山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

進化を遂げる焚火野宿会(4年目)

2013-12-10 03:28:52 | 川飯.B級グルメ
この日、朝8時に家を出た僕とオ-ちゃんが一仕事終えて呑み始めたのは午後2時を回っていた。
僕は丹沢の山を歩き、オ-ちゃんは夜の宴会用にと鱒を釣った。
午後4時、焚火の薪が尽きると真冬の寒さに体が芯まで冷えてきてたまらずに『いやしの湯』に浸かってまたビ-ル。






一仕事と言うのはこれ!
鱒を開いて濃い塩水に1時間ほど漬け込み、冷水でよく洗ってから陰干しをする。






午後8時、呑兵衛の河原乞食たちが集まってあっという間に宴会場がセットされる。
4年も続けていると焚火用の薪、テ-ブル、ライト、酒、自然薯、数々の料理と誰言うともなく担当が決まっていて驚くほど手際がいい!






先ずは定番となった自然薯と馬刺しで夜会が始まる。
熊さんの自然薯が無いと夜会は成立しないほどの人気で朝から山に入って6本を掘ったそうな。
あまりの旨さに皆あっという間に平らげてしまうのだが、朝堀りしてきれいに洗ってからすりおろし
出汁を加えながらスリコギできめ細かな自然薯に仕上げるまでにどれだけの時間を要していることか、熊さんに感謝せずにはいられない。

 




その熊さんは日本酒党で、熊さんの相手をさせられた初参加の一人が完全につぶされて信じられない事件が後に起こることになる、、、、、
連続参加で中心メンバ-のみ-さがちゃんが自然薯用に極上の白飯を炊き上げた。
み-さがちゃんには毎回、釣りたての海の幸を期待しているのだが今回は忙しくて魚屋でイカを調達して皆のヒンシュクを買い拷問を言い渡されることとなる。

 



熊さんのイカのワタ焼きとシロコロ、絶品!

 



熊さんの釣りの弟子のyukkyちゃんがおでんを仕込んでいる。
4年前は寒さに震えているばかりの彼も今では出汁作りから自分で手掛けるまでに成長して熊さんのシゴキの成果が伺える。





オ-ちゃんの燻製が良い感じに仕上がった。





出来立ての燻製も絶品!





ぐっさん(good speedさん)が鍋の準備に取り掛かる。
鯛をまるごと焼き、ネギも焼いて利尻昆布とともに出汁をとる。

 



良い食材に手をかければかけただけ料理は旨くなる。
これはもう夜会料理を遥かに超えた料亭の味に仕上がってその美味しさにうっとり!





朝飯用に鮎の焼きがらしを焼く。





酒の〆はヒロキチちゃん定番の野菜ス-プ。
暖かくて優しい味が寒い夜にはありがたい。





と、思っていたらナントなんと鯛と利尻昆布の残った出汁でソ-メンですと、、、
僕は2杯もお代わりして料亭の味を堪能し、進化を遂げた料理の数々を味わい尽くした一夜となりました。















午前6時、ちらほらシュラフから起きだして、、、、、







熊さんがミルで挽いたコ-ヒ-を淹れ、ぐっさんがバウル-でホットサンドを焼き始めると腹を空かせた河原乞食たちが周りをうろつき始めます。





コクの深まった野菜ス-プ、味のしみ込んだおでん、アユの焼きがらし、そして絶品のホットサンド
前夜にあれだけ食べたのに、ゆったりとした時間の中にいると朝飯も一層おいしく食べられるものですね。

 
 


いやいや本当に豪華な酒肴をめいっぱい堪能させて頂きました。
また来年、事故なく楽しく遊んで、元気な姿でここに集えることを楽しみにしたいと思います。







熊さんに酒の洗礼を受けた初参加の一人は酔いつぶれて焚火に靴が焼かれるのも気づかずに爆睡しておりました。
その残骸がこれ、ヒロキチちゃんに助け出されて何とか足は無事だったようですが初参加の人はくれぐれも熊さんの暴挙にご注意を!






参加して頂いた8人の皆さん、ありがとうございました。
今回参加できなかったルア-Kちゃん、佐久のじじさん、放浪の源流師Nさん、へっぽこフライ師さん、ボブさん、寅さん、しょうさん
来年こそは、ここでお会いして楽しくやりたいと願っていますね!


皆さんも、どうぞ良いお年をお迎え下さいますように!




コメント (26)
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