今年の夏は4泊5日で黒部の奥を攻めるワクワクの夏になる筈であった。
なのに、またしても仕事が入ってやむなく3泊4日に計画変更と相成った訳て゛。
しかも、それに追い打ちをかけるようにかくも残酷な仕打ちが待っていようとは誰が予想したであろうか?
夕方6時半に拙宅を出たヒロキっちゃんの車はゲリラ豪雨の暴挙によって諏訪から先の通行止めに遭遇する。
仕方なく下道に出たら出たで、ずぶぬれで逃げ惑う諏訪湖の花火見物の車の渋滞に嵌って身動きが取れなくなってしまった。
結局、扇沢に辿り着いたのは翌朝の8時半、3時間半の行程に14時間を費やして疲労困憊の僕らは黒部なんてもうどうでもよくなっていた。
この窮地を救ってくれたのは釣友の熊さんで、やっぱり持つべきものは友である。
ありがたいことに遠征先の北信から大量の牛のハラミと採れたてのアスパラを携えて扇沢に駆けつけてくれたのだった。
黒部を諦めて日がな一日ビ-ルをあおって昼寝三昧を決め込んだ僕らは、先ずは美味しいビ-ルを呑むために篭川で竿を垂れたがモチ〇ボでした。
とりあえず一仕事を終えて一汗かいた僕らは旨いビ-ルを呑む権利を得たという訳で、、、。
いやいや信州のアスパラに牛のハラミの取り合わせが絶妙でキンキンに冷えたビ-ルの刺激が脳天を突き抜ける~!
たっぷり昼寝をした後は扇沢に移動して、さあ呑み直して英気を養うぞ~!
熊さんのおかげで体力も回復し睡眠もたっぷりとった僕らは始発のトロリ-バスで黒部に向けて出立した。
ヒロキっちゃんは相変わらず90Lのザックにビ-ルやサントリ-角瓶、ワインや夜の宴会用のつまみを満杯に詰め込んでいる。
チタケやタマゴタケを摘みながら登山道をゆっくりと進む。
お約束の長い階段、僕のザックは45Lなのだがなまった体には堪える。
途中の沢で、朝からやっている釣り人ふたりと話をしたが今年は渇水でイワナの遡上がないために2尾の貧果であった。
僕らは諦めてロッドは振らずに小屋に向かい、ビ-ルとチタケひやむぎで一息ついた(というわけで沢の画像はありません)
右側の彼は昨年小屋に同宿し偶然に再開した沢屋さんで7日間をかけて一人東沢を詰めて裏銀座を高瀬に抜けるという強者です。
ビ-ルのあとで2時間ほどN谷でロッド振るも貧果、またしても沢もイワナも画像はありません。
貧果でも夜の宴会は延々と続きます、宴会での話では2週間ほど雨が一滴もなく水量が少ないためどの沢もイワナの遡上がなくて最悪の状態とのことでした。
(2日目)
朝6時の渡しで白き谷に向かいます。
この二人は船窪に一泊して高瀬に下ります。
僕らは登山道の途中から沢に下りてヒロキッちゃんの淹れてくれるコ-ヒ-をすすりながら谷に朝日が射すのを待つことにします。
谷に陽が射し始めた8時半から遡行開始です、いやあ黒部の谷は開豁で気持ちいいのです。
どうですかこのイワナ、惚れ惚れするほどの美しさではありませんか?
この美しさに出逢ったら尺とか尺2寸とか、そんなことはどうでもよくなってしまいますね(もち尺ですが)
ちょうど12時、この木橋で川飯です。
なんとここまでにヒロキっちゃんが2尾、僕が1尾の絶望的な貧果、どないなっとるねん!
1尾はミョウガとオオバと生姜でタタキに、2尾はソテ-にしてイワナバ-ガ-に。
2時間半もかけてビ-ルとワインとイワナを堪能致しました、もうヨレヨレ。
さて2時半、ふらつく足で後半戦です。
ここから様相は一変して奥に進むにつれて大岩が連なる男性的で険しい渓相に変わります。
そして、ようやく黒部の女神がちょっとだけ微笑んでくれました。
M沢の出合い直下の大岩でいくつものイワナがジャンプする光景を目にしました。
水量がないために水底が浅くて大岩を飛び越えられずにこの区間に溜まっていたものだと思います。
(そして最終目)
終わってみれば今年も大満足の黒部となりました。
小屋主の佐伯さんご夫妻とやんちゃな黒柴モモともお別れです。
お心尽くしのおもてなしに感謝の言葉もありません、本当に楽しい3日間になりました。
この平の小屋の佇まいが何とも言えずカッコいいなあ!
帰路、黒き谷でちょっとだけロッドを振ってみました。
いくつもある水場の中で一番おいしい湧水で昼飯です。
冷えたビ-ルをやりながら冷たい湧水で〆たひやむぎを手繰る。
これが世界で一番うまいと錯覚してしまいます、あぁ口福!
もう勘弁してくれ~!
太ももがパンパンに張って、しかもビ-ルでふらつく体で、この長い梯子を見上げると心が折れそうになるのです。
それでも涼やかな黒部の風に吹かれたくてここまで来てしまいます。
また来年も、そして再来年も!
なのに、またしても仕事が入ってやむなく3泊4日に計画変更と相成った訳て゛。
しかも、それに追い打ちをかけるようにかくも残酷な仕打ちが待っていようとは誰が予想したであろうか?
夕方6時半に拙宅を出たヒロキっちゃんの車はゲリラ豪雨の暴挙によって諏訪から先の通行止めに遭遇する。
仕方なく下道に出たら出たで、ずぶぬれで逃げ惑う諏訪湖の花火見物の車の渋滞に嵌って身動きが取れなくなってしまった。
結局、扇沢に辿り着いたのは翌朝の8時半、3時間半の行程に14時間を費やして疲労困憊の僕らは黒部なんてもうどうでもよくなっていた。
この窮地を救ってくれたのは釣友の熊さんで、やっぱり持つべきものは友である。
ありがたいことに遠征先の北信から大量の牛のハラミと採れたてのアスパラを携えて扇沢に駆けつけてくれたのだった。
黒部を諦めて日がな一日ビ-ルをあおって昼寝三昧を決め込んだ僕らは、先ずは美味しいビ-ルを呑むために篭川で竿を垂れたがモチ〇ボでした。
とりあえず一仕事を終えて一汗かいた僕らは旨いビ-ルを呑む権利を得たという訳で、、、。
いやいや信州のアスパラに牛のハラミの取り合わせが絶妙でキンキンに冷えたビ-ルの刺激が脳天を突き抜ける~!
たっぷり昼寝をした後は扇沢に移動して、さあ呑み直して英気を養うぞ~!
熊さんのおかげで体力も回復し睡眠もたっぷりとった僕らは始発のトロリ-バスで黒部に向けて出立した。
ヒロキっちゃんは相変わらず90Lのザックにビ-ルやサントリ-角瓶、ワインや夜の宴会用のつまみを満杯に詰め込んでいる。
チタケやタマゴタケを摘みながら登山道をゆっくりと進む。
お約束の長い階段、僕のザックは45Lなのだがなまった体には堪える。
途中の沢で、朝からやっている釣り人ふたりと話をしたが今年は渇水でイワナの遡上がないために2尾の貧果であった。
僕らは諦めてロッドは振らずに小屋に向かい、ビ-ルとチタケひやむぎで一息ついた(というわけで沢の画像はありません)
右側の彼は昨年小屋に同宿し偶然に再開した沢屋さんで7日間をかけて一人東沢を詰めて裏銀座を高瀬に抜けるという強者です。
ビ-ルのあとで2時間ほどN谷でロッド振るも貧果、またしても沢もイワナも画像はありません。
貧果でも夜の宴会は延々と続きます、宴会での話では2週間ほど雨が一滴もなく水量が少ないためどの沢もイワナの遡上がなくて最悪の状態とのことでした。
(2日目)
朝6時の渡しで白き谷に向かいます。
この二人は船窪に一泊して高瀬に下ります。
僕らは登山道の途中から沢に下りてヒロキッちゃんの淹れてくれるコ-ヒ-をすすりながら谷に朝日が射すのを待つことにします。
谷に陽が射し始めた8時半から遡行開始です、いやあ黒部の谷は開豁で気持ちいいのです。
どうですかこのイワナ、惚れ惚れするほどの美しさではありませんか?
この美しさに出逢ったら尺とか尺2寸とか、そんなことはどうでもよくなってしまいますね(もち尺ですが)
ちょうど12時、この木橋で川飯です。
なんとここまでにヒロキっちゃんが2尾、僕が1尾の絶望的な貧果、どないなっとるねん!
1尾はミョウガとオオバと生姜でタタキに、2尾はソテ-にしてイワナバ-ガ-に。
2時間半もかけてビ-ルとワインとイワナを堪能致しました、もうヨレヨレ。
さて2時半、ふらつく足で後半戦です。
ここから様相は一変して奥に進むにつれて大岩が連なる男性的で険しい渓相に変わります。
そして、ようやく黒部の女神がちょっとだけ微笑んでくれました。
M沢の出合い直下の大岩でいくつものイワナがジャンプする光景を目にしました。
水量がないために水底が浅くて大岩を飛び越えられずにこの区間に溜まっていたものだと思います。
(そして最終目)
終わってみれば今年も大満足の黒部となりました。
小屋主の佐伯さんご夫妻とやんちゃな黒柴モモともお別れです。
お心尽くしのおもてなしに感謝の言葉もありません、本当に楽しい3日間になりました。
この平の小屋の佇まいが何とも言えずカッコいいなあ!
帰路、黒き谷でちょっとだけロッドを振ってみました。
いくつもある水場の中で一番おいしい湧水で昼飯です。
冷えたビ-ルをやりながら冷たい湧水で〆たひやむぎを手繰る。
これが世界で一番うまいと錯覚してしまいます、あぁ口福!
もう勘弁してくれ~!
太ももがパンパンに張って、しかもビ-ルでふらつく体で、この長い梯子を見上げると心が折れそうになるのです。
それでも涼やかな黒部の風に吹かれたくてここまで来てしまいます。
また来年も、そして再来年も!