山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

新潟そば巡り

2024-05-06 17:29:45 | 蕎麦、うどん、ラーメン
GW、皆様はどのように過ごされましたか?
私は事務所を10連休にして例年どおり静かな事務所で仕事に勤しんでおりました
休みをとったのは5月1日~3日、新潟へと蕎麦巡りの旅に出かけておりました

高速の深夜割引を利用するとお蕎麦屋さん2軒分のお代が浮くので往復とも深夜割引を利用して
1日目は小千谷の『わたや平沢店』さんへ、開店30分前に到着したのに広い駐車場はほぼ満杯状態でありました

 
定刻に席に案内されて、へぎそば5合(2人前)を注文すると
キンピラがお勧めだと言う花番さんの誘い文句に乗って物は試しとキンピラ一皿を付けて頂きました



薬味はネギとワサビと辛し、わたやさんでは辛子がお勧めなのだそうですが先ずはワサビで一口
う~む滑らか~、この食感が布海苔をつなぎにしたへぎ蕎麦の特徴なんですねえ!

 

次にキンピラを添えて一口、何たる邪道かと思っていたのは大間違い、これは旨い!
通りかかった花番さんからキンピラはその半分で十分ですよ~と耳打ちされました
もう箸が止まらなくなって更にキンピラを一皿追加して最後までキンピラ添えで通してしまいましたが
こんな食べ方があったのかと正に眼から鱗の美味しさでございました~!








午後の部は十日町の立ち寄り湯『千年の湯』へ、強烈な勢いの泡風呂で疲れと筋肉を癒したあとは、、、、
この温泉は同じ敷地内にある何件かのお店から出前を取れるようになっているようで
先ずはネギチャーシューとビールを注文、そして届いた料理を見て、えっ、これがネギチャ-シュ-~?????



東京でネギチャ-シュ-といったらこれですよね、たっぷりの白髪ねぎをごま油と醤油で味付けしてチャーシュ-をトッピング
これビ-ルの伴に最高なのですが所変われば品変わるの諺どおり日本もそれなりに広いということを実感した次第でございます

                  

さて気を取り直して、嬉しいことにお蕎麦は温泉近くの名店『小嶋屋総本店』さんの出前が取れるそうで
へぎ蕎麦2人前をお願いした、ほんの10分ほどで届いたへぎ蕎麦の端正な細打ちの凛々しいお姿が老舗の矜持を感じますねえ



小嶋屋さんの薬味はネギと辛子のみ、意外にもへぎ蕎麦にはワサビよりも辛しとの相性が良いということを実感することができました



お蕎麦にはワサビという既成概念が覆され、しかもキンピラを添えたお蕎麦が驚くほど相性がいいという新鮮な初体験の一日でございました。








さて2日目は本命の十日町『そばや清兵衛』さん、今回で三度目の訪問です
定刻30分前に暖簾がかかって10時半に席に案内して頂きました
先ずはノンアルコ-ルビ-ルで軽く喉を潤しましょう、お通しのワラビのお浸しが嬉しい



懐かしいアケビの若芽、丹念に作られた鳥の巣に卵がふたつ、新潟では木の芽の巣ごもり風といわれているそうです
小学生の頃、春になるとアケビの若芽を摘んで家に持ち帰ると母がこの料理をこしらえてくれたものでした
麺つゆで、鰹節と醤油で、マヨ辛し和えで、ほろ苦いアケビの若芽で味わうご飯が殊のほか美味しかったことを思い出しました

 

今回はもり蕎麦とてんぷらをお願いしました



細打ちの小気味よい口当たりと滑らかな喉越しが忘れられずに毎年訪れてしまいます



アケビの若芽添えもほろ苦い風味と相まって新鮮な味わいでございます



からっと揚った薄衣のてんぷらの何と美しいこと!
清兵衛さんの丁寧な仕事にア-トのセンスを感じてうっとりしてしまいます



サックサクの藤の花、コシアブラ、フキノトウ、タラの芽、春ですねえ!

 
 

お蕎麦が美味しくてもう一枚追加



海老に大葉を巻いたてんぷら



いやぁ、さすが清兵衛さんでございます
今回も美しいお料理を最後まで美味しく味あわせて頂いて大満足でございます
ごちそうさまでした~!
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ホ-プ軒 食べくらべ

2024-03-10 16:59:51 | 蕎麦、うどん、ラーメン
近所のスーパ-で吉祥寺ホープ軒のカップ麺と生麺を手に入れて冷凍しておいた
初めてホープ軒の暖簾をくぐったのは45年ほど前のことであったろうか
当時はその美味しさに感動して仕事で吉祥寺に出向いた折には必ず立ち寄って味わったものでした
先日、懐かしくなって十数年ぶりにホープ軒に立ち寄ってみたのだけれど、残念ながらあの頃の感動は味わえなかった
国分寺にも三鷹にも吉祥寺にも西荻窪にも遥かに進化した美味しいお店が何件もオープンしたからか老舗のホープ軒の味が色あせたように感じた

 

ちょっと温かかった休日、少しだけ山を歩いて気分転換した折にカップ麺と生麺を味わってみた



ここ10年ほど僕の好みが変わってしまって、クリーミ-な豚骨スープが美味しいと思えなくなった



カップ麺も生麺もお店の味の再現度はそれなりなのだけれど、これ一杯づつでもういいかな?



同じホープ軒系の江川亭は新宿から今の家に引っ越した45年前から頻繁に通っている



背脂チャッチャ系のこの中華そば、醤油スープの味と背脂の甘味が鮮明で今も客足が絶えない



いずれにせよ吉祥寺ホープ軒が85年以上、江川亭も45年以上も暖簾を守りつつ系列店を増やし続けていることに頭が下がります


さて山の帰り、ラーメン将太さんの客足はどうなっているかと立ち寄ってみると、ナント閉店の看板がかかっていた
予想はしていたものの梶ケ尾店、下鶴間店に続いて開店後1年も経ずに閉店とはいかにも残念に思います
ラ-メンフリ-クが発信するユーチュ-ブではグルメ系の上質なこのラーメンが一般の客に受け入れられるには少し早すぎたと評していた
本当にそうなのでしょうか?
以前、一般の客である僕も美味しいラーメンであることには十分満足しつつも少々辛辣なコメントをしておりましたが
多くの一般の客も僕と同じような不満を抱いていたのではないでしょうか?



果たして一般の客と一般の客ではない客とはいったい何がどう違うのでしょうか?
お店をオープンして継続的に客に愛されリピ-トしてもらうためには、決して一般の客を侮ってはいけませんよね!
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一平

2024-01-28 13:59:22 | 蕎麦、うどん、ラーメン
この2週間ほど体調不良が続いていた
寝込むほどではないけれど微熱があり気力も食欲も湧かず酒は一滴も呑めなかったが少しずつ快方に向かっている

昨年のGWに会津のお蕎麦と喜多方ラーメンを食べ歩いた
一平さんのラーメンがとても美味しかったので醤油ラーメンを取り寄せてみた



麺は縮れ麺かと思いきや平打ちのストレ-ト
これを揉めば縮れ麺になるのであろうが試しにこのまま茹でてみた



仕上がりは僕好みの平打ちストレ-ト、シルキ-な佇まいが美しい!
具はシンプルにセリとメンマだけ



ス-プも麺も文句なく美味しい!



ようやく食欲も回復してきた
今夜は少しだけ酒をなめてみようか!
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ふるさと山歩のちラーメン

2023-12-24 17:10:37 | 蕎麦、うどん、ラーメン
久しぶりにふるさとの山を歩いてみました
脊柱管狭窄症の症状が出始めているため深入りせずに中腹までの恐る恐るの山歩です



この山は殆どがナラやクヌギの広葉樹でもみじが少ないため紅葉ではなくて黄葉が目立ちます



2時間ほど歩いて午前9時半、朝飯抜きなので軽くブランチをば



極くシンプルにセリだけのセリ鍋と激安の牛ステーキでレモンチューハイを1パイだけ、あとはあそこでラーメンの予定です



陽だまりに分厚く積もった落ち葉の上でサバイバルシ-トに潜り込んで3~4時間ぐっすり眠ったら、さあ下山です





そして午後4時すぎにラーメン将太さんへ
今回は広い店内に先客6人ほどと可なり少ない
着席して先ずは塩ラーメンの食券をフロア担当の女性に渡します、、、が、お冷を出してくれません
食券と引き換えにお冷を提供する、このオペレ-ションが崩壊しているのかしら?
わざと声をかけずに時々女性にちらちらと視線を送りますが完全に無視されているようです
前回は2回とも5分ほどで着丼したのに今回は12分ほどかかりました、しかも依然お冷はなし!
たまらずにお冷を頂けますかと声を掛けるとすぐに持ってきてはくれたもののスミマセンの一言もなし、どうなんでしょ?

注文したのはレギュラ-バ-ジョンの塩ラーメン 1,050円です
IIDA’S SELECTION 1,390円との違いを見極めるのが今回の目的です
さて、ではふたつの写真を見比べてみましょうかねえ!

ス-プと麺は前々回頂いたIIDA’S SELECTIONとまったく同じものでとても美味しい!
具は豚バラチャーシュ-1枚と九条ネギのみの超シンプル仕立て、最大の疑問は何故メンマがないのでしょうか?
あくまでもひいき目に見てのことですが、究極のスープと麺の美味しさを味わって欲しいから??? う~むっっ疑問?????



そしてこちらが前々回に頂いた塩ラーメンIIDA’S SELECTION(1,390円)です。
『選りすぐりの逸品』と銘打つからにはスープと麺がまったく別物に仕立てられているものと期待していたのですが儚くも裏切られてしまいました(残念)!
ではレギュラ-バ-ジョンとの違いはというと
とびきり美味しいとは感じられない肩ロ-スのチャーシュ-1枚、小さなメンマ数本、佐賀海苔3枚が追加されているだけのことでございます
有明海産の佐賀海苔は確かに高級品ではありますが
これを3割増しの料金で『選りすぐりの逸品』として自信をもって本気でお勧めしているのでしょうか、いやぁ理解に苦しみます
客の立場での僕の率直な感想、、、肩ロ-スのチャーシュ-を外して、これをレギュラ-バ-ジョンにすべきなのでは?



さて皆さん、機会があれば是非このお店でラーメンを食べ比べて感想をお聞かせて頂ければ幸いにございます。

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ラ-メン翔太 2連荘

2023-11-20 00:32:44 | 蕎麦、うどん、ラーメン
湯河原の飯田商店といえば日本一予約が取れない日本一評価の高いラ-メン店としてつとに名が知られていますが
今年、中央高速国立府中IC出口近くに飯田商店の店主飯田将太さんの名を冠したお店が出店されました

                   

午後1時半、相模湖のお客様に出向いた帰りに立ち寄ってみると
広い店内は白木のU字カウンタ-15~6席ほどとテーブル席を合わせて38席ほど、まるでホテルのお寿司屋さんといった感じです
壁には飯田さんの大判写真、ラーメンに込めた拘りについての飯田さんの肉声が流されていましたが客にとっては写真も語りも必要ないかな?
昼時を過ぎているためか先客は2名だけ、初見参のオーダ-は塩ラーメン IIDA‘S SELECTION 1,390円とちょっとお高め!



待つこと5分ほどで着丼、有田焼の麺鉢に盛られた具はかなりシンプルで
肩ロ-スと豚バラのチャーシュ-各1枚、小さくてコリコリのメンマ、九条ネギ、別皿に佐賀海苔3枚



さてスープを一口
逆浸透膜水を使用したという無化調のスープは確かに優しく透明感のある味わいで美味しい!



国産小麦の中でも希少な「はるゆたか一等粉」をふんだんに使用したという平打ち中太ストレ-トのしなやか仕立ての麺もなめらかで美味しい
ただし、この稲庭うどん風のしなやか仕立ての麺は食べる人によってかなり好みが分かれるかもしれませんねえ!



塩ラーメンに比べてIIDA’S SELECTIONの何がどう違うのかを感じるためにも
1,050円の塩ラーメンを一度食してみたいと考えている次第です。 


<2度目>

さて2度目の訪問は近場の中低山を歩いた日曜日午後2時10分、先客は10人ほどとまばら
今回オーダ-したのは醤油ラーメン IIDA’S SELECTION 1,320円
評判がいまいちであったのか店内にはラーメンに込めた飯田さん拘りの肉声は流れておりませんでした



今回も5分ほどで着丼、具は豚バラチャーシュ-が3枚、そのほかは塩ラーメンの具と変わりありません



さて期待してスープを一口、うむむ これかなりショッパイ、期待値が高かっただけにちょっと残念ですねえ
僕の舌がおかしいのかな? と思っていたら、はす向かいに座っているカップルの女性が『このスープかなり濃くない?』と彼氏にささやく声が聞こえた



本来なら美味しいはずの中太ストレ-トのしなやか仕立ての麺なのでしょうが
醤油が立ちすぎたスープに麺が負けてしまって美味しいという感動が沸き上がってこない!
もしかしたらスープのレシピは完璧なのに作り手によってスープの希釈割合がまちまちなのかもしれない?



一流といわれる高級レストランやホテルは、いつでもどんな状況でも
同じ(一定レベル以上)の味やサービスを提供し続けられるからこそ一流と称されています

日本一と言われる飯田商店の系列店なればこそ一流と呼ばれるにふさわしいたゆまぬ精進を期待したいものですねえ
なお、これはあくまでも私の個人的な感じ方によるものであることを予めご了承頂ければ幸いです

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雨の桧枝岐~奥只見

2023-10-09 13:26:42 | 蕎麦、うどん、ラーメン
<1日目>




南東北への旅は佐野SAの朝ラーから始まる
平打ち麺の滑らかな喉越し、極太メンマの心地よい歯ざわり、コク深い醤油だしが美味しい!



禁漁間近、快晴の南アルプスでヤマトと遊べばいいものを訳あって雨の桧枝岐に足を向けた



道の駅尾瀬桧枝岐に午前10時半、釣りと尾瀬散策のリサーチにと山旅案内所を訪ねると
館内に展示されている大岩魚の剥製が真っ先に目に飛び込んできた、どれもみな只見川で釣れたものだとか
4体とも60~70センチはある大物で左側の2体は山女魚であろうか体高があり縦に入った模様はパーマ-クの変形なのかも?
釣れたのは奥只見湖のインレットか、はたまた只見川本流か、源流帯なのか、一度でいいからこんな大物を釣り上げてみたいものだ

  
 

午前11時、道の駅の敷地に建つ『山人家(やもうどや)』さんでキノコけんちんうどんを頂いた
山人(やもうど)料理なら濃い味付けかと思いきや料理人の人柄が偲ばれる優しい出汁とつるつる麺とキノコたっぷりのけんちんが美味しかった

 

一時的に雲が途切れて渓に立とうと思ったのだけれど先ずは燧の湯で長旅の疲れを癒すことにした



さて釣りの前にもう1軒、『まる家』さんで裁ち蕎麦を頂いた



打った蕎麦を何枚も重ねて裁つ裁ち蕎麦の平打ちが喉越し噛み心地よろしく美味しく頂いた



ミズと人参の浅漬け、薬味はワサビと刻みネギと山人(やもうど)漬け

 

青じそ、みょうが、らっきょう、唐辛子を塩漬けにした山人漬けは蕎麦に添えても出汁に溶かしても美味しくて品切れになるのも頷ける



午後2時半、釣りは1時間と決めて桧枝岐川の支流、七入沢に入渓した
小糠雨が落ち始めた小渓はちょいと滑るけれどブナの樹々に覆われた心地よい渓が上流まで続いている



もっと時間があれば舟岐川(ふなまたがわ)や実川(みかわ)でもロッドを振ってみたい



岩魚の反応は渋くて6フィート6インチ3番のグラスロッドをわずかに曲げたのは4寸と6寸の2尾だけ、ちっさ~!
でも2尾とも鮮やかな柿色の腹が美しいネイティブであったのが嬉しい

 

午後4時過ぎ、尾瀬御池ロッヂの個室に落ち着いた
明日の予定は燧ケ岳、たぶん早朝から雨の中を歩くことになる



ロッヂで供されるのは朝食のみで夕食の提供はない
独り占めのお風呂に浸かってからありあわせの酒肴でビールと缶チューハイと焼酎を空けた
かなり酔ってしまったのか爆睡して起きた時にはカップ麺を食した記憶が完全に吹き飛んでいた

 







<2日目>

ロッジで朝食を済ませて午前7時すぎ、2階の部屋からバス乗り場を眺めるとまだ小雨が降り続いている



雨具を羽織って歩き始めて15分ほど、10メ-トルほど先を歩いていた若い登山者が濡れた木道で派手に転倒した
それを見て注意しなければと慎重に歩いていたのに僕も同じ場所で転倒して一瞬宙に浮く不思議な浮遊感を味わうことになる
更に数メートル先のちよっと傾斜した木道で制御不能に陥って2度目の転倒、右ひじをしこたま打撲したのを機に危険を感じて潔く引き返すことにした



燧ケ岳敗退の敗北感に苛まれながらも折角ここまで来たのだから尾瀬ヶ原の雰囲気だけでも味わって帰りたい
御池の休憩所で少々休んでから里に下りてミニ尾瀬公園をのんびり散策することにした
ところが歩き始めてほんの数分後、あの木の下の傾斜した木道で滑って3度目の大転倒、ザックのペットボトルとメガネが吹っ飛んでしまった



歩幅を小さくして木道を踏みしめるように慎重に歩きながら池塘に群れる岩魚を探したり

 


自然の織りなす造形の妙に感動したり

 

1時間あまりをかけてのんびりと広大な尾瀬公園の雰囲気を味わうことができた



午前11時過ぎ、本命の『かどや』さんの暖簾をくぐると既に6人の先客が座卓に陣取っていた
地元の方と思しき4人組の方々は意外にも皆さんモヤシたつぷりの味噌ラーメンをすすっている
聞けばこの店は味噌ラーメンが旨いんだよ~絶対に食ったほうがいいよ~と太鼓判を押された、うぅーむ悩む~???



結局は予定どおり裁ち蕎麦の特盛(二人前)に落ち着いた
薬味はワサビと刻みネギと山人漬け、蕎麦前は大根の煮物と分厚くてプリプリのきくらげの煮物、あぁぁビールが欲しい~~~~~!



お蕎麦もラーメンも平打ちピロピロ系がいっちゃん好きなのですが伸びやすいのが玉に瑕

 

手繰っては啜り手繰っては啜りであっという間に完食~、美味しゅうございました~大満足でございます~!



満腹になったら何はともあれ昼寝、桧枝岐川の石垣の暗渠に寝そべって釣り人を眺めながら川風に吹かれつつ微睡んで無為のひと時を過ごした
黒部や南アルプスの峪でネイティブを追いかけていると里川の放流ものに釣欲が湧かなくなるのは考えものかもしれませんねえ!



本日投宿させて頂くのは『かぎや』さん
40代と思しきご主人に気さくにお迎え頂いて心からくつろげるお宿の予感が何よりも嬉しい



この日も独り占めのお風呂にまったりと癒されて午後6時、楽しみにしていた夕食の時間です
お隣の席は茨木から毎年釣りに訪れるという方で桧枝岐の渓流釣りの話を余すことなく聞くことができてとても有意義なひとときとなりました

この日の食事は12品、岩魚とマスタケのお刺身とトンビマイタケやミズナコブなどのてんぷら

 

独活やきくらげの煮物やミズナコブの漬物、そば粉のすいとん(ひっつめ)

 

生ビールの後は会津のお酒の呑み比べ

 

岩魚の塩焼きとはっとう

 

〆は裁ち蕎麦とキノコご飯、ご主人や女将さんから山菜やキノコなどのお話を伺いながら大満足の夕餉となりました

 





<3日目>

『かぎや』さんで暖かな朝食を頂いたあと『駒の湯』の朝風呂に浸かってから奥只見の銀山平に向かう



銀山平は40年前に幼馴染のオ-ちゃんと天泊して奥只見湖に流れ込む渓を釣った思い出の地で
帰路に尾瀬の百名山をやろうと桧枝岐に移動しようとしたものの先の大雨のために通行止めで諦めた記憶が未だに残っている

御池から始まる樹海ラインの峠から下り始めると林道に点々とある車止めにはもれなく2~3台の車、広い車止めには10台以上
おそらくキノコ採りの車だろうと思っていた総数100台余りの車はすべて只見川に入渓する釣り人の車であることが分かった



流程が長いとは言えこんなに大勢の釣り人を受け入れるだけの許容量が果たして只見川にあるのだろうか?
釣りを終えて帰り支度をしている釣り人に話を聞くと奥只見湖から絶えず岩魚や山女魚が供給されているから
例年ならそこそこ釣れるのだけれど今年は渇水で魚が川に上がれなくて厳しいという、まるで黒部の峪と同じ原理か





恋ノ岐沢を覗いてみるとなんとも酷い渇水である、かつて幼馴染のKちゃんと左岸の登山道を登り続けて豁に降り
岩魚は爆釣したものの思うようなテンバが見つからず渓畔に幕を張って雨にならないことを祈りながら恐怖の夜を過ごした記憶が蘇る

 

中之岐川も見るも無残な渇水状態

 

インレットもこんな状況だから岩魚の遡上も推して知るべしか?



ナビの指示を間違えて遊覧船の発着所、気を取り直して銀山平に向かう
40年前の銀山平キャンプ場はトイレと簡素な水場だけの設備で、林間に適当に幕営したものだったのが
今では立派な管理棟や入浴施設、広いキャンプサイトはきれいに整地されて今風の立派なキャンプ場に生まれ変わっていた
かつて入れ食いだったテン場の脇を流れる小渓で岩魚と遊ぼうと思っていたが立派になりすぎた施設を見て尻込みしてしまった



シルバ-ラインの荒れたトンネルをおよそ10Kmほど走り、更に走って小出まで
道の駅に併設された温泉に浸かってから生ビールを2杯



この旅の最後になるお蕎麦(へぎ蕎麦)を頂いて閉館までぐっすり眠って帰路に就いた



釣りも登山も消化不良のまま温泉とお蕎麦屋さん巡りに終始してしまったけれど40年前に叶わなかった銀山平~桧枝岐の道を走ることができた
民宿や旅館、キャンプ場、3軒の立ち寄り湯、美味しいお蕎麦屋さん、道の駅や何か所もの広大な駐車場、農協ストアやガソリンスタンドなど
コンパクトにまとまった桧枝岐は旅人にとって至極便利で優しい村であることが理解できた
また是非とも再訪してお目当ての民宿と尾瀬の山小屋に投宿し尾瀬の山に登り尾瀬ヶ原を隈なく散策してみたいと思っている次第です。



















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会津麺紀行

2023-05-06 17:07:43 | 蕎麦、うどん、ラーメン
GW前半の3日間、相棒のオ-ちゃんと猪苗代のマンシヨンを起点にお蕎麦とラーメンのお店巡りを楽しんだ
帰ったら休みなく仕事に没頭する日々が続くことになる

(1日目)

4月29日午前1時に自宅を立って圏央道から東北道へと辿る道は幸運にも渋滞知らず
午前2時半、佐野SAに立ち寄って『さのや』さんで一杯目のラーメンを頂いた

コクのある端麗系のスープ、太目のメンマ、とろとろのチャーシュ-、ピロピロ系の平打ち麺
これが高速SAのラーメンかと見紛うほどの美味しい佐野ラーメンでございました
ラ-メンといえども料理として確立された領域なれば見せ方も大切な要素のひとつ
だからこそ、この深めの麺鉢、具の配置、美しく、そして美味しそうに見せる拘りにそそられた次第です

 


午前6時前に猪苗代着、マンションの裏手には目の前に磐梯山が聳えます



昼過ぎまでたっぷり仮眠をとってから喜多方へ
今回は何度も訪ねている坂内食堂、まこと食堂、源来軒、陽華楼などの老舗はパスして初めてのお店の味を楽しみたい
1軒目は『生江(なまえ)食堂』さん、僕は塩ラーメン、オ-ちゃんは醤油ラーメンを頂いた
喜多方ラーメン特有の中太の平打ちちょいちぢれ麺、塩味を抑えた優しいスープが美味しくて飲み干してしまいました




午後4時半、近くのスーパ-で食材と酒をしこたま仕込んでマンションに戻ったら
先ずは誰もいない温泉にゆったりと浸かって今日の疲れを癒します



マンションの周りを散策して行者ニンニクを7~8本摘んでおいた



先ずは馬刺しで一杯やってから、賞味期限間近で半額になっていた米沢牛をステーキに
付け合わせはモヤシと行者ニンニク、オ-ちゃんが育てたエンドウも柔らかくておいしゅうございました






(2日目)

朝からあいにくの雨なので、ゆったりと朝風呂に浸かってのんびりしてから、、、、



午前11時過ぎにマンシヨンから車で数分の『蕎麦物語 遊山』さんを訪ねます
往時を偲ぶ心持ちで長居門をくぐると、、、、、



7500坪もの自然庭園に密生する木々の若葉がしっとりといい雰囲気を醸しています



雨に濡れた石段を踏みしめながら進んだ先には蔵造りのお店が、長い時を超えてきた佇まいに風格を感じます



店内に一歩踏み入ればアンティ-クな調度品の数々、懐かしいポスタ-や車のオモチャたちが、、、
この異空間に身を置くと、いつもわくわくしてしまいます

 

この雰囲気に包まれると、何故かあがた森魚の赤色エレジ-のメロディーが蘇ってしまいます
子供の頃、父に買ってもらったコルト45のモデルガンとシェリフ(保安官)のバッヂが懐かしい



さて今回は鬼おろし蕎麦3枚をオ-ちゃんとシェアして頂きます
そばつゆに大根の荒おろしと鰹節、信州高遠藩から会津に伝わった高遠蕎麦のつゆでございます



大正時代の器に盛られた細切りのきりりと締まったお蕎麦の何と美しいことか



地下400mから湧く湧水で打たれた更科系十割蕎麦の心地よい歯ごたえと喉越しを心ゆくまで堪能させて頂きました



今回も美味しいお蕎麦とともに懐かしいひとときを過ごさせて頂きました、ありがとうございました





さて2軒目は喜多方ラーメン『一平』さんへ
午後2時だというのに先客が23人、さすが人気店のひとつです



待つこと30分ほどで席に案内されて
オ-ちゃんは王道の醤油ラーメンを、僕は背脂チャッチャ系のじとじとラーメンをお願いした



豚の拳骨と煮干しと昆布を煮出した濃いめの醤油スープが際立って背脂のあま味のある脂があっさりと中和されている
このスープが中太平打ちの手もみ縮れ麺によく絡み大満足の一杯でございました
ニンニクの効いた餃子も美味しくて病みつきになりそうです、ごちそうさまでした~!







(3日目)

さて最終日は午後から雷雨の予報です
早起きして裏磐梯スプリングフィ-ルドでロツドを振ってみることに
と言っても僕はレストハウスでコ-ヒ-をすすりながら本を読んだり湖畔でオ-ちゃんの釣りを眺めていたり、、、、



沖の小島の付近ではカヌ-が2艘、時々大物を掛けてカヌ-が引っ張られるシ-ンが見えたりして



これはオ-ちゃんが釣り上げた45センチのブルックトラウトでしょうか、いい面構えをしています!



快調に釣果を上げてツ抜けを果たしたオ-ちゃんは2時間ほどで竿を畳んで
桧原湖畔の裏磐梯茶屋に山親父さんを訪ねてみたのですが残念なことに体調をこわされて閉店しておりました
山親父さんの一日も早いご快癒を心からお祈りしつつ再会できる日を楽しみに待ちたいと思います



マンションに戻る道すがら再度『蕎麦物語 遊山』さんに立ち寄りました



桧原湖畔の『北の茶屋』さんで十割蕎麦を頂いたばかりなので今回は鬼おろし蕎麦を1枚づつ



これで心置きなく帰路に就くことができそうです

 

訪ねたお店はほんの数件に過ぎませんが美味しいお蕎麦とら-めんに癒されるひとときを過ごすことができました
『さのや』さんの拘りの佐野ラーメンが美味しゅうございました
『蕎麦物語 遊山』さんの異空間で頂く更科系の十割蕎麦も相変わらず味わい深いものがありました
120軒が凌ぎを削りつつ地元の人たちに愛され続ける喜多方ラーメンのお店を制覇するのは至難のこと
それでもこれからは1軒でも多くの新しいお店の味を楽しみたいと思います(おしまい)























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旅の途中で

2022-12-18 10:17:18 | 蕎麦、うどん、ラーメン
年に一度は釣りに訪れては地のお蕎麦を味わっていたのだけれど今年は訪れる機会がなかった
雪が来る前に訪ねておこうと信州奈川に向かう、その道すがら山形村の木鶏さんに立ち寄った




ノンアルコ-ルビ-ルのアテに砂肝の刺身をお願いすると品切れとのことで前回と同じ鶏わさに






今回は1日限定10食の『ぎたろう軍鶏の半熟とろとろ木鶏丼』を真っ先にお願いした




鰹出汁と鶏ガラを合わせたタレとぎたろう軍鶏の肉と卵を使用した木鶏丼は
メニュ-名が示すとおりとろっとろの美味しさ、もはや食レポの必要はありませんね!
カイワレのお吸い物と酸味のある赤かぶのお漬物がいいアクセントになっておりました




半分頂いたところで濃いお出汁を注いでさっぱりとしたお茶漬け風の味変を楽しみます
さしずめ親子丼のひつまぶし版といったところでしょうか?




〆は冷やしかけそば、木鶏丼でおなかがいっぱいになったと告げると半玉にしましょうかと作って頂いた
暖かいかけ蕎麦とは一線を画した蕎麦本来の食感と美味しさはそのままにお出汁の美味しさまで楽しめる一品でございます




お出汁がとっても美味しくて最後の一滴まで飲み干してしまいました




ごちそうさまでした




奈川から野麦峠を越えて、昨年原木ナメコを頂いたお宅を訪ねると
当のおじさんは入院されていてお会いすることは叶いませんでした
最後に福伝さんに立ち寄って投じ蕎麦を頂きほっこり温まって帰路につきました

今年も残すところあと2週間となりました
皆様くれぐれもご自愛のうえ良いお年をお迎えくださいますように!




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ミニら~めん街道

2022-11-27 00:11:56 | 蕎麦、うどん、ラーメン
ここ国分寺街道沿いは何故か飲食店が定着しない。
35年前、僕がここに越してきた頃からラーメン、中華、焼肉、小料理屋、ショットバ-などが開店しては消えていく
ところが20年前、国立農工大学のはす向かいに『たまぞう』さんが出店すると開店前から行列ができるようになった
それから8年後、二郎系の『ラーメン英二』さんが出店すると2年連続で東京ラーメン百名店に選ばれ今でも行列ができている

                                          
                                                 
そして昨年5月、『中華そば ひら井』さんが我が家のすぐそばに出店し、出店したその年にラーメン百名店に選ばれた
府中で断トツ一位の評価を得ているこのお店は真夏でも雨の日も雪の日も開店前から閉店時まで多くの待ち客が絶えることがない
たった750mの範囲に三軒の人気ラーメン店ができたことで地元では『ミニらーめん街道』と呼ばれるようになった


この三軒にもオフピ-クとなる時間はあるもので『たまぞう』さんと『ラーメン英二』さんは午後7時を過ぎると空席が目立つようになる
3か月前の金曜日の午後、『ひら井』さんの店内を覗くと客は2人だけしか見えない
毎週金曜日は大人気のつけ蕎麦を出さない日なので午後1時を過ぎると待つことなく席に就くことができる                   

                    


券売機で中華そばの並を買ってカウンタ-に置いて待つこと5~6分で中華そばが運ばれてきた
具は分厚いチャーシュ-、太目のメンマ、焼き海苔、そして刻み葱がたっぷり乗っている

 

ス-プを一口すすると、豚のゲンコツ、鶏ガラ、牛骨の三種類を炊き上げた濃厚で深みのある動物系のスープに仕上がっている
僕は元々豚骨系のこってりスープよりも端麗な塩と醤油のスープ、細麺と細い平打麺が好みだけれどこれなら美味しく頂ける
分厚いチャーシュ-は、とろっとろで口の中でとろけてしまうほどの食感に驚いた

 

中太ストレ-ト麺に濃厚スープがよく絡み飽きることなく最後まで美味しく頂いた







先々週の日曜日、カミさんがつけ蕎麦を食べたいと言うので二人で並ぶことにした
9時45分に店内の券売機で券を買って並ぶと先客が13人、この人たちは一体何時から並んでいるのかとツッコミたくなる
有難いことに11時開店なのに10時半に暖簾が掛かって第一陣の9人が店内に、それから30分後に我ら第二陣が店内に案内された
極太の麺の茹で時間が13分を要するため9人分の麺を一緒に茹でようと先客全てが食べ終わった後に次の9人を入れる総入れ替え制に
なっているのかと推察する。そして待つこと5分ほどでつけ蕎麦が運ばれてきた



カミさんは一人前の小盛り、僕は三人前の大盛り
最初の一口は塩をつけて、スープに飽きたら柑橘系(ライム?)の果汁を麺に振りかけて味変を楽しめる



ス-プは中華そばのスープよりも更に濃厚で極太麺によく絡む
麺は程よいコシともっちりとした食感で、のど越しを味わうのでなくて良く噛んで小麦粉の美味しさを味わえる



最後はカミさんに手伝ってもらって完食!

 

残ったスープに生姜の効いたスープを注いで爽やかに味変したスープを味わった、ご馳走様でした!
カミさんがまたつけ蕎麦を食べたいと言い出した。麺も濃厚スープも後を引く美味しさの証左であろうか?


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紅葉ドライブ

2022-11-06 16:08:12 | 蕎麦、うどん、ラーメン
霜月初旬、山粧う只見線『大白川駅』を再訪した
午前8時45分、駐車場はすでに満杯で階段の踊り場のキノコ蕎麦の看板を横目に2階に上がると
11時開店だというのに平石亭さんのノ-トには僕の前に何と13組の名前が書きこまれていた

 

開店まで2時間もあるので駅の周辺をのんびり散策してみることにした
これはラッセル車でしょうか、雪深い季節に備えてきれいに整備されている



ホ-ムの右下には波間川が流れ、国道252号線沿いに佇む駅舎の2階に平石亭さんが営業している



国道沿いを歩いて行くと波間川に架かる鉄橋の下流の山々も秋化粧を始めている



更に30分ほど歩いた先には深い峡谷が、岩魚の里の看板があるほどなので来年はロッドを携えて訪ねたい



開店30分前に駅に戻ると木々が陽に照らされてまさに山燃ゆるの感
駅舎の2階からはトントントントンと蕎麦を裁つリズミカルな音が聞こえてきた



11時50分、二巡目に案内されて着いた席は厚さ30センチを超えるケヤキの4人用のテーブルに僕ひとり(コロナ対策かな?)
もちろんキノコ蕎麦をお願いして待つこと15分、大きくて分厚い丼にてんこ盛りのキノコ蕎麦が運ばれてきた



お蕎麦の上には食べきれないほどのナメコと少々のシメジとヒラタケ、そしてマイタケと大きなシメジのてんぷらが1本づつ、殆どお蕎麦が見えない



レンゲでふた口み口お出汁をすすると、お蕎麦とキノコの素材を引き立てる優しい味わいに仕上げられている
熱を加えられたお蕎麦を手繰ると、あの蕎麦本来の研ぎ澄まされた鋭い角が削り取られたまろやかな食感で
キノコと共に秋を味わうにはちょうど良いお蕎麦の表情に姿を変えている、キノコのお出汁が美味しかった~!

 

さて、キノコで満腹にはなったものの平石亭さん本来のお蕎麦を味わって帰りたい
前回は鬼面蕎麦ととろろ蕎麦を頂いたので今回は定番の源流ざる蕎麦をお願いした



透明感のある艶めかしいお蕎麦を一口すすると、噛めばきゅっと音が聞こえそうな凛々しさが嬉しい
今回は忙しかったのかお蕎麦にむらがあるけれど律儀に切り揃えられたお蕎麦よりも僕はこちらの方が好きだ



秋の味と定番の凛々しいお蕎麦を頂いたことで、とても得した気分でお店を後にした
さて、夜のお蕎麦にはまだたっぷり時間がある、来シーズンのために岩魚の渓を探索しておこうか



国道252号線と別れて左に進み、更に山奥へと渓に沿った道を進むと、、、、



岩魚の気配ムンムンの波間川支流の渓が現れる
来年はこのあたりで岩魚と遊んでからお蕎麦を頂くことにしようか



里に下るころには陽が陰ってきて夜のお蕎麦屋を決めなければ、、、、
へぎ蕎麦が美味しかった清兵衛さんは午後3時までだし、越後屋さんも由屋さんもいいけれど折角だから呑みたいし、、、



けっきょく落ち着いたのは小千谷の道の駅
ここなら隣接する天然温泉で疲れを癒せるし呑んでお蕎麦を頂いてから安心して車中泊もできる



生ビールを2杯飲み干すころを見計らって運ばれてきた緑がかった細切りのへぎ蕎麦、これは期待できるかも



薬味は刻み葱と天かす、添えられた生ワサビに真剣勝負の心意気を感じる
ひと口啜ると、むむっ、、、鰹出汁の効いたつゆに細切り独特の小気味よい食感と滑らかなのど越し、これは旨い!

 

あっという間に完食すると、すかさず蕎麦湯を運んできた花番さんに、、、、ちょっと待った~、これもう一枚お願いします~!



いやはや立ち寄り湯のお蕎麦をなめていた自分が心底恥ずかしい!



温泉に浸かってビールにほろ酔い旨いへぎ蕎麦で〆てぐっすり眠る



こんな安上がりで安らげる蕎麦巡りの旅もたまにはいいものでございます(大満足!)
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寒晒し蕎麦

2022-07-03 00:15:10 | 蕎麦、うどん、ラーメン
山形村の蕎麦集落には何度も足を運んでいるけれど一番人気の木鶏(もっけい)さんには初めて寄らせて頂いた
長時間並ぶのは辛いので予約の電話を入れると感じの良い若い花番さんの対応がすこぶる心地よくて好感が持てた
訪ねたのは先々週の火曜日、平日だというのに開店時間の11時30分少し前には6名の蕎麦好きが並んでいた



花番さんに案内されてカウンタ-に就くとオープンキッチンになっていて厨房が一望できる
湯がぐらぐら沸き立つ大鍋からあげた蕎麦を店主が体全体を使ってリズミカルに冷水で〆ている

メニュ-の上にさり気なく置かれた達筆な毛書、こんな心遣いがこれから頂くお蕎麦の出来を予感させる



先ずは、とりわさとノンアルコ-ルビ-ルを頂いた



辰野町の山間で飼育されたという『ぎたろう軍鶏」が美しく、とろけるように滑らかな舌触り(わさびは大王わさび農場の生わさび)



ビ-ルがなくなる頃合いを見計らったようなタイミングで緑がかった十割のもり蕎麦が供される
野辺山で収穫された玄蕎麦を寒冷地の野辺山でひと冬保管して追熟させ真空のアルミパックで保存されたものだとか。



先ずは蕎麦だけを啜って香りを楽しみ、ちょいと塩を振ってほのかな甘みを感じ、
利尻昆布と本枯節の濃いめのつゆで残りのお蕎麦を一気に啜るときりりと締った細切りの
洗練された歯ごたえと滑らかな喉越しに思わず感嘆の吐息が漏れてしまう、、、、、旨い!



もり蕎麦を頂いてほんの一呼吸の間をおいて十割の寒晒し蕎麦の大盛りが運ばれてきた
店主が時折カウンタ-の前で客と言葉を交わしながら店内を一瞥していた訳がこれで理解できた



かつて高遠藩が将軍家に献上していたというこのお蕎麦、店主の拘りでより上品に仕上げられている
蕎麦だけを何度か啜り、塩を載せてまた啜っていると如何に味音痴の僕にも香りと甘みが増していることが良くわかる
あとはこのお蕎麦の美味しさに負けて箸が止まらず、1日10食限定の貴重なお蕎麦であることも忘れて一気に手繰ってしまった(ごちそうさまでした)



ことあと、もう一軒訪ねる予定でいたのですが木鶏さんのお蕎麦の余韻を楽しみたくて何処にも寄らずに帰路につくことにした
ならばもう一杯、とろっとろのアレを頂けばよかったのにと後悔しきりでございます
(寒晒し蕎麦については以下の解説をご覧ください)






さて先々週の土曜日、カミさんが駅前の映画館に出かけた昼はこれで缶チューハイをイッパイ
麺つゆと醤油とごま油で一晩漬けこんだ大葉、納豆、冷や汁(きゅうりと大葉とみょうが)がこの季節の我が家の朝食の定番になっています
実はこの大葉が美味しくて食事制限がなければご飯が何杯でもイケちゃうのですが今はぐっと我慢の時でございます



この日はニンニク梅そうめんを作ってみました
つゆはチューブのニンニクと梅、とりがらスープ、ごま油、塩を冷水でよくかき混ぜて、冷水で〆たそうめんにかけるだけ



ごま油の香りとコク、梅の酸味が爽やかで真夏の山飯はこれで決まりでございます!
でも腰の痛みが辛くてしばらく山歩きも釣りもできそうにありません(泣)
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ロ-カル線沿線 蕎麦巡り

2021-09-09 01:05:58 | 蕎麦、うどん、ラーメン
今回は平の小屋に投宿して黒部の峪で岩魚と遊ぶ計画でありました
駄菓子菓子、大雨にめげ、かつ酒好きの小屋主が不在という寂しさにもめげて方向転換と相成った次第です

『雲の平さん(ブログ友達)』の記事にアップされた鬼無里の蕎麦の写真を拝見して
あぁ、しばらくお蕎麦にもご無沙汰しちゃったなあと思った途端に無性にお蕎麦が食べたくなって、、、、

さあどこ行こう、第一候補は福島の喜多方を起点に磐越西線~飯山線~只見線沿線の名店巡りだったのですが
そういえばと、お休みしていた富倉『はしば』のおばちゃんに逢いたくなって飯山から巡り始めることに決めた次第です。

9月4日(土)午前9時に飯山の道の駅着、ちょいと大雨の影響を確認しようと湯滝温泉下のカヌーポ-トへ立ち寄ると
千曲川の水嵩は70~80センチほども上がっていて川幅一杯に増水、こりゃ黒部の峪もあかんよね~と少し諦めもついた訳でして、、、



先ずは『はしば』さんへ、ところが入り口の看板は『休店』の張り紙が雨に打たれてヨレヨレになっておりました。
もう何年もお休みとはもしや、、、お店がなくなるということは懐かしい人にも逢えなくなるということなんですよねえ!

さて気を取り直して、こうなりゃアソコまで走ってしまおうか?



12時20分、ここは新潟県只見線の大白川駅舎2階にある『平石亭』さん、自宅からここまで約500kmも走ったことになります



席はほぼ満席、先ずは『どぶろく大白川』で喉を潤しましょう
どろっした酸味のある発泡酒のような爽やかさ、こりゃお土産に1本買って帰らなくちゃね~!



注文したのは『鬼面そば』
お蕎麦は大盛りでとお願いしたら、だいじょ~ぶ、超大盛りになってますから、、でございました
先ずはからっと揚った5種類の野菜のてんぷらと小鉢(ぜんまいときくらげの白和え、山菜の漬物)の味が懐かしい!



すぐにお蕎麦も運ばれてきました
きりりと角が立って、噛めばきゅっと音が聞こえそうな凛々しいお姿でございます



2杯目のどぶろくを頂きながら一口啜れば、あぁぁぁ、、、もうヘタな解説は必要ありませんねえ!



お蕎麦が美味しくて、もう一枚味わいたくて、とろろ蕎麦を追加してしまいました(これは並み盛りです)



うぅぅぅむ、お蕎麦が実に美味しい!
一気に500kmも走ってここまで訪ねた甲斐がありました





さて、宿が取れなかった1日目は鏡ケ池に隣接する『道の駅いりひろせ』で仕方なく車中泊となりました 
鏡ケ池の遊歩道をぐるっと小一時間散策してから『湖上レストラン鏡ケ池』を覗くと『ごっぼう蕎麦』の看板に引き寄せられて、、、



山ごぼうの葉を繋ぎに使った『ごっぽう蕎麦』 これ、オヤマボクチ(山ごぼう)の富倉蕎麦と同じなのかしら?
薬味は山葵、刻み葱のほかに天かすと砕いたクルミが添えられていました



ひと口啜ると、なるほど適度なコシと滑らかな喉越しは富倉蕎麦にちょいと似ているけれど、打ち手によって蕎麦も変わるものですねえ



一夜が明けて小雨の鏡ケ池を散策しているとナラタケ(サワモダシ)の株を見つけましたが食べる予定がないので惜しいけれどパス






二日目、先ずは津南の『とみざわ』さんへ、暖簾が掛かると同時に入店して席は地元の方々でほぼ満席



へぎ蕎麦を頂きたかったのですが3人前からなので泣く泣く諦めて注文したのは大盛り蕎麦



ふのりという海藻を繋ぎに使ったお蕎麦は適度なコシの強さと滑らかな喉越しで満足の一枚でございました



さて二軒目は本命の『そばや清兵衛』さん、十日町駅から20分ほど山に向かって車を転がして辿り着いたのが民家が3軒ほどの此処
二階に上がって女将さんの前で来訪者の記帳をするのですが、コロナを気にして東京からですが入れてもらえますかと訪ねると
まぁ東京からお出でて頂いたなんて嬉しいじゃありませんか、どうぞどうぞと招き入れて頂いて思わず感激したことは言うまでもありません



店内はほぼ満席、かろうじて空いていた小上がりの一席につくと卓上にはクルミなどが置いてあって砕いてご自由に薬味にどうぞと書いてある



先ずは、まさかお蕎麦屋さんで頂けるとは思いもしなかった旬のジュンサイをば
酢醤油の強い酸味が実に爽やかで叶うならば日本酒の冷やをぐびっとやりながら味わえれば昇天していたかもね~!



注文したのは、へぎ蕎麦2人前、薬味は山葵と刻み葱と天かす、添えられた茄子の天ぷら一本が嬉しい
そばつゆのおちょこが無いので薬味の入った小皿にそばつゆを注いで頂こうとしていると
あらま~ごめんなさいねえ、それ薬味皿なんですよ~と花番さんが急いでおちょこを持ってきてくれまして、、、



どうですかこのぬめり具合、つなぎに海藻(ふのり)を使った滑らかな喉越しが見ただけで想像できますよね~!



ひとくち啜れば、おぉぉぉぉたまりましぇ~ん、適度なコシの噛み心地とつるっとした喉越し、病みつきになりそうです!



へぎ蕎麦を堪能してテーブル伝票を見ると、もり蕎麦950円、追加650円、じゅんさい400円、合計2000円と書いてある
僕が頂いたのは、へぎ蕎麦2人前2650円とジュンサイ400円の〆て3050円、女将さんを呼んでこれ違ってますけどと伝えると
いいんですよ~、わざわざ東京からお出でてくださって嬉しいじゃありませんか、是非また来てくださいませねえと返されて
押し問答するのは差し控えて遠慮なくご厚意に甘えさせて頂くことにした次第でございます(こんなお心遣い嬉しいものですねえ)



二日目の夜も宿が取れずに飯山の道の駅で車中泊、また腰を痛めそうだ
キャンピンクカ-は無用の長物だけれども、せめて大の字に足を延ばして寝られる車が欲しいと痛感した二日間の車中泊でございました

黒部の岩魚釣りは叶わなかったけれど、いつかは訪ねたいと思っていたローカル線の蕎麦巡り、ようやく叶って大満足の旅となりました(完)
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塩くらべ

2021-05-12 23:56:19 | 蕎麦、うどん、ラーメン
5月2日~3日の2日間、山奥にプチ遠征してからあっという間に10日が過ぎてゆきました
この10日間はひたすら事務所に缶詰になって仕事に明け暮れて、この生活が更に5月いっぱいは続きます
そして本日、所用で武蔵野税務署に出向くことになり10日ぶりに道路を歩き電車に乗り外の空気を吸うことができました

せっかく中央線に出たなら久しぶりにラーメンを頂こうと開店に合わせて国分寺のムタヒロ2号店に向かいます
今日は珍しく先客が少なくて2人だけ、すんなり店内に案内されて東京ラーメン百名店の『特製鶏塩そば1000円』の食券をば、、、、



ほどなくして着丼、具はミツバ、鶏むね肉2枚、豚肩ロ-ス2枚、海苔2枚、煮玉子、25センチほどの穂先メンマが2本
この豚肩ロ-スがしっとりと美味しく、煮玉子のとろみ加減もよく、長い穂先メンマの食感がまたいいのです



先ずはスープを一口、黄金色のスープは鶏の旨味と甘味に満たされてコクのある塩味が実に旨い!



平打ちのペロペロ系の麺は僕好みで、いつもながら美味しく頂きました






さて税務署の用事も終わって三鷹駅に向かって歩いているとイヤでも『健やか』さんの看板が目に飛び込んでくるのです
相変わらずの人気店で午後2時だというのに先客9人、先ずは『特製塩と貝のラーメン1030円』の食券を買って列に並びます
このお店も東京ラーメン百名店に選ばれていて三鷹では僕の大好きな『さくら井』さんとラーメンの双璧を競っています



本を読みつつ待つこと15分、店内のカウンタ-に案内されておよそ2分ほどでラーメンが供されます
多分、初めてこのお店を訪ねた方は、この供される速さと膳の律義さに驚かれるのではないでしょうか?



具は鶏むね肉2枚、低温調理された豚肩ロ-ス2枚、30センチはある穂先メンマ2本、煮玉子、
白髪ねぎとカイワレ、特にしっとりとした食感の肩ロ-スは実に上質で職人の矜持を感じる逸品に仕上がっています



先ずはスープを一口、福よかな貝の出汁が口中に広がり、貝の香りが鼻腔を満たしつつ脳天へと通り抜けてゆきます



全粒粉パッツンポキポキ系の麺は一口目こそポキポキ感満載なのですが
職人技のしっとりとした豚肩ロ-スを味わい、スープと共にとろとろの煮玉子や穂先の1本メンマを楽しんでいるうちに
ちょうどいい加減の柔らかさになって違和感なく美味しく頂けるようになるのも食べる側の技と言えるのかもしれませんね~!



ムタヒロさんの鶏塩そばと健やかさんの塩と貝のラーメンの味比べ、如何でありましたでしょうか?
どちらのお店も大ファンである僕としては優劣をつけることなく末永く愛していきたいと思う次第でございます。
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鴨だしらぁ麺 轟 (溝の口)

2021-03-06 22:12:46 | 蕎麦、うどん、ラーメン
このお店は昨年12月27日に溝の口にオープンした京鴨だしらあ麺の轟さん
溝口はお客様への行き帰りの際の乗り継ぎ駅で昼時にさしかかる時にはこの駅で降りて昼食をとることにしている
午後2時過ぎにもかかわらず先客が2人、地下に降りていくとまるで日本料理屋さんのような雰囲気を醸している




3度目の今回は京鴨だし醤油らあ麺、細麺で硬さは柔らかめでお願いした(煮卵はサービス)
具は鴨のコンフィ、煮卵、焼き葱、三つ葉、白髪ねぎと細めのメンマ(前回は20センチほどの穂先のメンマが4本のっていた)
今回訪ねたのが2時過ぎだったからなのか品切れになってしまったようでレアの肩ロ-スが乗っていなかった



ス-プをひと口、鴨だしの味はかすかだけれど美味しい
麺鉢の底には少々脂気のある鴨のミンチがたくさん沈んでいてこれと一緒に啜るスープがいい



麺は全粒粉のパッツン系で硬さを普通で注文すると腰の強い蕎麦を食べている感じたけれど僕には柔らかめがちょうどいい
3分の1ほど麺を啜ったところで店員さんが席に来てすりおろした柚をささっと麺の上に散らしてくれて味変と香りが楽しめる



食べログを見ていると評価がかなり分かれている
鴨のだしの濃淡やパッツン系の麺の好みがわかれるようにも感じるけれど
いずれこのお店も百名店に名を連ねるのではと期待したい
ごちそうさまでした。
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麺尊 RAGE (西荻窪)

2021-02-24 00:18:17 | 蕎麦、うどん、ラーメン
毎年12月になると『食べログ 百名店』が発表される
ラ-メンや蕎麦、うどん、寿司などカテゴリ-毎に食べログが選んだ人気店が名を連ねる
中でも東京のラーメン百名店が圧巻で僕が定期的に立ち寄るラーメン屋さんが16軒も選ばれている

僕は麺類が大好きなのだけれど、わざわざラーメンを食べるだけのために出かけることは先ずない
68歳の現在まで、お客様へ出向く道すがらに立ち寄って味に魅せられたお店16軒だけをロ-テ-ションして訪ねている

今回は月1で訪ねている西荻窪の『麺尊 RAGE』さん(4年連続で百名店に選ばれています)
12時20分、先客は20人ほどだけれど手際の良い仕事ぶりで20分ほどの待ち時間でカウンタ-に案内して頂いた

        

注文したのは特製軍鶏そば1200円(多分)
多分というのは待ち時間に店員さんが注文を聞きにくるので毎回メニュ-を見ることなく迷わず特製を注文している訳で、、、、、
毎週月曜日は限定メニュ-になっていて特製そばは出汁も具も毎回変化に富んで美味しいのだけれど多分この日は軍鶏の出汁かと、、、、、、


先ずはスープをひと口、う~む上品でまろやかな甘みと深いコク、毎回この絶妙なスープに魅せられてしまうのです
チャ-シュ-は低温調理されたレアな肩ロ-ス2枚と鶏胸肉ともう一枚、とろっとろの鮮やかなオレンジ色の半熟タマゴも絶品で、、、
これを酒肴にビ-ルをグビっと飲りたいところですが仕事前の時間だということについつい恨み節が出てしまう次第でございます



麺はコシのある中太ストレ-ト麺(ちょいちぢれか?)でつるつるの喉越しが心地よい



今回も口福のひと時を味あわせて頂きました
ご馳走様でした!
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