山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

涙そうそう

2009-06-28 23:26:35 | モモ
♪ 古いアルバム  めくり ♪







♪ ありがとうって つぶやいた ♪







♪ いつもいつも  胸の中 ♪







♪ 励まして  くれるキミよ ♪


 




♪ 晴れ渡る日も 雨の日も 浮かぶ あの笑顔 ♪







♪ 想い出  遠くあせても ♪







♪ 面影さがして よみがえる日は 涙そうそう ♪







♪ 一番星に  祈る ♪







♪ それが 私の くせになり ♪








♪ 夕暮れに  見上げる空 ♪








♪ 心いっぱい  あなた探す ♪







♪ 悲しみにも ♪







♪ 喜びにも ♪







♪ 想う あの笑顔 ♪







♪ さみしくて ♪







♪ 悲しくて ♪







♪ 君への想い  涙そうそう ♪







♪ 会いたくて ♪







♪ 会いたくて ♪







♪ 君への想い  涙そうそう ♪







6月26日、午前1時10分
僕たちが愛したモモは18年7ヶ月と20日間の尊い生涯を閉じました。
約束どおり僕たちは、傍らに寄り添ってモモの最期を静かに看取ることができました。

そして今日、家族4人に見送られてモモは星になりました。

人と人との心のふれあいが何よりも素敵であるように
僕たちとモモとの18年を越える歳月は、それはそれは暖かくて幸せな日々でした。

モモが僕たちに注いでくれた愛と、残してくれた想い出が
どんなに深いものであったのかと、いましみじみとかみしめています。







叶うものならば、もう一度モモと生き直したいと心から思っています。

もうひとつ、モモと約束していることがありました。
モモが僕たち家族に愛されて、確かにここで生きていたと言うこと
モモへの感謝の証として強く記憶に留めておこうと誓っています。








このブログに度々紹介させていただいたモモに対して
いつも心温まるお言葉をお寄せいただいた皆様に心から感謝いたします。

ありがとうございました。








『私は幸せだったよ!』
きっとモモは、そう言って旅だってくれたと信じています!

モモ、沢山の想い出と幸せの日々を本当にありがとうね!
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モモからのプレゼント

2009-06-21 23:35:16 | モモ
それは、、、
突然の出来事でありました。

突然モモが痙攣の発作を起こして苦しみだし、
見る見るうちに激しくなって病院に入った時にはすでに危篤状態に。

注射と点滴と酸素吸入の応急処置で何とか一命は取り留めたものの、、、、。
こんな容体では入院させるのが当たり前なのでしょうが、、、、。


『モモが最期の時を迎えるとき、そのときは必ず傍についているからね』
僕たちはモモと固い約束をしていたものでした。

何分老齢であり脳が冒されてしまったようで
先生からは『いつ息を引き取ってもおかしくない』と宣告されてしました。

僕たちは、それは覚悟の上でモモの住み馴れた我が家に連れて帰りました。
病院で一人で最期を迎えると言うことはモモとの約束を破ることになってしまうから。

それから2日間、モモは意識不明のまま眠り続け、僕たちはモモの傍らで
休み無く点滴の管理と定期的な注射を続けていました。


そして3日目
奇跡って、本当にあるのでしょうか?

呼吸も安定し、かすかではありますが意識も戻ったような?







6日目の今日
点滴の針を交換するために病院に行きますと、、、、。

元々病院が大嫌いなモモは、治療室の匂いを嗅いだ途端
『嫌だ!』と声を発したのです、それも口を開いて。

家に帰って試してみました。
今まで水も飲めなかったモモが『ゴクリ』と音を立てて水を飲めたではありませんか。

これは僕たちにとっては奇跡が起きたに等しいものでした。

6日間何も口にしていないモモは多分疲れ切っていることだろうと思います。
明日から少しずつ、少しずつ、流動食をあげてみようと思います。






あの時、あのままモモが逝ってしまっていたら、、、、。
心の準備がまったく出来ていなかった僕たちはどうなっていたでことしょう?

このかけがえのない時間は
モモが僕たちにくれた心尽くしのプレゼントなのだと僕たちは考えることにしました。

だから、今まで以上にモモに寄り添って
確かな息づかいを感じたり、耳元で語りかけたり、声を聞いたり
肉球の香ばしい匂いを嗅いだり、しめった鼻に鼻を押し当てたり
水をあげたり、ご飯を食べさせたり、おしっこをさせたり、
優しく抱きしめたり、、、。

このかけがえのない限りある時間をモモに寄り添って居たいと思います。


当分の間、釣りと山歩きは封印します。
釣りはいつでも出来ますからね!


モモ、生まれてきてくれて、ありがとうね!
そして僕たちの傍にいてくれて本当にありがとうね!
これからもず~っと一緒にいようね!


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忙中閑あり酒旨し!

2009-05-03 22:43:56 | モモ
皆さんはGWをどんな風にお過ごしでしょうか?
世の中は不景気といいながら、山や川や海外へと長い休暇を謳歌されていることでしょうね。

僕はと言えば毎年のこと、しばしも休まぬ村の鍛冶屋のように事務所に缶詰の毎日を過ごしております。
でもね、仕事ばかりじゃ息が詰まっちゃう訳でして、息抜きにはお散歩が一番な訳でして。

今日は昼時にお弁当とビ-ルを携えて国分寺公園にやってきました。





もう自力では歩けなくなってしまったモモですが
若き日に遊んだ公園の草の匂いや爽やかな風を思い出したのでしょうか
気持ちよさそうに午後のひとときを過ごしているようでした。





18才と6ヶ月、人間の年齢にすれば100才を超えたと言うのにやはり女の子なんですね
カミさんに編んでもらったタンポポの花飾りを大層気に入ってくれたようでした。





たまには家族でお散歩ものどかでいいものですね



さて、お散歩から帰ると釣友の熊さんからメ-ルが、、、、
タケノコを掘ったので今から届けて下さると。

いやあ堀りたてのタケノコ、わざわざ八王子から届けて下さる心遣い有り難いこってす。
おまけに香り立つようなセリもたくさん、、、、。

なかなか野外へ出られない僕にとってはこんなに嬉しいことはありません。
しばしの茶飲み話のあと、熊さんはサクラマスを追って伊豆の溪へと旅だって行ったのでした。





3本のうち2本はアク抜きして明日頂くとして、、、
一番小ぶりのタケノコをガスオ-ブンで皮付きのまま丸焼きに
焼き上がったらまっぷたつにして醤油の付け焼きにしていただきました

う~む、これぞ山の恵み!
こんな幸せってあるのでしようか?





セリは勿論おひたしで。
明日は豆腐と一緒にセリ汁にして頂きます。











釣友の差し入れのお陰で
今日も我が家は充実の飲み屋メニュ-が出そろったと言う訳でして

あぁ、お酒と共に生きる日々って幸せだにゃあ!
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痛っつっつっつぅぅぅ!

2009-02-08 23:32:43 | モモ
長いこと人間をやっておりますとね。
色々と痛い思いをしなければなりませんわな。

僕なんて繊細なものだから心がチクチク痛んだり(嘘)
脳神経が複雑なものだから頭痛がひどかったり(嘘)

実は昨夜から歯がずきずき痛み始めましてね。
疼くような歯痛特有の鈍痛は何とも耐えられないものですね。

理由は2年前、軽率にも『どヘタ』な歯医者にかかってしまったこと。
とにかく忙しくて『どヘタ』で評判が悪くても近場で痛みが取れて噛めればいいやと。

そもそもこれが間違いの元でしたね。
やはり良い歯医者さんを選んでジックリと完璧な治療をしてもらうことが何より大切。

歯が痛いとね、金融危機だの政府紙幣だのそんなのどうでも良くなっちゃう訳でして。
今日は鎮痛剤で痛みを抑えながら仕事を続けましたがもう限界。

一大決心をして歯医者さんに通うことに決めましたわ。
歯医者さんにかかるなら絶対にココという絶大な信頼を置く歯医者さんがおりましてね。
カミさんにもカミさんの友達にも大満足してもらっているので間違いありまへん。

先生とアシスタントの二人だけのちっちゃな歯医者さん。
何も大規模な医院が良いということは決してないのです。

患者としては未熟な若い先生じゃなくて一番信頼できる院長先生に診て欲しい
忙しそうな流れ作業じゃなくてタップリ時間をとってジックリ診て欲しい
自分だけに向き合って集中して治療して欲しいという訳でしてね。

小さいということは、そんな患者の希望をすべて満たしてくれるんですな。
医療の基本と原点が凝縮されたまさにプライベ-トDrと言ってもいいでしょう。

さあ、僕もいよいよ歯医者さん通いが始まる訳でございます。




さてさて、痛いことは重なるものでして。
カミさんがモモにご飯を上げている時でございました。

突然『うぎゃぎゃぎゃぁぁ、いった~いっ』と唸るような叫び声が、、、、。
見ると左の人差し指が大きくえぐられて血が噴き出しているではありませんか。

油断してモモに思いっきり咬まれてしまったということでして。
あまりの痛みに痙攣と出血は翌朝まで続いたということでした。
皆さんもくれぐれもご注意下さいね。



そもそも犬というものは気心が知れた人間を咬むことはないのですが
何かの弾みで咬んでしまったんでしょうね。

モモも心からゴメンナサイと詫びておりました。

互いに辛い痛みを分かち合ったという熱い夫婦愛のお話でございました、ジャンジャン!

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モモの介護用品ベスト3

2008-11-16 02:10:09 | モモ
遂に待望の車イスが我が家にやってきました。
18才の誕生日を迎えたモモへのプレゼントに誂えておいたものでした。

足腰が弱って自力では立ち上がれなくなり散歩を諦めかけていたのに
この車いすのお陰で今では一度に30分も歩き続けるようになりました。

麻痺していた右前足も全快し足取りも軽快に散歩を楽しめるようになりました。
モモにとって無くてはならない一級品の介護用品となった訳ですね。

お陰で真夜中の散歩も4度に増えて僕はもう寝不足でクタクタな訳で。
それでも元気で嬉しそうなモモと一緒に歩けるのは何よりの救いなのであります。

採寸から調整まで何度も我が家に足を運んでくださり
この車イスを丹誠込めて作ってくださった方に心から感謝しています。



散歩の時には必ずこの靴を履くことにしています。
犬は年を取ると歩行時に爪先から先に着地するようになる訳で。
人間も同じで、だから老人は歩行時に転びやすくなるんですね。

爪が擦れて出血し神経がむき出しになって歩けなくなる。
それを防ぐために無くてはならない散歩時の優れた介護用品になりました。



カミさんが犬友達に写メを送ろうとしています。
あご当てが首にずれてモモが苦しい~と叫んでいます。



散歩から帰ると水を飲んでからぐっすり眠ります。
眠る時間が長くなると床ずれが最大の敵になるわけですね。
床ずれが出来ると皮膚が剥がれてそれはそれは痛くて辛いものなのです。

不覚にもモモにも4箇所の床ずれが出来てしまいました。
これを防ぐには低反発マットの使用が必須なのですがこれがまた高価なのですわ。

そこで試してみたのが僕のテント用のマット。
サ-マレストと言う外国製のちょっと高価なマットを二つ折りにして、これがまたドンピシャで。

床ずれも出来ず、しかも今まで4箇所あった床ずれもすっかり治ってしまいました。
僕の匂いがたっぷり染みこんだマットはすっかりモモのお気に入りになっています。



私たちもいずれは老いて介護を必要とするときが必ずやってきます。
そのとき、貴方はどうなさいますか?
ご家族の無償の愛にすがりますか?

私たち夫婦は時々話し合ったりしています。
私たちの介護のために子供たちの貴重なお金や時間、そして人生を犠牲にさせることはやめようと。

動けるうちは自分たちで好きなように生きて
介護が必要になったら介護のプロにお世話になろうと考えています。

子供たちには時々面倒をみてもらうくらいがちょうど良い。
そのためには介護のための蓄えもしておかなければなりません。

健康を維持することと老後のための蓄え。
備えあれば憂いなし。
今から考えて準備しておきたいものですね。




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文化のちがい?

2008-07-12 21:31:35 | モモ
みなさん、こんにちは。
我が家の最長老『モモ』です。

私はいま18才、人間の年齢にするとちょうど100才くらいでしょうかね。
犬時間というのは人間の6倍の早さで進みます。悲しいかな老いも6倍の早さで進む訳ですね。

むく犬だった私も、いつの間にかお父さんとお母さんの年を追い越して
今では身体も思うようにならないおばあちゃんになってしまいました。

自分の足では5~6歩しか歩けないけれど、お父さんの手を借りて
毎日6~7回10分ほどのお散歩を欠かさず楽しんでいるんですよ。

さあ今日もまた、楽しみにしているお散歩に行ってきますね。



補助具とお父さんの手を借りて歩いていると、
まるで自分の足で歩いているようでとても満足するんです。

お散歩をしていると、顔見知りの人たちが『モモちゃん頑張ってね』なんて
優しい声をかけてくれて、私も嬉しくてつい頑張って歩いてしまうんですね。

でもね、時々出会う外人さんたちからはね、『なぜ安楽死させてあげないの?』って
不思議そうな目でみられるのでお父さんもお母さんも心を痛めてしまうのです。
多分、私がむりやりお散歩をさせられているように映るのかしらね?



ある日、老犬介護の本を読んでいたお父さんとお母さんが、こんな話をしていました。

『アングロサクソンという民族は、動物を結局は家畜としか見ていないんだね。
だから、動けなくなったら簡単に安楽死させるという発想になってしまうんだ。
文化の違いって、こんなに大きいんだよ。理解し合うのも簡単じゃないね。』



10分のお散歩から帰ると、もう疲れてしまってぐったり。
でもこの疲労感がとても好きなのです。
これから足を洗って乾いた喉を潤して、ご飯を食べさせてもらいます。



今日のご飯は『鶏肉とご飯のジュレ』
ジュレですよジュレ、とてもおいしくてペロリなのですワン。
いつもお母さんが色々なメニュ-を考えてくれて、ご飯の時間は一番幸せな時間なのです。



そして涼しい部屋でおやすみなさ~い。
夜は毎日お父さんが寄り添って眠ってくれて、真夜中にも散歩に連れ出してくれるのです。

『モモが最後まで幸せな犬時間を送れるように面倒見てあげようね。
ずっと私たちを信頼して寄り添ってきてくれたモモへの恩返しだからね』

『あぁ、モモが若かった頃よりも、ゆっくり寄り添っている今のほうが
ずっと分かり合えるような気がするな』

私は日本に生まれてつくづく幸せに思います。
日本に生まれたからこそ、最後まで犬時間を全うできるのだと思います。

旅行に行けないお母さんにも、山に籠もれないお父さんにも申し訳ないけれど
私はまだこれからも頑張って幸せに生きたいと思っています。
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Sweet Seventeen

2007-11-18 23:58:31 | モモ
どうしても読み進むことができない本がある。
『マ-リ- 世界一おバカな犬が教えてくれたこと(ジョン.グロ-ガン著)』



329ペ-ジまでは一日で読んだ。若くて元気に走り回っていた頃のモモを思い出しながら一気に読んだ。でも330ペ-ジの1行を目にするだけで『うぅぅっ!』と涙があふれ出し、その先がどうしても読めない。だからバッグには必ず本を2冊入れてある。

あと、たった30ペ-ジなのに毎日毎日読もうとして2ヶ月半、1行も進まない。年老いて体力の弱ったマ-リ-との永遠の別れのシ-ンである。先に読んだ妻は『ハッピ-エンドだから大丈夫だよ』と言ってくれるが『モモとダブっちゃって読めるわけないだろ!』



我が家の愛犬モモが、今日17才の誕生日を迎えた。
と言っても、いつもと変わらぬ一日で、よたよたと歩みもおぼつかないが一緒にのんびり散歩して、美味しそうにご飯を食べて、ぐっすり眠る。穏やかな寝顔をみていられるだけで幸せになれる。仕事に疲れても優しい寝顔を見ているだけで癒される。考えたくはないが、しかし別れは必ず訪れるもの。だからマ-リ-もこれ以上は読めない。

Sweet Seventeen
一番輝いて一番素敵な17才。
我が家にとって、モモはそんな存在かな。
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インドアキャンプ

2007-11-04 15:48:58 | モモ
この2日間、愛犬モモとお留守番です。カミさんは会津へ、息子は彼女と一緒。
今日1日、久しぶりに何もせずに完全OFFにしてのんびりすごすことにした。
暖かな陽差しで、お散歩日和になりました。よちよち歩きだけど、まだまだ歩き続けますよ~ん。



もう2週間、川にも山にも出かけていない。仕方ないので事務所の中にツェルトを張って野宿気分に浸ろうかな。この建物は地下と1階が事務所、2階~4階が住まい、職住近接でとても便利なのです。



野宿と言えば、山飯がないと始まりませんな。

先ずは、マグロのタルタル。
さいのめにしたマグロに、万能ねぎ、オリ-ブオイル、塩こしょう、ワサビを混ぜ合わせて、最後にレモンをタップリしぼって出来上がり。



次はキノコのホイル焼き。
冷蔵庫にあったエリンギとシメジで。一つはバタ-と醤油で、もう一つはマヨネ-ズとレモンで。簡単なのに結構いけますよ。



最後に、すじ煮込み。
昨日から仕込んでおいたので柔らかく、味もしっかり染みこんでいて美味しく仕上がっています。



並べるとこんな感じ。まんずまんず豪華に見えるではありませんか?
さあ、飲みましょう。昼間から飲めるなんてナンテ幸せなのでしょうか。



ほどよく酔ったらツェルトで眠る。
そんな一日でございました。

こんな一日も、たまにはいいかな。
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パイ包み

2007-10-29 23:56:42 | モモ
今年初めての税務調査が完結した。
地域一番の建設会社で、倒産寸前の最悪期を脱した今、建設不況の中にあってこの4年間は素晴らしい業績を上げている。9月10日から7週間に及んだ税務調査であったが、ベテランで有能な調査官とのやりとりは法律論中心で充実感があった。満足できる結果に終わって今日のお酒はひときわ美味しかった。

今日はキノコを食べたいとリクエストしておいたら息子がこんなものを作った。



こんなシャレたもの、食えるのか?



きのこタップリで旨いじゃん!



私も息子も料理好きで、カミさんが飲み会や旅行でいない時は、二人で料理の饗宴が始まったりする。2~3日カミさんがいなくても不自由なく、却って羽を伸ばせたりして、、、、。

あと3週間で17才になるモモばあちゃんも美味しそうに食べていた。人間の食べるものだから喉が渇いちゃう。いつも快眠快食快便、まだまだ元気である。



できることなら、こんな年のとり方をしたいものである。
あとどのくらい、この子と散歩ができるだろうか?
別れは必ず訪れるのに、いつまでも、いつまでもと、叶わぬ夢を見てしまう。
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林住期(りんじゅうき)

2007-04-29 23:44:05 | モモ
皆さんこんにちは、私は所長の良きパ-トナ-のモモです。
16才と6ヶ月のおばあちゃんになりました。
この前、五木寛之さんの『林住期』という本を読みました。
私の愛する所長が、いつも考えたり話していることと同じようなことが書いてあったので、ちょっとびっくりしているのです。



古代インドでは人生を4つに分けて考えたと言います。
25才までが『学生期(がくしょうき)』
いわば青少年時代で、心身を鍛え、学習し、体験をつむ期間ですね。

50才までが『家住期(かじゅうき)』
就職し、結婚し、家庭をつくり子供を育てる、つまり社会人としての務めを果たす期間でしょうか。

そして51才からが、人生の黄金期となる『林住期(りんじゅうき)』
社会人としての務めを終えたあとに迎えるもっとも輝かしい季節なんですね。

76才からは死を見つめながら生きる『遊行期(ゆぎょうき)』

皆様、これからの人生について時々は真剣に考えてみませんか?
あっ、私はちょっと近くのお山へお散歩に行ってきますからね。目が見えなくなったって散歩くらいへっちゃらへっちゃら。



ここは自然林の公園なんですよ。緑の林がとても清々しくて私も所長も大好きな場所なんです。ちょっと疲れちゃった、一休み。最近、足が弱ってしまって少し歩くと疲れるものだから所長にだっこされることが多くなっちゃって。



ここ、何か気になるのよね。友達のルナの臭いかしら?



この坂道はもう登れません。だからいつも抱っこしてもらいます。
そうそう、所長はね、いつも言っていたんですよ。『50才まではガムシャラに仕事して体制固めをする期間にするんだって。50才からは、やりたい仕事だけを選んでやって、自分のための時間を充分にとって、研究や趣味と言ったお金にとらわれない生き方をしたいんだって。50才からの人生は、自分の人生の中で一番おもしろくて一番キラキラするものにしたいって。だから50才まではしっかり仕事をしたいんだって』

 

私もその考え方には賛成なんですよ。
学生時代は夢や自由がたくさんあって、恋もして。社会人になって家庭を持って仕事も充実して。とても素敵な季節であることは誰もが認めること。でもね、その季節が人生の絶頂期で、定年を迎えたあとはおまけの人生なんて違うと思うんですよ。

社会人としての務めを全うし、お金のことや色々なしがらみから解放された林住期は最も自分らしく、自分のためだけに生きられる時間ですものね。だから五木寛之さんが言われるように、50才まではその準備期間と考えて精一杯務めを全うする。そんな考え方、生き方もありだと思いませんか?



あっ、クンクン、これ武蔵くんの臭いだ。もう遠くへ行っちゃったかなあ?



あぁっ、これはシンちゃんね。まったくもうシンちゃんたら、いつも奥のほうへするんだから。確かめるの大変なのよね。



ちょっと失礼、私もマ-キングしておきましょうね。こうしておかないとルナもシンちゃんも武蔵くんも私のこと忘れちゃいますからね。あぁ、この爽快感、サイコ-。多分、みなさんが温泉につかって『あぁぁぁっ!』っていう、あの感じかしらね。



私のアンヨです。もう16年半もこのアンヨで楽しい散歩を続けて来たんですよ。
アンヨに感謝しなくちゃねえ。みなさん、充実した林住期を送るためには何よりも健康でいることが大切ですからね。所長、あなたもお酒とたばこと仕事、少し控えなさいよ。



さあさあ、散歩もしたしご飯も食べたし、あとはまったり眠りましょうね。
ここはいつも所長がお酒飲んだあとゴロ寝する場所だから、臭いがいっぱい付いてて大好きなんですよ。今日もここで寝ようかな。



みなさん、おやすみなさ~い。
私はお金も必要ないし、大好きな友達とだけクンクンして、何も悩みを抱えず、心穏やかに眠りにつける幸せ。みなさんも、こんな人生が送れますように。


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妻の誕生日

2007-01-07 01:33:47 | モモ
1月6日は妻の誕生日でした。
いつも必ず何かが起こってまともに祝ってあげたことがありません。(これ言い訳)。今回は我が家の老犬モモの失明事件がありました。5日の朝、いつもは決まって6時に起き出すのに、その日に限って8時までウトウト。散歩に出ても身動き出来ず、ちょっと歩けば物にぶつかって。両眼失明、遂にこの日が来たかと覚悟したものでした。



モモは、もう15才になりました。3年前、左目に緑内障を患い、1年前に左目が見えなくなりました。右目もいずれはと先生から言われていたので覚悟はしていたのですが。でも両眼の失明を目の当たりにすると不憫でなりません。散歩しながら友達犬と茶飲み話をすることが唯一の趣味だったことを考えるとなおさらです。家族みんなでモモの失明を受け入れ、残り少ない余生を幸せに生きてもらう手だてをあれこれ考えたものでした。

この二日間は病院で眼圧を下げる点滴を毎日2時間して頂き、なんとか視力も回復。いつものように散歩しながら友達の家を巡ってはクンクン、なんて言いながら茶飲み話ができるようになりました。家族みんなで『モモ、良かったねぇ』と喜び合ったのは言うまでもありません。カミさんにとっては、これが何よりものプレゼントなのかな?



今は回復していますが、いずれ近い将来は、、、。モモと散歩しながら両目を閉じて歩いてみました。今の私には、光のない世界が想像出来ません。テレビを見ることも、パソコンに向かうことも、食卓の酒肴を目で楽しむことも、渓流でヤマメと戯れ、友と山飯を楽しむことも、本を読むことも、車を飛ばして日常を離れることも、今まで当たり前のようにしてきたことが何も叶わない人生に変わってしまう。

五体満足はこんなにも素晴らしいことなんだな。
光を失った瞬間、モモは多分とまどっただろうな。
食べてしまいたいほど愛らしかったむく犬の頃、雪一面の原っぱを友達犬と駆け回っていた頃、そして年老いて動きも緩慢になった今。なにか父や母や私の人生を早回しのビデオで見ているような気がする。

私たちも、いずれ老いて晩年の父や母やモモのようになる。それを思うと、最後まで幸せを感じながら生きてもらえるように家族みんなで慈しんであげたいと思います。光を失っても、生きているだけで充分に幸せだと思ってもらえるように、、。
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インフォ-ムドコンセント

2006-09-27 01:58:35 | モモ
2ヶ月に一度、我が家の老犬モモは大学病院へ出かけます。
毎年受ける7種混合ワクチンが原因で緑内障にかかり、今では左の目が見えなくなりました。大嫌いな車に乗せられて家から病院までの40分間を堪え忍びます。
そして病院に着くと抵抗が始まります。



先ずは病院へのアプロ-チで、あちこちを嗅ぎまわり一向に進もうとしないのです。『私はいまお仕事だから邪魔しないでね』と言っています。
『いい加減にせいよ』とリ-ドを引っ張ると前足を踏ん張ってガンとして動こうとしません。結局だっこして病院の中へ。



診察室に入るときも同じです。
何故でしょうか? それはインフォ-ムドコンセントができていないからなんだと思います。先生方は皆とてもやさしくて、飼い主にはじっくり説明をしてくれて治療の選択肢を与えてくれます。多分、人を相手にするお医者さんよりも素晴らしいと思います。でも、モモにとってはこの上なくプライドを傷つけられるんですよね。訳も分からぬままサルグツワをかまされて具合の悪い目をむかれたり。

だから治療が終わるとルンルン気分で病院をあとにするのです。



でも、家に帰ってからが大変。大嫌いな病院に連れて行った私に対してはすねて口をきいてくれません。多分『もうくたくた、むかついてるんだからほっといて』。
こう言いたいんでしょうかね?



『あゝやだやだ、やっぱり我が家が一番だね。もう寝るからかまわないでちょうだいね』



いつだったか、聖路加国際病院名誉院長の日野原先生がおっしゃっていました。
友人から、どこの医者にかかったらいいかを尋ねられたとき『獣医さんにかかりなさい。獣医さんは医者や歯医者と違って全身を診る能力がある。おまけに人間も動物も使う薬は同じだし、動物病院の先生は相手が動物だから充分な時間をとって飼い主が納得するまで懇切丁寧に説明する習慣がついているから』と。勿論、日野原先生一流のブラックユ-モアなのでしょうが、でもこの言葉には含蓄が。




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たまにはゆっくり歩いてみませんか

2006-04-23 22:05:46 | モモ
私の一日は、老犬モモとの散歩で始まる。モモは夏でも冬でも変わらず、朝6時になると私を散歩に誘う。老犬ゆえに、朝も夕もゆっくりのんびり40分をかけての散歩は私とモモの二人だけの時間である。

私の住む府中市は、緑の町と言われるように車道も歩道も緑に覆われた安らぎの町である。緑の公園も至る所に点在しており、特に朝の散歩は清々しく心地よい。

今日は日曜日。多分モモは私の休日を知っているのだと思う。いつもの散歩は6時に始まるのに、休日の朝は決まって8時である。しかもたっぷり1時間歩く。モモには体内時計があるのかも知れぬ。

モモと散歩を続けて14年半になる。モモのおかげで自分の住む町をずいぶん詳しく知ることができた。モモとのんびり歩いていると、思わぬ発見がしばしばである。こんな所にこんな家があったのかとか、ひっそりと咲く草花を発見したりとか。

親しい散歩友達も沢山できた。地域社会の中で、主婦のネットワ-クは思いのほか広いものであるが、男のそれは極端に狭い。モモのおかげで私のネットワ-クもずいぶん広がり、挨拶を交わしたり世間話をする相手も沢山出来た。季節の移ろいを感じられるのもモモのおかげである。モモ、ありがとうね。

モモは毎日飽きもせず、道すがら花のにおいを楽しんだり、仲良しの犬と挨拶を交わしたり、知り合いの犬の家に寄り道したりと、散歩を満喫しているようである。

あと何年、モモとふたりで散歩できるのだろうか?多忙すぎる毎日の中で、心の平安を保っていられるのはホントにモモのおかげかも知れない。心から感謝である。
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なに不足?

2006-03-20 01:15:30 | モモ
『裸にて、生まれて来たに、なに不足』
先日、通りかかったお寺の掲示板に、こんな句を見かけた。
欲を捨てよということか?どうせ裸で生まれて裸で死にゆくもの、必要以上のものをあれもこれもと欲しがりなさんな。こう言われているような気がした。

生きてるだけで丸儲け。そのとおりかもしれぬ。雨露しのげる住まいがあって、身だしなみを整えるだけの衣服があって、心のこもった食事ができる。これで十分かもしれない。心地よい酒があって、心を許せる友がいて、好きな渓流があって、そして、いつでも帰れる家庭があって。これ以上、何が不足というのか?

でも私たちは皆、子供の成長につれて金が必要になる。病気の時にも金がいる。いい車も家も欲しい。老後を考えるとアパ-トぐらいは持っていたいし別荘も欲しい。やはり、人間の欲望には際限がない。

欲にまみれた都会の生活に嫌気がさして、山村に移り住んで百姓生活に入った人から見ればアホクサと思うのだろうか?

我が家の14歳になる老犬に聞いてみた。もちろんテレパシ-で。
『私は、1日2回の散歩ができて、友達と茶飲み話ができて、ご飯があって、ゆったり眠れる布団があって、守ってもらえる家族の愛があれば、もうそれだけで充分なの。余計なお金も洋服も何にも欲しくないのよ』

私も、これからはもっと自分の時間を作り出す準備を始めようか。もっと自分の時間を大切にしたい。疲れ果てて気力が消え失せてしまうこの時期には、いつもこんなふうに思いを巡らす。

これは、現実逃避のネガティブシンキングなのか、これからの自分の生き方を思うポジティブシンキングなのか、よくわからない。
はっきり言えることは、我が家の老犬モモは何もないけど決して不幸ではないということである。
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