山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

夏きのこ

2022-08-07 17:04:25 | キノコ狩り
今年初めての夏キノコの探索に雨後の山を3時間ほどゆっくり歩いてみた
運動療法が効を奏したのか腰の痛みは少し残ってはいるものの足のしびれや痛みは治まっている



予報では雨は午後一時的に1ミリ程度しか降らない筈なのに入山時からしとしと雨が落ちていて山は深い霧に包まれている



小ピーク手前の巻道を進んでいると食べごろのハナビラタケが僕を手招きしている
雨を含んで少々色変わりしているけれど一株持ち帰って頂くことにする



降り続く雨が頭上の葉を叩いているけれど分厚く茂ったブナやミズナラの葉のお陰で雨具を羽織ることもなく快適に歩くことができた



小一時間歩いて登山道から少し山に入ったところでタマゴタケを見つけた
生まれたての卵、卵から孵化したばかりのヒヨコ、よちよち歩きのヒヨコ、大人になり始めたものとタマゴタケの成長過程がよくわかる

 
 

なんて美しい!
これは持ち帰ってホイル焼きとコンソメスープにして美味しく頂こう



更に進んだ登山道脇の落ち葉に食べられない白っぽい雑キノコがたくさん目に入るけれど本命のチタケはどうだろうか?



森の中に分け入っていくと、なんと可愛いヤマドリタケの幼菌を3本見つけた、これも持ち帰ってパスタの具にして頂くことにする



そして本命のチタケがあちこちに顔を出している、あまり期待していなかったので嬉しさもひとしおである



雨のためかこのチタケは色落ちしている



今年は10本のチタケを摘んだ、これだけあれば美味しいめんつゆが作れる



小さめのポリ袋3つがキノコで一杯になった、この日の収穫に満足して下山路のベンチで一服してから山を下ろう



この日の収穫、タマゴタケ5本とチタケ10本



ハナビラタケとヤマドリタケの幼菌3本、ウスラヒラタケも見つけたけれど今回はパスした



林道脇の広めの車止めを見つけて山飯にしよう
先ずはチタケをじっくり炒めてからチタケの出汁をナスにたっぷり吸わせる

 

めんつゆは多めに作ったので家に持ち帰って何度かチタケうどんを味わえる



今回は多めのチタケを使ったので美味しいチタケそうめんになった



ここ何年か不猟続きであまり期待はしていなかった夏キノコ
森に癒されながらこれだけ収穫できれば十分に満足でございます!







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岩魚解禁

2022-07-18 16:50:55 | フライフィッシング
8ヶ月間治まっていた脊柱管狭窄症が再発したようである
今月に入って腰が痛みはじめ、次に右足が痺れはじめて遂に足に痛みが生じてきた
激痛で歩けなくなってしまう前に岩魚と遊んでおきたいと瑞垣の森にやって来た

午前8時半、釣り券を求めて五郎舎に立ち寄ると、今日は朝6時前から沢山の釣り人が立ち寄ったとのこと
本流も枝沢も殆どの車止めに車があって入る沢がない、仕方なく水量が少なくて魚影も薄い最上流部に入ることにした



連日の雨にもかかわらず沢に降り立ってみると水量はご覧のとおりの超渇水状態であった



しばらくロットを振ってみたけれど岩魚の反応は全くなし



諦めて別の沢に移動した、この小渓は釣りにくいためかいつもそこそこ岩魚が残っていてくれる



チビ岩魚をいくつもバラした後でようやく10センチほどの岩魚で片目が開いた、見事にフックが上顎に掛かっている



しばらく遡行すると足が痛みはじめるので岩に腰掛けて小休止、足の痛みが治まるとまた遡行の繰返し



ちょっとサイズアップ、これはフックが下顎に掛かっていて釣り名人に笑われてしまう



ちょっと平坦になったここでまた小休止、一服つけているうちに足の痛みが治まった



あの白泡とヒラキの境から、、、



19センチ弱の鼻の丸い雌岩魚、この小渓では良型の範疇に入る



ここでまた小休止して足の痛みを和らげる、何年か前たまボブさんがここでチビ岩魚を釣りあげたっけ



左側の白泡から14番のテレストリアルを流すと、、、



この日一番の美形の雄岩魚、この小渓で7寸のサイズなら尺上の満足感がある



右側の二つの石の陰から、、、



この小渓の岩魚はおしなべて柿色の腹が見事で美しい



午前11時過ぎに雨が落ちてきた
ひんやりと涼しいこの沢で昼飯を作ろうと食材とビールをザックに詰め込んできたのだけれど
ゲリラ豪雨に遭ったら川飯どころではない、早々に車に戻って頭上を木々の葉に厚く覆われた路肩に移動した



ここなら少々の雨でも濡れることはない
イスとテーブルをセットして心地よい昼寝のための山飯づくりに取り掛かろう
先ずはナスを半分炒めてから刻んだ3個のミョウガと一緒に煮込んでめんつゆを作り氷水に浸けて冷やしておく
残ったナスのショウガ焼き、ウインナとホウレンソウでビールと缶チューハイがイケる
不動滝経由で下山してきた登山者のグル-プが不思議そうにのぞき込んでは話しかけてくる

 

〆は冷やしためんつゆをぶっかけたそうめん、夏の我が家の定番が旨い!



超出遅れの解禁になったけれど涼しい小渓の岩魚は健在で満足の一日にしてもらえた
涼しい木陰でたっぷり午睡のあと、渋滞を避けて午後11時の帰宅となった

帰宅すると注文した本が届いていた



さて脊柱管狭窄症の運動療法、自力で症状を改善できるかどうか試してみようと思います。

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寒晒し蕎麦

2022-07-03 00:15:10 | 蕎麦、うどん
山形村の蕎麦集落には何度も足を運んでいるけれど一番人気の木鶏(もっけい)さんには初めて寄らせて頂いた
長時間並ぶのは辛いので予約の電話を入れると感じの良い若い花番さんの対応がすこぶる心地よくて好感が持てた
訪ねたのは先々週の火曜日、平日だというのに開店時間の11時30分少し前には6名の蕎麦好きが並んでいた



花番さんに案内されてカウンタ-に就くとオープンキッチンになっていて厨房が一望できる
湯がぐらぐら沸き立つ大鍋からあげた蕎麦を店主が体全体を使ってリズミカルに冷水で〆ている

メニュ-の上にさり気なく置かれた達筆な毛書、こんな心遣いがこれから頂くお蕎麦の出来を予感させる



先ずは、とりわさとノンアルコ-ルビ-ルを頂いた



辰野町の山間で飼育されたという『ぎたろう軍鶏」が美しく、とろけるように滑らかな舌触り(わさびは大王わさび農場の生わさび)



ビ-ルがなくなる頃合いを見計らったようなタイミングで緑がかった十割のもり蕎麦が供される
野辺山で収穫された玄蕎麦を寒冷地の野辺山でひと冬保管して追熟させ真空のアルミパックで保存されたものだとか。



先ずは蕎麦だけを啜って香りを楽しみ、ちょいと塩を振ってほのかな甘みを感じ、
利尻昆布と本枯節の濃いめのつゆで残りのお蕎麦を一気に啜るときりりと締った細切りの
洗練された歯ごたえと滑らかな喉越しに思わず感嘆の吐息が漏れてしまう、、、、、旨い!



もり蕎麦を頂いてほんの一呼吸の間をおいて十割の寒晒し蕎麦の大盛りが運ばれてきた
店主が時折カウンタ-の前で客と言葉を交わしながら店内を一瞥していた訳がこれで理解できた



かつて高遠藩が将軍家に献上していたというこのお蕎麦、店主の拘りでより上品に仕上げられている
蕎麦だけを何度か啜り、塩を載せてまた啜っていると如何に味音痴の僕にも香りと甘みが増していることが良くわかる
あとはこのお蕎麦の美味しさに負けて箸が止まらず、1日10食限定の貴重なお蕎麦であることも忘れて一気に手繰ってしまった(ごちそうさまでした)



ことあと、もう一軒訪ねる予定でいたのですが木鶏さんのお蕎麦の余韻を楽しみたくて何処にも寄らずに帰路につくことにした
ならばもう一杯、とろっとろのアレを頂けばよかったのにと後悔しきりでございます
(寒晒し蕎麦については以下の解説をご覧ください)






さて先々週の土曜日、カミさんが駅前の映画館に出かけた昼はこれで缶チューハイをイッパイ
麺つゆと醤油とごま油で一晩漬けこんだ大葉、納豆、冷や汁(きゅうりと大葉とみょうが)がこの季節の我が家の朝食の定番になっています
実はこの大葉が美味しくて食事制限がなければご飯が何杯でもイケちゃうのですが今はぐっと我慢の時でございます



この日はニンニク梅そうめんを作ってみました
つゆはチューブのニンニクと梅、とりがらスープ、ごま油、塩を冷水でよくかき混ぜて、冷水で〆たそうめんにかけるだけ



ごま油の香りとコク、梅の酸味が爽やかで真夏の山飯はこれで決まりでございます!
でも腰の痛みが辛くてしばらく山歩きも釣りもできそうにありません(泣)
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ブナの一生

2022-06-19 17:07:55 | 山歩き.散歩
新緑の山が気持ちよくて腰にコルセットを着けながらリハビリ山歩を続けているのだけれど
道迷いした牛奥ノ鴈ケ腹摺山から帰ってからというものコルセットを外すと腰が痛むようになってきた
今回は無理しないようにと牛の寝通りをゆっくり4時間ほど歩いてブナの森に癒された

登り始めは若いブナやミズナラに繁った若葉が眩い



巨樹の道に入ると樹齢数百年のブナの大木が目につくようになる(この2本はまだ壮年期か?)



この古木は幹に苔が繁茂し、キノコに取り付かれて樹皮から徐々に樹幹へと蝕まれてゆくのだろう



この老木は裏側が侵食されて大きな洞(うろ)ができている



この古木は幹一面に苔が繁茂し初夏にはヒラタケが鈴なりになる



雨宿りができそうなミズナラの大きな洞



鶴寝山の100mほど先にあるブナの老木
毎年鈴なりになるヒラタケに浸食されて幹の半分が枯れている



浸食された側の枝は枯れていて反対側だけが生き残っている
折れ曲がった枝を見ていると風雪に耐えながら長い時を生きてきたブナの人生を見ているような気がする



このブナの倒木はいったい何百年生きてこの山や富士を見つめてきたのだろうか?



そして苔やキノコやバクテイアによって人間の時間を遥かに超える途方もない時をかけて土に帰り次の世代を育む糧となる



その傍らではまた新しい命が産まれて営みが繰り返されてゆく
生きとし生けるものすべてが、それぞれのDNAにインプットされたプログラムに従って命を終えて行く
この森を歩いて若いブナや老木を眺めながら、そんなことを感じた一日でありました



ヒトリシズカの群生の中に珍しい4人静を見つけた
辺りを探してみると3人静や4人静をいくつも見つけることができた

 

6月になると耳障りなほどに鳴くエゾハルゼミ、ここにも短い命の循環が繰り返されているんですねえ

 

帰宅すると孫たちから父の日のプレゼントが届いていた



山登りと魚釣りに連れて行ってねと、嬉しい手紙が添えられていた!
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牛奥の頂きを二度も踏む羽目に。。。の巻

2022-06-07 00:46:01 | 山歩き.散歩
ペンションすずらんの広い駐車場に車を止めて午前5時にザックを背負った
ペンション前の甲州アルプスの標識から山に入り、一度勾配のある林道に出てから迂回路の山道へと進む

 

1時間30分後、迂回路から突然林道に飛び出すと向いに入山口の標識、ここから本格的な登山道が始まる



午前2時起きの身には蓄積疲労も相まって眠くてダルくてとんとペースが上がらない

 

目指すは日本一長い山名の牛奥ノ鴈ケ腹摺山(うしおくのがんがはらすりやま)
牛の名の付くこの山、丑年の昨年は登山者が押し寄せて大盛況だったとペンションの女将さんが話してくれた



変化に富んだ登山道の雰囲気に浸りつつ

 

牛歩の歩みでゆっくりゆっくりと進む

 

パノラマ岩の上から四周の景観を楽しむ(実は眠くてそんな余裕は殆どなかった)

 

更に登り続けてちょっとした岩場を越えると小ピーク、ここから少し下って牛奥のピークへと進む

 

小ピークを下ったポイントから牛奥の方向を望むと曇り空が広がっているというのに



いま来た道を振り返ればスカっと晴れた群青の空、この対比が面白い



この山は小ピークの下りから牛奥の頂上直下まで一面に茂る笹原に立ち枯れの木々が林立する異様な雰囲気を醸している



つづら折れの穏やかな勾配の道を立ち枯れの木々の不思議な雰囲気を眺めながらゆっくりと進む



午前9時、CTの2倍の時間を要してようやく頂きに辿り着いた
先着の登山者数名が荷を下ろしてまどろんでいる、僕は小1時間ほど眠って睡眠不足を補うことにした
ここは山の三叉路になっていて北に進めば小金沢山から大菩薩嶺へ、南は黒岳から湯の沢峠へ、西は僕が辿ったペンションへの道

 
 

午前10時、目が覚めると雲が一瞬だけ切れて南の方向に富士の頂きが少しだけ頭をのぞかせていた
南に進む登山道から富士に向けてシャッタ-を切ったあと、方角を確かめもせずにそのまま下山、これが間違いの始まりであった



南への下山路を進みながら微かな違和感を感じていない訳ではなかった
一直線に下る下山路は往路に比べて遥かに勾配がきつい
しかも下り終えて振り返れば笹原に林立していた筈の立ち枯れの木々が見えない

 

小ピークへの登り返しが往路に比べて長い、小ピークにあった筈の岩場がない
往路になかった筈のミツバツツジの花を疑いもせず喜々としてシャッタ-を切った
道迷いに気づくチャンスは何度もあった、なのに思い込みが強くて違和感をスル-してしまったようである



更に進むと黒岳~湯の沢峠への標識と現在地『川胡桃の頭』の標識、ここで初めて違和感が確信に変わった
冷静になるために一服つけて山地図を広げると南の湯の沢峠への道を辿っていることがはっきりした
元来た道に戻るにはもう一度牛奥のピークに登り返すしかない、自分の愚かさに全身から力が抜けていく
午前11時、時間に余裕があるからいいものの、これが日暮れ時ならどうしたものだろうか?
気力を振り絞って笹原の直登を登り詰めてピークに登り返し、ようやく西への下山路へと踏み込んだ
帰路バノラマ岩から大菩薩湖が見えたときにはほっと安堵のため息がついて出た



午後2時、ペンションに辿り着き、誰もいない清潔なお風呂で汗を流してから個室で3時間ほど仮眠をとった後の夕食
昼食を摂るのも忘れた空腹に強めのクラフトビ-ルが沁みる~!
とりわけ田舎育ちの僕には適度な味付けの山菜の常備菜4品と小かぶの浅漬けが懐かしい
さくっと揚がった山菜の天ぷら、90歳になるオ-ナ-のお母さん手作りの虹鱒の甘露煮も薄味でしっとりほろりと嬉しい
最後に頂いたタラの芽ご飯は仄かに薫るバタ-の風味が口中を撫でる初めての味わいに舌鼓を打った



疲れているときには、布団に入って足を延ばし長い溜息をつく瞬間に一番の幸せを感じる
2本のクラフトビ-ルのお蔭で午後7時から12時間たっぷり熟睡して疲れが癒えて朝食も美味しく頂いた



激しい筋肉痛という代償は払ったけれど道迷いという愚かにして貴重な体験をした牛奥ノ鴈ケ腹摺山の一日でございました
皆さんは、よもやこんなミスを犯すことはないでしょうが山ではくれぐれも慎重に行動したいものでございます
そして万一のビバ-クに備えて軽量のシェルタ-とビビィ、予備の水と食糧と酒は必ず携行したいものでございます。






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山菜シーズン終焉

2022-05-30 00:33:52 | 自然薯 山菜
5月29日大安、締切り期限ぎりぎりの超過密スケジュ-ルの業務がすべて完結した
動悸が起きるほどの緊張の連続から解き放たれると一気に倦怠感に襲われて腑抜け状態に陥る
せめて1日だけでも眠り続ければ疲れが取れるのに山に癒されたい衝動に駆られる山屋の習性が悲しい

午前6時、3週間前に野宿した厳道峠



左に進めばムギチロ~入道丸へ、右に進めば道志の赤鞍ケ岳に至る

 

初っ端から始まる針葉樹林の急登を15分耐えれば尾根道に辿り着く



ここからムギチロまでは広葉樹の穏やかな尾根道に癒されながら快適に進む



3週間も外界と隔絶されていると花や木々の緑が感動するほどに眩しい

 



CTに少し遅れてムギチロ、ここは数年前に綱子峠を経由して歩いたことのある懐かしいポイント
平野峠への道を少し進むと谷底に身を投じるような急降下、帰路の急登を思うと気力が萎えて潔く引き返した

 



午前9時半過ぎ、フライロッドを携えて岩魚を釣りながら山菜を摘もう、同じ山梨でも場所を移すと雰囲気はこんなにも変化する



岩魚の気配むんむんなのに疲労のためか釣欲が湧かず最後までロッドを繋ぐことはなかった



小1時間ほど小渓を遡行しながら山菜を摘んだ、左から時計周りにミツバ、ミズ、シドケ



左上のシドケのお浸しは麺つゆで、右上の三つ葉のお浸しは醤油で(卵と炒めても美味しい)
ミズは葉を取り除き皮を剥いて塩昆布を和えて揉めば15分ほどで美味しい酒肴が出来上がる



今年最後の山菜をツマミにビールが旨い!
〆は韓国風そうめん、暑い日には氷水で割ったキムチ鍋の素に酢を加えた冷たいスープが旨い
トッピングのキムチと煮玉子とスライスしたきゅうりでビールがもう一杯イケちゃう

 

今年は適期を逸して伸びすぎたハリギリに笑われた
代わりに小さな山椒の木を持ち帰って鉢に植えた

 

3週間前に摘んだ山椒の若芽でこしらえてもらったニシンの山椒漬け
沢山作って常備食にすれば酒のアテにご飯の伴に美味しく頂けます



ほんの2時間ほどの山歩きなのに体を動かした疲労感が心地よい
梅雨入り間近、雨はしっかり降って欲しいけれど週末だけは晴れて欲しいものでございます!
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新緑の山

2022-05-08 11:37:43 | 自然薯 山菜
今年のGWは事務所を10日間お休みにしたのだけれど5月は1年のうちで2番目に忙しい
僕はひとり前半の6日間を仕事の時間に充てて5日~6日の2日間を休みにして新緑の山を歩くことができた

午後から秋山村の山に入ってタラの芽を探すも一番芽は殆ど摘まれていた
阿寺沢の最源流に場所を移してひんやりと涼しい細流の斜面を探すと食べごろのタラの芽と独活が残っていた
タラの芽は持ち帰って天ぷらに、たっぷりの山椒の若芽はニシンの山椒漬けにしてもらって珍味の酒肴を楽しめる

 
 

峠道の途中の路肩で早めの夕食にした、あの山の右手に今夜天泊する峠がある



味噌で味わう生の独活も、一味を振ったキンピラも独活独特の香りを楽しみながらの酒が旨い
〆は独活をたっぷり具に加えた大盛りのペペロンチ-ノ、摘みたての独活尽くしの口福感に浸りながらひと眠りした

 


午後7時前、夜の帳が下りた秋山村と道志村を結ぶ厳道峠、今夜はここでテントを張って一夜を過ごそう
芝生を敷き詰めたような峠の緑の平には先着のテントがひと張り、若者がヘッデンを灯して夕食を楽しんでいた



挨拶を交わして若者の隣にテントを張って独活のキンピラと白州の水割りをお裾分けしながら話を聞くと
今日は富岡~阿夫利山~金波美峠~厳道峠を、明日は赤鞍ケ岳~朝日山~菜畑山を縦走して道志に下り紅椿の湯に投宿すると言う
お若いのになぜに地味な山域の縦走をと問いかけると、人の少ない静かな山歩きが好きなのでと僕後好みの嬉しい言葉を返してもらえた




翌朝、若者と別れの挨拶を交わして、さて今日歩く山をどこにしようか?
特に当てはない根無し草の旅だけれどふと新緑のブナの森を歩いてみたくなった



松姫峠を午前8時過ぎに歩き始めて45分も費やして鶴寝山、雪の残る富士を眺めながらの一服が旨い



大菩薩に向かって狩場あたりまで歩いてみようか?



眩いブナの新緑の開放感が実に心地よい、見慣れた風景だけれど来てよかったとつくづく感じさせてもらえた



CTを1時間も遅れて狩場を折り返しここで昼飯にしようか



ビ-ルのアテにと独活を調理していると介山荘に泊まるという同年輩の方が通りかかって『おっ、独活ですな』とのぞき込んできた
独活が大好物だというので残っていた1本をお裾分けすると『なんと天然物ではないですか』と大層喜んでくれて
お返しにと昨日小管で買ったという行者ニンニクを2本、さっそくお浸しにしてビールのアテとラーメンの具にして美味しく頂いた
今回はこんな出会いが二度もあって思わず頬がゆるんでしまう

 

行きも帰りもブナとミズナラの新緑に癒されながらの幸せな時間を過ごすことができた

 

ただし70歳なりの決定的な課題も突き付けられた
松姫峠~狩場までの往復に6時間を費やしてしまった
昨年までなら昼食時間を挟んでも4時間半で歩けたものをと愕然となった
これはもう本気でトレーニングしないと黒部の釣りも長い山旅も夢に終わってしまいそうである(悲)
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古希を迎えて

2022-04-17 17:52:21 | 独り言
4月5日に僕は70歳になりました
70歳になったなんて俄かには信じられないことなのですが
何はともあれ幸せを感じながら古稀を迎えられた奇跡に感謝したいと思います
古稀のテーマカラ-は紫なのだそうですが
古稀に因んで息子たち家族ひとりひとりから心の籠ったこんな素敵なプレゼントがありました

息子のお嫁さんからはサントリ-碧とお花を
このウイスキ-はお気に入りの山か溪で味わおうと思います
小学2年生になった孫からは鳥の塗り絵を
繊細な筆致の中にも男の子らしい精悍さを感じます



小学4年生になった孫娘からは水彩画(水玉の世界)を
飼いネコたちの優しい表情に女の子らしさを感じます
こんな絵からも孫たちの成長を感じられるのが嬉しいものでございます



ひとしきり遊んだあとは焼肉で日頃の食事制限のストレス解消です





家族に囲まれて楽しく過ごした後は息子からプレゼントされた快適な枕で心地よく眠りに就きました
山や溪で、どんな条件下でも快適に過ごせるように今でも板の間で寝ている訳ですがこの枕は超快適!



さて古稀を迎えて思うこと
気力も体力も脳力も日に日に衰えるばかりですが
これからも自分を知り無理をせず人との縁を大切にしながら
夢と生きがいのある人生を謳歌したいと思います
そしてまたいずれ訪れる人生の終わり方をも考えながら生きていこうと思います


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♪ 春なの~に~ ♪

2022-03-23 02:07:43 | 山歩き.散歩
断っておきますが、これは我が家の食卓の風景ではありません
時々我がブログに勝手に割り込んでくる釣友へっぽこさんの食卓な訳でして
なぜか釣りのオフシ-ズンに柄にもなくパン作りなんぞを始めちゃった彼は
プロと見まがうほどの美しい出来栄えの写真をこれ見よがしに送りつけて来るのでございます
しかも師匠を差し置いて解禁早々イワナ釣りも野草料理も楽しんじゃうという弟子の風上にも置けぬ所業が許せん訳でして、、、
もう羨ましいったらありゃしませんのです

 


弟子の所業に触発されて僕もそろそろ始動しなければと釣り道具を携えてふるさとの小川に向かったのですが
野蒜と蕗の薹をそれなりに摘んだところで疲れてしまってロッドを繋ぐこともなく渓から上がってしまった訳でして、、、

 

年は取りたくないものでございます
ほとんど休みなく仕事に明け暮れた2か月間で心身共に疲れ果てて抜け殻状態になってしまいました
体が思うようにならない時には潔く諦めて無理せずにな~んもしないで喰って呑んで眠るに限りますねえ

午前10時、林道脇に車を止めてイスとテーブルをセットして久しぶりに芹鍋でほろ酔いましょうかねえ

 

アゴ出汁と芹と豚バラとイワシのつみれで実にいい出汁に仕上がった
出汁を飲み干してしまいたいほどの欲望をぐっと堪えて残り汁でソーメンを煮込む

 

この出汁で味わうソーメン、涙が溢れそうになるほどに美味しゅうございました



な~んもしなかった一日だけれども疲れ切った体にはこんなひとときが何よりも愛おしい



午後7時、たっぷり眠って目が覚めると辺りは暗闇に包まれていた
この空白の7時間のお蔭で僕の心と体は羽のように軽くなっていた


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山の夜

2022-03-01 01:16:54 | 山歩き.散歩
午後の暖かい日差しを浴びてゆっくりゆっくりと歩きはじめる
土曜も日曜も休まずに3週間、事務所に缶詰になっていたあとの山の開放感が殊更に心地よい
20分ほど歩くと『岐阜蝶を愛する会』の地元の方々が登山道に積もった落ち葉をきれいに掃き清めていた
3月中旬からGW、舞姫を愛でる登山者が山ビルに遇わないようにと毎年続けている作業に頭の下がる思いで挨拶した

途中からVル-トに入っていつもの小ピークを目指す



衣食住を詰め込んだずっしりと重いザックに喘ぎながらやっとのことで小ピークに辿り着いた



小ピークの平に寝床を設える、今夜はここで独り緊張感から解放されて心行くまで眠りたい



午後3時、テントの傍の倒木のダイニングで山飯を始める(山に居る時は呑んで眠るのが唯一の楽しみになる)



今は亡き松田優作が好んで食べたという優作鍋
1袋17円の激安のモヤシに鬼殺しを100ccほど注いで160円の豚バラを載せて蓋をして中火で15分ほど



たった177円の食材が空腹の目には実に美味しそうに映る



豚バラの脂の甘みが溶け込んだモヤシに、ポン酢に刻みネギを加えただけのタレが実によく合う



ビ-ルと缶チューハイと残った鬼殺しで心地よく酔いがまわった



〆は野菜をたっぷり加えたマルちゃんのタンめん(生麺)が旨い!





夜中に空腹で目が覚めた、テントの外は満天の星と月明り



朝食用の白菜を刻んで



胡麻油とたっぷりのニンニクの香りがテントに充満したら
白菜を投入して鬼殺しと水をそれぞれ120ccほど注いで

 

白菜がくたっとしたらチキンラ-メンを投入して2分ほど煮込む頃には
テント内の温度が急上昇してハードシェルとフリースを着ていられなくなった
かつて雪山のテントの中で仲間と鍋を囲んで暖をとった思い出がふいに蘇った



胡麻油とニンニクの効いた香しい白菜とチキンラ-メンをアテに寝酒の一杯をやったら

 

比内地鶏の中華そばで〆

 

午前7時、正味11時間たっぷり眠って生気が蘇った
朝食は採らずに山を下って、さああと2週間また頑張ろう!
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