山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

ぶらり旅

2020-01-05 17:15:07 | 山歩き.散歩
今年は日本百名山の深田久弥終焉の地に参りたい
そんな訳で新年最初の一座は茅が岳をやろうと決めた

1月3日早朝、がら空きの中央高速を相棒オ-ちゃんの車で須玉ICを目指した
あろうことか途中で相棒の気が変わって1日目は鱒を釣りたいと宣い山上のフィッシングエリアに方向転換した
喜々としてロッドを振り始めた相棒を残して僕は荒れ果てた林道を1時間余り遡って向こうに見える名もない山を目指すことにした




通行止めのゲートをくぐって更に歩いてから雑木林に入る
誰もいない静かな冬枯れの山を1時間半ほど徘徊し山飯しながらのビールでようやく気がすんだ




雑木林から林道に戻って少し歩いたところでタラの芽の群生地に遭遇した
周辺にはざっと数えて200本ほどのタラの木が林立している、今シーズンのタラノメはここで決まりですな!




帰りの林道からは甲斐駒ケ岳を中心に南アルプスの山々の眺望が山好きにはたまらない




この日の宿、通された和室には温もりを感じさせる「おこた」が、、、、もうこれだけて百点満点でございます




しかも部屋の窓からは甲斐駒ケ岳の岩峰が眼前に迫り、しばし眺め入ってしいました




小1時間コタツでまどろんでからお風呂へ
この展望風呂がまた素晴らしくて左側には甲斐駒ケ岳の偉容が迫り、正面には八つの全景が広がります
カラスの行水派の我らも流石にこの展望風呂を気に入って1時間を超えて眼前の展望を楽しんでおりました




さあ食事の時間です、大広間に入るとここからも八つの全景がデ~ン!
真教寺尾根、牛首、三ツ頭、権現、阿弥陀、編笠、西岳、雲に隠れた御小屋尾根、そしてなだらかに広がる広大な裾野が素晴らしい!
噴火で山頂が吹き飛ぶ1万年前までの八つは標高2,700mの古富士を抑えて3,400mの古硫黄岳が日本最高峰であったということです
隠れて見えないあの奥には横岳、硫黄、そして更に北八つへの稜線が連なっているのが目に浮かびます




先ずは富士山の溶岩プレ-トで焼く甲州牛のステーキ7片




もちろんA5ランクとはいきませんが程よい刺しが柔らかくて美味しゅうございました




鰻の蒲焼、鱒の燻製、海老と舞茸と山菜の天ぷら、その他全7品を
ビールと焼酎の伴に頂いて大食漢の我らも流石にご飯までは辿り着くことができませんでした(大満足です)

 


午後7時半~午前7時半まで、たっぷり12時間爆睡したあとの朝食の美味しかったこと
この内容で、我らが愛用する山小屋価格なのですから申し訳ないやら有り難いやら、、、、



お腹が満たされてコタツでまどろんでいると山はもうどうでもよくなって2日目もぐうたらを決め込むことになりました
成すべき目標を失ってしまった男というものは何ともやるせないものでございます
コタツにもぐってあれやこれやと考えて出した結論は結局食べることしかありませんでした。



帰りしなに宿の女将さんからお土産にと自然薯を1本ずつ頂いて、向かったのは『長坂 翁(おきな)』さん




雑木林に溶け込むように佇む翁さんは創業者である高橋さんから受け継いだ
お弟子さん(大橋さん)が自家栽培した蕎麦を自家製粉したそば粉で打っているそうです。




お正月だからでしょうか、蕎麦前はレンコン、牛蒡、長芋、卵焼き、蕎麦味噌、南瓜の?、そしてビール




生湯葉と焼き鮭で日本酒

 


ほどよくほろ酔ったところで出されたお蕎麦はうぐいす色のざるそばと食べ応えのある田舎蕎麦の相盛り




更にざるそばを1枚追加、一気に啜って口中に広がる蕎麦と出汁の香りを楽しんでから小気味よい歯ごたえと喉越しを味わう




最後にデザ-トまで美味しく頂きました




こうして新年の旅はまたまた達成感の薄いぶらり旅に成り下がったという次第でございます。

さぁ皆さん、明日からまた仕事ですね
気持ちを切り替えてよい年になるよう頑張りましょうね!






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謹賀新年

2020-01-02 16:32:03 | 独り言
皆様、明けましておめでとうございます。
皆様におかれましては心穏やかに新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。




我が家は今年も家族6人で今年1年の健康と幸せを祈りつつお屠蘇を頂きました。




時には辛い出来事や予期せぬ災害に出くわすこともあるでしょうが、この命に感謝しつつ精いっぱい生きて
この1年が終わるときには、あぁ今年もおもしろい1年だったなあと心から思えるような日々を送りたいと願っています。




皆様も、この一年が幸せに満ちた日々でありますよう心よりお祈り申し上げます。
そして今年もまた釣り旅や山旅を通じてあの感動と喜びを共に味わうことができれば何よりの幸いでございます。
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