山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

遠征再延期

2023-09-17 17:10:36 | キノコ狩り
東北遠征釣行はまたもや天候に翻弄されて再延期となってしまった
それならばと南アルプスの予報を見ると木曜~土曜は降水確率10%のほぼ快晴
急いで椹島ロッヂの予約センタ-に電話を入れると金曜1日だけ予約が取れて満々のやる気モードで準備完了!

駄菓子菓子、念のため翌日に予報を確認するとナント雨マ-クがついて降水確率60%に変わっていた!
こんなことって信じられます? やむなくキャンセルして、はいキャンセル料5000円なり~!

休みを取っていたので午後の大雨を覚悟のうえで金曜の午前9時に瑞垣の森に入った



釣れないまましばらく枝沢を遡行して斜面を見上げると植生がミズナラやブナに変わっていた
木々は細めだけれど植生が変わるとどうしてもキノコが気になって目は岩魚よりもチタケを探してしまう
そして斜面に生える1本のチタケが目に入ってしまった、ナントいう不運!

 

ピンソ-ルをウェーディングシュ-ズに装着し、でかいプラスドライバ-をストック代わりにして急斜面を攀じ登る
チタケを7~8本摘んだところで両足の筋肉が限界にきてブルプルと震えはじめた
こんな急斜面で両足に痙攣を起こしたら身動きが取れずに転落してしまうかも、、、、



這う這うの体で尾根の平に倒れ込むとナント目の前にもチタケが鎮座している

 

このチタケ、アニメに出てくる悪者が今にも敵に飛びかかろうとしている図に見えませんか?



ブナの根方に並べてみるとちょうど10本、辺りにはチタケがまだ生えているのですが足が言うことを聞いてくれません



一服つけたあと消炎鎮痛剤を足に塗り込んで15分ほど休んで渓に下ろうと歩きはじめると
ブナの倒木にウスヒラタケを見つけてしまって摘むしかありません、人間というものはナント欲深い生き物なのでしょうか?

 


切り立った急斜面を恐る恐る下って渓に降り立った
今日は釣りに来たのだから一尾でも岩魚の顔を見ないことには納得の一日とはなりません



一尾め、ヤマトの血が20%ほど残る岩魚の下顎にムネアカオオアリのフックがしっかり刺さっています
これヘタな証拠だと黒部 平の小屋の小屋主に笑われてしまいそうです



2尾め、これは見事に上顎のど真ん中にフックが刺さっている
この写真を佐伯さんに見せて褒めてもらいたいけれど今頃は天国で笑いながら昼酒を煽っているんだろうなあ(寂)



午後1時半、2尾の岩魚と10本のチタケに充分に満足して林道に下りて遅めの山飯をば
今日はスーパ-で半額セ-ルになっていた牛ハラミのシャリアピンステ-キが美味しかった

 

ビ-ルと缶チューハイを空けて〆のチタケそうめんを作ろうとしていると
空が暗くなり冷たい風が吹き始めた、雨が落ちてくる前兆である
こんなこともあろうかと用意していた流水麺をキムチそうめんにして急いで車内に避難した



来週は晴天が多いのに仕事が詰まっていて身動きが取れない
9月最終週に時間を空けていたのに最終週はまた悪天候予報、どうも今年はあきまへん!
どうか皆さんは今シーズンの有終の美を飾れますように!


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夏キノコふたたび

2023-09-03 15:23:41 | キノコ狩り
月初めの3日間は東北への遠征釣行を計画していたのだけれど
直前に民宿に問い合わせると本流も沢もカラカラで釣りにならないと言われた
やむなく遠征を延期して先々週のキノコ山にもう一度入ってみることにした

キノコは1~2週間の違いで状況が大きく変わつてしまう
前回はチタケにもタマゴタケにも1本も出会えなかったのに今回はご覧の通り
入山してほんの20分ほどの地点で色とりどりのキノコが林立していて思わず笑みがこぼれてしまう

しっかりとした茎と肉厚の傘をもったチタケの親子が実に美しい!



  



この写真を見るとタマゴタケの成長過程が手に取るようによく分かる
タマゴタケの名は幼菌を包むこの白いツボに由来するといわれている

 
 

タマゴタケの成菌はとても大きくて急斜面にあったこれも傘は11センチ、茎も15センチに成長していた
6本摘んだ成菌はソテ-にして頂くことにしよう



ほかにもヤマドリタケモドキ、シロヤマイグチ、アンズタケ、アカヤマドリと思しきキノコたちが
わんさか群生していたのだけれど良く分からないし食指も伸びないのでパスすることにした

 
 

さて林道を下って山飯に致しましょう
ここで頂くのはこれ、あとはバタ-ソテ-用にタマゴタケの成菌を3本使います
残ったチタケとタマゴタケは冷凍保存して時々家で味わおうと思います



殻を割ってみると幼菌が美しくて可愛い



タマゴタケの幼菌を割ってみると正にタマゴ、コレも名の由来になっているのかもしれませんねえ
幼菌は食感を楽しみたいと厚切りにしてトマトに載せてオリーブオイルと塩とレモン汁で頂きます
成菌のソテ-はバタ-と少々の塩だけ、ちょっと火を入れすぎましたが美味しく頂きました



さて〆はチタケそうめん

 

チタケの出汁で頂くそうめん、これを味合わないと夏が終わりません!



さあ来週?再来週?
遠征釣行は実現できるのでしょうか?
恵みの雨に期待したいものでございます






コメント (22)
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