山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

初物の夏きのこ

2024-08-16 17:03:50 | キノコ狩り
大型台風の襲来の前に少しでも野に出ておきたいと永年親しんだ森に出かけてきた
再発した脊柱管狭窄症ゆえ無理せず少しだけでも渓や森に身を置ければそだけで充分に幸せなこと

午前8時、いつもの渓に向かうと朝まずめを釣って脱渓したばかりのルアーマンに出会う
聞くと釣果は芳しくないらしいが痛い足を引きずって異動するのも面倒なので竿抜け狙いに一縷の希望を託した



渓に立つのは今季で2度目、筋肉が落ちているせいか足運びも思うに任せない



真夏だというのにひんやりとした朝の外気が実に清々しくて気持ちいい



あの苔蒸した大きな石の陰から#10のテレストリアルをフィーデイングレ-ンに乗せると流れ出しの手前で岩魚がアタックしてきた



型はさほど大きくはないけれど美しい岩魚に満たされてロッドを畳んだ





さて、渓から車で15分ほど移動したミズナラの林によじ登ってアレを探そうか



緑濃い林間は吹き渡るそよ風と天然のク-ラ-のお陰で実に気分爽快
夏はここにハンモックを吊るしてビールを飲りながら日がな一日好きな本を読んでいられたらどんなに幸せであろうか?



痛い足をかばいつつストックに身を預けながら更に奥に進むと期待に違わずチタケの菌床が広がっていた

 

 

愛しい愛しいチタケに今年も出会えた



成菌幼菌取り交ぜて10本ほど、今日食べるだけならこれで充分



午前10時半、15分ほど車で移動して繁った森の中を流れる小さな枝沢の畔に腰を落ち着けた
今日の酒肴は塩を振りかけただけの冷やしトマトと真鯛のカルパッチョ、ビールと缶チューハイが進む!



なんと不覚にも麺つゆの肝になるナスを忘れてしまってチタケそうめんは次回へとお預けになってしまった
仕方なくチタケ不作に備えて用意しておいた鯛の漬け丼で我慢、もといこれはこれで十分に美味しいのであります!

先ずは塩むすび2個を紙の丼にならして敷き詰めてから、、、

 

すりごま、生姜、麺つゆ、醤油の漬け出汁に20分ほど漬け込んだ真鯛を塩結びの上に敷き詰めたら真鯛の漬け丼ので出来上がり~!
これ皆さん是非お試しあれ、実に簡単で実に美味しい一品になること請け合いでごじゃりまする~!



さて、充分に満たされた僕は清々しい森の中の小さな流れの畔で午睡をむさぼり
その後は八峰の湯で湯に浸かり美味しい料理に舌鼓を打ちつつ夜の9時まで幸せな微睡みを独り占めにしたという次第でございます。

さて翌日は千曲川を隔てた川上村のミズナラの森で未知の菌床を探し当てどれだけの愛しいチタケたちに巡り合えたのでしょうか?

コメント (20)
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