7月の連休は表銀座を5日間かけて堪能しようと計画していたのに、お天気は気まぐれなものでございます。
週間予報だと山形と富山がいい感じ、ならば一度はと考えていたタキタロウ山荘に3連泊して以東岳の後の釣り三昧もいいか。
でも結局は山形も雨マ-クが点灯したので長い山行は諦めて、木曽駒と焼岳を一日ずつやろうと決めた。
午前6時の臨時のバスでしらびだいらへ、そこから千畳敷までロ-プウェイで一気に高度を稼ぐ楽ちん山行だ。
午前7時過ぎに美しいカ-ルを歩きはじめる、ここは一度だけ雪を踏みしめて歩いただけだけれど地形を見ると雪崩の巣であることがよく分かる。
ここから乗越浄土までの急登で息切れして、何度か岩に腰かけて他の登山者に気づかれないように目まいを沈めた。
冬はジグザクに登ると雪崩を誘発するのできつい直登となるが、若い頃は雪崩が怖くて休まず一気に登れたのに今の自分がもどかしい!
乗越浄土に登り詰めると、なんと眼下には厚い雲海が広がり、
その遥か彼方には南アルプスや八ヶ岳の峰々が延々とスカイラインを描いている。
久々の雲海に感動して見飽きることのないこのドラマをしばらくここで眺め続けることにした。
(急登を登り詰めて来たあの彼もきっと感動に心震わすことでしょうね)
乗越浄土から伊那前岳を望む。
先ずは宝剣岳を踏もう、雪の着いた宝剣は一気に難易度を上げるけれど夏ならばなんちゃない。
一番乗りが誇らしげに天辺に立っている、このあとたくさんの登山者が続いて狭い天辺には長居はできなかった。
宝剣山荘の先の天狗荘で靴ひもを締めなおしてから中岳を踏んで木曽駒へと向かう。
木曽駒ケ岳(2956m)
ここから濃ケ池、駒飼ノ池に足を延ばす計画だったけれど、紺碧の空を仰ぐ心地よさに負けて腰を上げる気力が失せてしまった。
噴火で大勢の犠牲者が出た御嶽山が雲の切れ間からかいま見える。
宝剣岳から三ノ沢岳に伸びる稜線、日本の背骨を彷彿させる稜線の力強さ、どの山にも感じるものですねえ。
斜面にへばりつくように建つ赤い屋根の頂上木曽小屋、そこから伸びる木曽前岳が黒部の鷲羽岳に似ていませんか?
頂上木曽小屋の下に建つ青い屋根の玉ノ窪山荘
木曽駒から30分圏内に5軒もの小屋が軒を連ねているということは中央アルプスもなかなか奥深くてファンも多いということなんでしょうね。
木曽駒の頂きでビ-ルにほろ酔って何時間もまどろんでおりました。
さて、これからあの宝剣岳を巻いて下山します。
可愛い山ガ-ルのお二人の後を写真を撮りながらゆっくり歩く巻道もまた楽しゅうございました。
岩場に輝く花一輪、あるがままに生きる姿がいいですねえ。
この岩、どんな風に見えますか?
役の行者にかしずく家来の犬、僕にはそんな風に見えてしばらく眺め入っておりました。
この巻道はメインル-トよりずっとおもしろい。
乗越浄土に着く頃にはホテル千畳敷がガスに包まれておりました。
ここからしばらくは急斜面、まっすぐ下る冬のこの道は結構きびしいのですが夏ならどうということはありません。
黒五のカ-ルが一番好きですが、このカ-ルも捨てたものではありませんね。
これから登る人たちは上の小屋に泊まって荘厳な日没と日の出のドラマを堪能するのでしょうか?
さあ、下山後の楽しみは何といってもこれに尽きますねぇ!
こぶしの湯で汗を流したら、ビ-ル工房のレストランで馬刺しをお代わりしながら地ビ-ル5種類を順番に(写真は毎回同じなので割愛します)
(2日目)
駒ケ根の大田切川の畔で野宿して、午前4時過ぎに安房峠を越えて奥飛騨の中尾高原から焼岳に向かいます。
ところが、長野県側から安房峠を越えて岐阜県側に入ると恐ろしいほどの濃霧に包まれてしまいました。
視界がまったく効かず車を進めることができなくなりまして、、、
やむなく中尾高原ル-トを諦めて、安房峠を少し戻って新中の湯ル-トに変更と相成りました。
このル-トは焼岳南峰の噴火危険地帯の近くを通るためヘルメットをザックに括り付けて広葉樹林の道を歩きはじめます。
1時間半ほど登ると展望が開ける筈の広場なのですがもうガスガスで目の前はホワイトアウト状態で真っ白、もうダメですわ撤退決定!
こうなりゃもうアレしかありませんわね。
有料の安房トンネルを走って新穂高の中崎山荘で温泉に浸かってから飛騨牛の朴葉焼きで舌鼓。
ここの食事処は午後2時に閉めてしまうことも多いので下山のタイミングが合わずようやく今回が2回目、いやあ美味しかったですわ!
午後はいつもの通りひらゆの森で温泉に浸かって骨休め
気まぐれな天候に振り回されながらも、濃霧のお蔭で美味しい飛騨牛にもありつけたしメデタシメデタシということでしょうかね?
週間予報だと山形と富山がいい感じ、ならば一度はと考えていたタキタロウ山荘に3連泊して以東岳の後の釣り三昧もいいか。
でも結局は山形も雨マ-クが点灯したので長い山行は諦めて、木曽駒と焼岳を一日ずつやろうと決めた。
午前6時の臨時のバスでしらびだいらへ、そこから千畳敷までロ-プウェイで一気に高度を稼ぐ楽ちん山行だ。
午前7時過ぎに美しいカ-ルを歩きはじめる、ここは一度だけ雪を踏みしめて歩いただけだけれど地形を見ると雪崩の巣であることがよく分かる。
ここから乗越浄土までの急登で息切れして、何度か岩に腰かけて他の登山者に気づかれないように目まいを沈めた。
冬はジグザクに登ると雪崩を誘発するのできつい直登となるが、若い頃は雪崩が怖くて休まず一気に登れたのに今の自分がもどかしい!
乗越浄土に登り詰めると、なんと眼下には厚い雲海が広がり、
その遥か彼方には南アルプスや八ヶ岳の峰々が延々とスカイラインを描いている。
久々の雲海に感動して見飽きることのないこのドラマをしばらくここで眺め続けることにした。
(急登を登り詰めて来たあの彼もきっと感動に心震わすことでしょうね)
乗越浄土から伊那前岳を望む。
先ずは宝剣岳を踏もう、雪の着いた宝剣は一気に難易度を上げるけれど夏ならばなんちゃない。
一番乗りが誇らしげに天辺に立っている、このあとたくさんの登山者が続いて狭い天辺には長居はできなかった。
宝剣山荘の先の天狗荘で靴ひもを締めなおしてから中岳を踏んで木曽駒へと向かう。
木曽駒ケ岳(2956m)
ここから濃ケ池、駒飼ノ池に足を延ばす計画だったけれど、紺碧の空を仰ぐ心地よさに負けて腰を上げる気力が失せてしまった。
噴火で大勢の犠牲者が出た御嶽山が雲の切れ間からかいま見える。
宝剣岳から三ノ沢岳に伸びる稜線、日本の背骨を彷彿させる稜線の力強さ、どの山にも感じるものですねえ。
斜面にへばりつくように建つ赤い屋根の頂上木曽小屋、そこから伸びる木曽前岳が黒部の鷲羽岳に似ていませんか?
頂上木曽小屋の下に建つ青い屋根の玉ノ窪山荘
木曽駒から30分圏内に5軒もの小屋が軒を連ねているということは中央アルプスもなかなか奥深くてファンも多いということなんでしょうね。
木曽駒の頂きでビ-ルにほろ酔って何時間もまどろんでおりました。
さて、これからあの宝剣岳を巻いて下山します。
可愛い山ガ-ルのお二人の後を写真を撮りながらゆっくり歩く巻道もまた楽しゅうございました。
岩場に輝く花一輪、あるがままに生きる姿がいいですねえ。
この岩、どんな風に見えますか?
役の行者にかしずく家来の犬、僕にはそんな風に見えてしばらく眺め入っておりました。
この巻道はメインル-トよりずっとおもしろい。
乗越浄土に着く頃にはホテル千畳敷がガスに包まれておりました。
ここからしばらくは急斜面、まっすぐ下る冬のこの道は結構きびしいのですが夏ならどうということはありません。
黒五のカ-ルが一番好きですが、このカ-ルも捨てたものではありませんね。
これから登る人たちは上の小屋に泊まって荘厳な日没と日の出のドラマを堪能するのでしょうか?
さあ、下山後の楽しみは何といってもこれに尽きますねぇ!
こぶしの湯で汗を流したら、ビ-ル工房のレストランで馬刺しをお代わりしながら地ビ-ル5種類を順番に(写真は毎回同じなので割愛します)
(2日目)
駒ケ根の大田切川の畔で野宿して、午前4時過ぎに安房峠を越えて奥飛騨の中尾高原から焼岳に向かいます。
ところが、長野県側から安房峠を越えて岐阜県側に入ると恐ろしいほどの濃霧に包まれてしまいました。
視界がまったく効かず車を進めることができなくなりまして、、、
やむなく中尾高原ル-トを諦めて、安房峠を少し戻って新中の湯ル-トに変更と相成りました。
このル-トは焼岳南峰の噴火危険地帯の近くを通るためヘルメットをザックに括り付けて広葉樹林の道を歩きはじめます。
1時間半ほど登ると展望が開ける筈の広場なのですがもうガスガスで目の前はホワイトアウト状態で真っ白、もうダメですわ撤退決定!
こうなりゃもうアレしかありませんわね。
有料の安房トンネルを走って新穂高の中崎山荘で温泉に浸かってから飛騨牛の朴葉焼きで舌鼓。
ここの食事処は午後2時に閉めてしまうことも多いので下山のタイミングが合わずようやく今回が2回目、いやあ美味しかったですわ!
午後はいつもの通りひらゆの森で温泉に浸かって骨休め
気まぐれな天候に振り回されながらも、濃霧のお蔭で美味しい飛騨牛にもありつけたしメデタシメデタシということでしょうかね?