山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

2年ぶりのシドケ

2020-05-19 00:40:28 | 自然薯 山菜
巣ごもりして仕事に明け暮れる日々が一段落したという訳ではないけれど
コロナウイルス感染者が減少トレンドになってきたからという訳でもないけれど
ちょっと息抜きがしたくなって久しぶりに山の中の渓に向けて車を走らせてみました。

目に入るのは芽吹いて程ない柔らかな若芽たちと穏やかな流れ




小さな岩魚たちと遊んでもらいながら渓を遡ってシドケを摘もうという算段であったのだけれど
この渇水状態を見てロッドを繋ぐ気にもなれずバシャバシャと流れに入って唯々水の感触を楽しんだ。




岩魚と遊んでいるとここまで優に3時間弱を要するのに、、、、
台風の大水が出る数年前までのこのシドケ畑はそれはそれは太くて上物のシドケの群生地であったのに
ようやく復活したとは言えこんなにか弱い赤ちゃんのようなシドケ達ばかり、いずれまた大群落になってくれることでしょう。




シドケ畑に混生するウドも根こそぎ流されてまだ復活の兆しが見えない
予定していたウドの料理が消えて少々焦り気味、なんとかハリギリの新芽をいくつか見つけた




ここは標高が高いから里に比べて山菜の季節もひと月ほど遅くなる
あと1週間~10日後が食べごろだけれど背に腹は代えられず少しだけ頂くことにする




シドケの可愛い新芽たちをたくさん摘んだ




少し早いけれどハリギリの新芽を四つほど、、、




釣りを諦めたので楽しみは呑んで眠るだけになった
しかもウドが全滅、もしやと持参したマグロをユッケにして急場を凌いでビールと缶チュ-ハイ
シドケはおひたしに、ユッケが甘ダレなのでシドケはポン酢で、ほろ苦いおとなの味が実に良し!




貴重なハリギリの新芽はペペロンチ-ノの主役になってくれた、アリガトネ!



山めしは思うようにはいかないけれど心地よい一日になりました!




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春の香りの贈り物

2020-05-12 00:46:57 | 自然薯 山菜
コロナ禍の昨今、皆さまはいかがお過ごしでしょうか?
釣友や山友たちは喜々として自然の中に飛び出し、誰もいない山や渓を独り占めだったと自慢話を振ってくる
ひと月以上も事務所に引きこもっている僕はというと超多忙な仕事のお蔭で差して羨ましさを覚えずに済んでいる
仕事に煮詰まった時の唯一の息抜きは近くの森林公園を散策したあとベンチでビールを飲ってやり過ごす




そんな折、今週は嬉しいサプライズが続いた
大切なスタッフのふるさと新潟のご両親から沢山の筍とフキが送られてきた





北海道の学友からは今年も食べごろの行者ニンニクが届いた
北海道もコロナウイルスが蔓延しているというのに有り難いことでございます




先ずはギョウジャの生食、、、、、といきたいところですが
匂いも味も強烈で後続の料理の味が分からなくなってしまうので最後に味わいましょう




行者ニンニクのおひたし
風味を損なわないように軽く茹でて冷水で洗ってぎゅっと絞って、、、
今回は醤油で、麺つゆで、ポン酢で、三種の味を楽しみました




筍はなんといってもシンプルにフキとの取り合わせが一番ですね~
甘皮まで美味しく頂きました~!




そして最後の〆は臭っさ~い、辛~い、の行者ニンニクの生食に限ります。




明日の僕は総スカンを喰らって事務所で肩身の狭い1日を過ごすことになりそうです、でも幸せ!



コメント (22)
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