半年ぶりに通いなれた大好きな北信濃を訪ねることができました。
今回は新蕎麦のはしごを楽しんでから、のんびりと千曲川を漂うつもりです。
先ずは富倉蕎麦が美味しいと評判の郷土食堂(ごうどしょくどう)に向かいます。
11時開店の5分前に到着すると駐車場には既に先客が、しかもお客は次から次へとやってきて、、、
開店と同時にテ-ブル席も小上がりも一瞬のうちに満席、人気の程が伺えます。
30人ほどのお客さんの中で蕎麦前を楽しんでいるのは我らだけでした。
野沢菜漬けと枝豆、特に野菜と野草のてんぷらの彩が北信濃の自然を思わせてなんとも美しい趣に!
お蕎麦は平打ちの富倉蕎麦、程よい腰の強さと小気味よい歯ごたえ、なめらかな喉越しを大盛りで堪能しました。
美味しさにつられてあっという間に手繰ってしまい画像がないのが返す返すも残念でなりません。
さて次は熊さん絶賛のお蕎麦屋さんへ、で何が絶賛かというと味もさることながらこの驚愕の富士山盛り!
3人前はあろうかという超大盛り、育ちのよい僕とオ-ちゃんはとても食べきれず残りは熊さんの胃袋へと消えてゆきました。
昼酒のあとは野沢温泉の外湯めぐりに、こんな素敵な湯に誰でも無料で入れるなんていいじゃありませんか。
僕は既に2回ほど外湯めぐりをしているのであと2日もあれば外湯13湯を制覇できそうです。
ここはちょっと高級な温泉宿の一角でしょうか?
野沢温泉はお安い民宿や昔ながらの温泉場特有の夜店やゲ-ム場があったりして夜のそぞろ歩きもまた楽しいのです。
温泉郷の入り口に戻って新田の湯に浸かります。
大酒後の入浴は慎むようにとの注意書きがありますが僕らは小酒の後なので特に問題はありませぬ!
しかししかし、ここの湯は熱湯かと思えるほどにめっちゃ熱くて高血圧の体にはエラクこたえるのです。
エイヤっと気合を込めて入っては涼み、またエイヤっと入っては涼んでいると、人間の感覚って不思議なものですねえ
まるで拷問のように思えた熱湯も次第に心地よくなってきて、いつしか熱湯の刑に酔いしれて気分爽快になってしまう不思議、これはもしやマゾでしょうか?
新田の湯から上がると、それを見計らったように山上湖で待つ寅さんから電話が入った、夕焼けが美しいから早く来いと。
まだ3時半の時刻に夕焼けが美しかろう筈もないのだけれど早く酒をやりたい僕らは誘いにつられて急いで山上湖へと向かった。
飯山の寅さんが手作りのスモ-クサ-モンとスモ-クチキン、寒い夜には何とも有り難い鍋を用意して待っていてくれた。
ビ-ルと酒しか用意していない僕らは、いつもながら寅さんに感謝しながらほんわかした寅さんの笑顔に心が暖かくなる。
今年、黒部デビュ-を果たした寅さんは9月下旬、穴場のO谷で尺上3尾を筆頭にたった3時間で30を超えるイワナを抜きあげていた。
男の夜会に焚火は欠かせない。
寅さんが用意してくれた薪で6時間以上も豪快な焚火を囲んで呑んで語ったということか?
夜も更けて山上湖から眺める星空には満点の星が輝いて、このまま眠らずにいつまでも眺めていたいと思わせてくれる。
焚火から離れると凍えるような冷気に襲われるのだけれどテントの中は暖かくてシュラフに包まれて幸せの眠りに就くことができた。
ぐっすり眠って午前6時、テントから這い出でると肌を刺すような冷気が新しい朝を実感させてくれる。
焚火の前にテントを張った熊さんが夜通し焚火を守ってくれていた。
外気温は零下3~4度、テントに付着した結露を払うとこんな感じになる。
テント内はというと結露も程ほどで真冬のテン泊でダブルウォ-ルとシングルウォ-ルの違いが殆どないことに気付かせてくれる。
誰もいない山上湖、これから静かに朝焼けのショ-が始まるのだ。
山上湖の湖畔を僕は1時間かけてのんびりと散策してみた。
歩き始めは霜に凍えた野沢菜畑から、雑木林を辿っていくと対岸には子宝祈願の石仏と祠が祀られていた。
霧に煙る岬で一心にルア-を投げる若者、ついぞ当りをみることはなかった。
外気温よりも水面の温度が高いために水面から絶え間なく霧が立ち込める
幻想的なこの風景を墨絵にしたらどんなに素敵な絵になるのだろうか?
正直ぼくは誰もいないこの山上湖で2~3日何もしないでひっそりと過ごしてみたいと思ったりするのです。
今回は釣りのために帰省していた寅さんの息子さんも焚火に付き合ってくれました。
熊さんも、遠く飯山の寅さんともネットからのお付き合い。
お気に入りの土地に気の合った同好の士がいることの幸せをつくづく感じさせていただいた一日となりました。
20年以上も通い続けた飯山は僕にとっての第二のふるさと、深い雪さえなかったら僕は飯山に住みたい。
そんな風に思わせてくれる飯山への旅でした。
飯山、野沢温泉、斑尾高原、富倉蕎麦、リンゴ、千曲の流れ、皆様も是非訪れて頂きたいと思います。
寅さん、今回も何から何までお世話になりました。
来年はぜひとも黒部の旅をご一緒しましょうね。
えっ、千曲川下りはどうしたかって?
いいじゃありませんか、そんなこと!
今回は新蕎麦のはしごを楽しんでから、のんびりと千曲川を漂うつもりです。
先ずは富倉蕎麦が美味しいと評判の郷土食堂(ごうどしょくどう)に向かいます。
11時開店の5分前に到着すると駐車場には既に先客が、しかもお客は次から次へとやってきて、、、
開店と同時にテ-ブル席も小上がりも一瞬のうちに満席、人気の程が伺えます。
30人ほどのお客さんの中で蕎麦前を楽しんでいるのは我らだけでした。
野沢菜漬けと枝豆、特に野菜と野草のてんぷらの彩が北信濃の自然を思わせてなんとも美しい趣に!
お蕎麦は平打ちの富倉蕎麦、程よい腰の強さと小気味よい歯ごたえ、なめらかな喉越しを大盛りで堪能しました。
美味しさにつられてあっという間に手繰ってしまい画像がないのが返す返すも残念でなりません。
さて次は熊さん絶賛のお蕎麦屋さんへ、で何が絶賛かというと味もさることながらこの驚愕の富士山盛り!
3人前はあろうかという超大盛り、育ちのよい僕とオ-ちゃんはとても食べきれず残りは熊さんの胃袋へと消えてゆきました。
昼酒のあとは野沢温泉の外湯めぐりに、こんな素敵な湯に誰でも無料で入れるなんていいじゃありませんか。
僕は既に2回ほど外湯めぐりをしているのであと2日もあれば外湯13湯を制覇できそうです。
ここはちょっと高級な温泉宿の一角でしょうか?
野沢温泉はお安い民宿や昔ながらの温泉場特有の夜店やゲ-ム場があったりして夜のそぞろ歩きもまた楽しいのです。
温泉郷の入り口に戻って新田の湯に浸かります。
大酒後の入浴は慎むようにとの注意書きがありますが僕らは小酒の後なので特に問題はありませぬ!
しかししかし、ここの湯は熱湯かと思えるほどにめっちゃ熱くて高血圧の体にはエラクこたえるのです。
エイヤっと気合を込めて入っては涼み、またエイヤっと入っては涼んでいると、人間の感覚って不思議なものですねえ
まるで拷問のように思えた熱湯も次第に心地よくなってきて、いつしか熱湯の刑に酔いしれて気分爽快になってしまう不思議、これはもしやマゾでしょうか?
新田の湯から上がると、それを見計らったように山上湖で待つ寅さんから電話が入った、夕焼けが美しいから早く来いと。
まだ3時半の時刻に夕焼けが美しかろう筈もないのだけれど早く酒をやりたい僕らは誘いにつられて急いで山上湖へと向かった。
飯山の寅さんが手作りのスモ-クサ-モンとスモ-クチキン、寒い夜には何とも有り難い鍋を用意して待っていてくれた。
ビ-ルと酒しか用意していない僕らは、いつもながら寅さんに感謝しながらほんわかした寅さんの笑顔に心が暖かくなる。
今年、黒部デビュ-を果たした寅さんは9月下旬、穴場のO谷で尺上3尾を筆頭にたった3時間で30を超えるイワナを抜きあげていた。
男の夜会に焚火は欠かせない。
寅さんが用意してくれた薪で6時間以上も豪快な焚火を囲んで呑んで語ったということか?
夜も更けて山上湖から眺める星空には満点の星が輝いて、このまま眠らずにいつまでも眺めていたいと思わせてくれる。
焚火から離れると凍えるような冷気に襲われるのだけれどテントの中は暖かくてシュラフに包まれて幸せの眠りに就くことができた。
ぐっすり眠って午前6時、テントから這い出でると肌を刺すような冷気が新しい朝を実感させてくれる。
焚火の前にテントを張った熊さんが夜通し焚火を守ってくれていた。
外気温は零下3~4度、テントに付着した結露を払うとこんな感じになる。
テント内はというと結露も程ほどで真冬のテン泊でダブルウォ-ルとシングルウォ-ルの違いが殆どないことに気付かせてくれる。
誰もいない山上湖、これから静かに朝焼けのショ-が始まるのだ。
山上湖の湖畔を僕は1時間かけてのんびりと散策してみた。
歩き始めは霜に凍えた野沢菜畑から、雑木林を辿っていくと対岸には子宝祈願の石仏と祠が祀られていた。
霧に煙る岬で一心にルア-を投げる若者、ついぞ当りをみることはなかった。
外気温よりも水面の温度が高いために水面から絶え間なく霧が立ち込める
幻想的なこの風景を墨絵にしたらどんなに素敵な絵になるのだろうか?
正直ぼくは誰もいないこの山上湖で2~3日何もしないでひっそりと過ごしてみたいと思ったりするのです。
今回は釣りのために帰省していた寅さんの息子さんも焚火に付き合ってくれました。
熊さんも、遠く飯山の寅さんともネットからのお付き合い。
お気に入りの土地に気の合った同好の士がいることの幸せをつくづく感じさせていただいた一日となりました。
20年以上も通い続けた飯山は僕にとっての第二のふるさと、深い雪さえなかったら僕は飯山に住みたい。
そんな風に思わせてくれる飯山への旅でした。
飯山、野沢温泉、斑尾高原、富倉蕎麦、リンゴ、千曲の流れ、皆様も是非訪れて頂きたいと思います。
寅さん、今回も何から何までお世話になりました。
来年はぜひとも黒部の旅をご一緒しましょうね。
えっ、千曲川下りはどうしたかって?
いいじゃありませんか、そんなこと!