山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

快晴無風の北横岳

2016-03-21 16:21:22 | 山歩き.散歩
北横岳(北八ヶ岳)で軽く足慣らしをしてきました。
標高2200mまで持ち上げてくれるロ-プウェイは鈍りきった体には実にありがたい。
ロ-プウェイ頂上駅でアイゼンを装着し足を固めて歩きはじめます。





快晴無風、気温-1度、締まった雪にアイゼンが心地よく効いて歩きやすい。
樹氷を期待していたのに、ここ何日かのポカポカ陽気で解けてしまって跡形もない。
エビの尻尾もシュカプラも見られなくてちょっと寂しいけれど強風を突いて登るよりはいいかな。





幾度かの急登を詰めて1時間あまり、オ-ちゃんの視線の先には北横岳ヒュッテが佇む。





ヒュッテで小休止してから最後の急登を詰める。
この後、信じられないような急登が待ち受けているのだけれど山では当たり前のことだものね。





ようやく南峰が見えてきた。





雪を頂いた蓼科山が大きい。
南峰で小休止してから北峰に行ってビ-ルだ!





北峰から眺める厚い雲海、朝陽や夕陽に染まったらどんなに美しいことだろうか。





八ヶ岳の主峰、赤岳がカッコイイ!





北峰頂上の端っこに陣取ってさあビ-ルだい!
と、なんとオ-ちゃんに託した2人分のビ-ルをザックに詰め忘れたという。
仕方なく非常用のバ-ボンを開けてロックでやることにする。





少量のバ-ボンでは雪が解けないのでドボドボと注ぐ、あぁ何と香しいことか!
旨い、旨すぎる、ちょいと1杯のつもりが2杯になり、、、これだから山がやめられないのですねえ。





トムヤムクンのカップヌ-ドル、この酸っぱ辛さが体を温めてくれる。





充分に満足して、さあ下山だ!
あぁ今頃になってバ-ボがガツンと効いてきて、雪に嵌った足が抜けない。
教訓、、、山でバ-ボンは禁物です、ビ-ルくらいにしておきましょう!
でもこの教訓は死ぬまで生かせそうもありませんなあ。





帰路、縄文の湯で汗を流してビ-ル、午後9時までたっぷり眠りました。

 


樹氷もシュカブラもなかったけれど快晴無風の八つはとても快適な山でございました。
コメント (22)
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一瞬にして幻想的な世界へ!

2016-03-13 17:03:12 | 山歩き.散歩
奈良倉山で富士を眺めてからほぼ2か月、脇目も振らずに仕事に没頭しておりました。
燃え尽き症候群とでも言うのでしょうか身も心も抜け殻状態で、おまけに足の筋力も驚くほどに落ちています。
それでもリハビリを始めなければと久しぶりにオ-ちゃんを誘ってふるさとに帰りました。

いやあ早春の渓はいいですねえ、しかも長年親しんだふるさと渓は格別なものでございます。
オ-ちゃんはロッドを振ってヤマメと遊びますが、まだ釣欲の湧かない僕は里山の小道をそぞろ歩きます。





なんか久方ぶりに色のある世界に触れたようでとても新鮮な気分です。





蕗の薹の優しい色合いに春の息吹を感じて年甲斐もなく涙が出そうになるのです。





陽だまりを見つけて少し早めの山飯を頂きます。

と、、、、、、、、、辺り一面が見る見るうちに霧に包まれていくではありませんか、、、、








8度あった気温が一気に2度まで急降下して底冷えのする寒さに包まれてしまいます。





すごいなあ、山は一瞬にして幻想的なモノクロ-ムの世界へと塗り替えられてしまいました、、、、





ワクワクする思いで辺りを歩き回り、霧氷を眺めては感動しきりです。
霧氷のついた木々の下にいると、まるで雪がふるようにはらはらと霧の結晶が降りそそぎます。





午後4時過ぎ、いやしの湯のぬるめの温泉にゆっくり浸かって冷え切った体を温めてから
来週の山の予定を語りながら味わう蕗の薹の天ぷらとビ-ルでようやく人心地つきました。




今年も期せずして幸運に恵まれたことに心から感謝したいと思います。

ところで皆さんはもう解禁を迎えられたのでしょうか?

コメント (24)
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