山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

夏の遠征?

2016-08-15 00:18:42 | キノコ狩り
山や源流を旅しながら遊ぶ我らは、天のご機嫌を伺いながらの旅となる。
この夏は釣友と黒部最源流の小屋に4連泊して奥の廊下とその支流を隈なく釣ろうという企画であった。
ところがである、山の天気予報は無慈悲にも計画していた5日間すべてに雨マ-クをつけやがりました。
山や渓は、そこを訪れる人に震えるほどの感動をくれもすれば凶暴な牙を剥くこともある。
山には善意もなければ悪意もない、我らはただ天の采配に黙って従うほかはない。


せめて1日だけでも山を歩きたくて親しんだ牛の寝どおりのブナの森にやってきた。
午前8時、好天の下界とは裏腹に標高1400mのこの森は深い霧に覆われて幻想的な雰囲気を醸していた。





鶴寝山に辿り着くと粉糠雨にベンチが濡れている。





森のあちこちに夏きのこが顔を出していて観察するのが楽しい。





イグチ科のキノコが多いけれど判別できないので写真を撮るだけでパス。





スギタケモドキ







大きなタマゴタケ、今日は10本ほど





僕の手のひらほどもある、パスタの具、天ぷら、汁物が美味しい





タマゴタケの幼菌が可愛い





これも僕の手のひらほどの大きさ





ウスラヒラタケ、これも天ぷらと汁物がいい





この森のチタケは茎が太くて笠も肉厚の上物ばかり





さあ下山してチタケそうめんを味わおう!





今日の収穫の一部、この森を8月に歩くのは初めてなのだけれどこんな上物に巡り会えるとは、、、、





小さな沢の畔に腰を下ろして





先ずはチタケを油で炒め、次に茄子を投入してチタケの出汁をじっくり吸わせてから





麺つゆを作ります





チタケそうめん、絶品でございました。
やはり年に一度はこれを味あわないとあきまへんね!




7月も8月も雨の襲来で長い山旅は叶いませんでしたが、夏きのこを探してブナの森に遊ぶのも楽しいものでございます。
(あぁ、こんなに採れるならハ-レ-乗りのボブさんを誘えばよかったかなあと後悔)
コメント (32)
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