえ年とともに釣欲は減退する、ええことでございます。

先ずは熊さん差し入れのキンキンに冷えたシルクエビス、きめ細やかでなめらかな喉越しがたまらんのです。





今回の収穫は食べる分だけのウドと三つ葉とタラの芽、これだけあれば十分楽しめますね。





ウドの根はインスタント味噌汁のお味噌で頂きます、ウドが甘~い!





ウドの茎はキンピラ、葉は天ぷら、三つ葉はお浸しで頂きます。
自生のウドや三つ葉は味も香りも強くてワイルドな川飯に趣きを添える美味しい食材になるのです。

 




6個の卵に長ネギ1本を投入した特大のネギ玉。





ふんわりふっくら、これ意外とビ-ルに合うのです。





トリは熊さんのバウル-の出番です。
昨年末の焚火会でぐっさんのホットサンドに感動してついに熊さんも手に入れました。





いい具合に焼きあがってます。
4種類の具材が入って、これは完璧に旨し!






川飯とビ-ルを堪能したら最後は決まってこうなります。
木漏れ日の中での午睡、これ一度やったらやめられないのです。
釣りはあくまで刺身のツマ、川飯と昼寝という人生の楽園があるからこその釣り、理解して頂けるでしょうか?

  

午後5時半、すっきり目覚めて夕まずめの釣りには最高の時間です。
なのに誰も竿を出そうとはせずに一日が暮れていくのです。
(彼らはこの日をもって釣り師の肩書を返上するそうです)




今回の〆は『つねっさ』のお蕎麦
角がきりっと立った細打ちの美味しいお蕎麦でございました。






渓の画像も一枚だけ、しかも山女魚の画像は皆無
こんな釣行レポはこれっきりにしないとあきまへんな(反省)

コメント (28)
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